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世界樹ダンジョン(仮)  作者: 珊瑚
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食事

「それじゃあ拠点作成やってきますか!まずは足元の皮を剥いで…片っ端からアイテムボックスにぶち込みます。しばらくしたらアイテムボックスに入らなくなるので、全部繊維に変えます。後、ナイフが壊れたら作り直します。それを繰り返していくこと約3時間!だいたい5メートル四方の皮剥完了!」


いや、自分でも思うよ変なテンションだなって。

けどさ、こんなところに1人でいたら精神もおかしくなるってもんだよ。

そんな3時間の成果はこんな感じ


・5メートル四方の土地の皮むき完了 ただしまだ平らでは無い

・大量の繊維

・合成のレベルが1から2になった

・スキル短剣術の取得


重要なのは3つ目と4つ目だと思う。

これでスキルはポイントに頼らなくても入手して強化できることがわかったので、暇があったら何かに挑戦するのもいいかな。

木の皮を剥いているだけでも短剣術が貰えたし条件は緩いんだと思うしね。

もしかしたらこの木が世界樹だからかもしれないけど。

そして今の最大の問題…

そう食事!


「拠点を作るのはいいけど、腹が減った…ここで食べられるものなんてあるのか?皮茶もあったし期待してもいい…よな?」


そう言って俺は食べられそうなものを探し始める。


「果実があったら最高なんだけど、あったとしても枝の先だろうからなぁ…となると葉か薄皮か?薄皮は動物も食べてるしまず食えるだろ。葉は普通に食えそうだしな。じゃあ薄皮からいってみますか」


足元の皮を取り、出てきた薄皮を丁寧に剥がす。

見た感じは大根の皮が近いだろうか?


「とりあえず合成を試してみるか…合成」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキルレベルが不足しています

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「レベル不足か…レベル3になったらできるようになるかな?それじゃあ食べてみますか…いただきます!」


覚悟を決めて薄皮を少し口の中に放り込む。


当たり前だけど木の味がする…

幸いそこまで木の味が強い訳じゃないから食べれないレベルでは無い…かな。

食感はイカの干物とかに近いかも?

なかなか噛みきれずに噛めば噛むほど味が出てくるところがすごい似てるね。

まあ、味は出てこない方が嬉しいんだけど。


「…あー、キツかった…薄皮を食べ終わったことだし、葉と果実を探しに行きますか」


俺は枝の先へと歩き出した。

葉は近くに生えているが、出来れば果実も欲しいため探すついでに枝を1周してこようと思っている。


しばらく歩いたが、まだ果実は見つかっていない。

葉の影に隠れているのか、そもそも世界樹の果実はないのか。

出来れば前者であって欲しいが…


「ってあった!?」


葉が密集している所を注意深く見ていると、ちらっとだが赤い物が見えた。


「あれは果実…だよな?よっしゃあ!!」


果実を見つけたことで喜びが湧き上がってきた。

まあ、乗ったら折れてしまいそうな場所にあるため、今取る事は難しいだろうが。

それでも果実があるというのは精神的にとてもありがたいことだった。

薄皮と葉だけしか食べれない生活をしていたら3日と持たない自信がある。


「今あれを取るのは難しそうだし、葉を取って戻りますか」


俺は比較的大きな枝を選んで進み、葉を100枚ほどむしり取る。

多いように思えるかもしれないが、おそらくこれから主に食べることになるだろうし、合成にも使えるはずなので決して多くはないと思う。

そして小さくちぎって口に入れる。

肝心の味だが…


「うーん…臭みが強いレタスっぽい味。まあさっきの薄皮よりは全然ましだね。食べるんだったらこっちかな」


それから元の枝に戻ってきたので、合成を試してみることにした。


「合成」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・世界樹の雫

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


これは…水っ!

作るしかない!


「合成 世界樹の雫!!」


合成を使うとアイテムボックスの中で世界樹の雫が作られる。

それを確認した俺は早速世界樹の雫をアイテムボックスから取り出す。

すると手に小さめのガラス瓶に入った液体が現れる。

瓶についていた蓋を開け、入っていた液体を一気に飲みほす。


「あー!生き返る!」


味は気の抜けたサイダーのような味で、温度が低いわけでもない。

それでも、数時間水分をとっていなかった喉を世界樹の雫は優しく潤していった。

そして、人らしいものを食べたからか、世界樹の雫を飲み終えたところで今まで押さえつけていた感情が爆発した。


「あああぁぁ…どうしてこんなことになったんだよ!!確かにライトノベルは好きだしたまに異世界行ってみたいなぁとか考えたことはあったけどさ!それでも木の上に1人で食うものもなくて…ふざけんな!!くそっ!絶対生き抜いてこんなことになった元凶をぶん殴ってやる!…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!…」


そこから先はは言葉にならない嗚咽だった。

久しぶりに人らしい物に触れ、冷静でいられるための何かが壊れたのだろう。

ひとしきり泣いた後、紡木は立ち上がり叫んだ。


「俺は絶対生き残る!そして地上に戻ってやる!もし元凶がいるのなら…殴りに行くから首洗って待ってやがれ!」


こうして俺の世界樹での生活は始まった。


これでプロローグ部分は終わりです。

次か次の次の話辺りにはダンジョンに入ると思います。

面白い!続きが気になる!と思っていただけたらブックマーク、評価等をしていただけるとやる気がでます。

更新ペースが上がるかはわかりませんが…

これからも世界樹ダンジョン(仮)をよろしくお願いします。

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