職業
今日は後1回投稿するかもです。
「よし、今更だけど状況を整理しよう。今いる場所は雲よりも高い木の上で、ステータスがあって、けどステータスはまじ低いと…いや意味わからん！」
広大な空に俺の声が響き渡る。
「とりあえずステータスをしっかり確認してみるか。他にできることもないしな」
そう言って目の前に浮かんでいるタブレット…いやステータスボードに目を移す。
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木暮 紡木 Lv1
種族：人間
職業：［設定］
ステータス［0］
HP 10/10
MP 0/0
力 1
魔力 1
敏捷 1
防御 1
器用 1
運 1
スキル［10］
無し
称号
無し
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「うーん…なにか出来そうなのは職業とスキルの横にある数字か？とりあえず触ってみるか」
俺は恐る恐るステータスボードの職業に手を伸ばす。
職業の設定に触れると、新しい表示が現れた。
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転職可能職業
・S*wt;s?#\
・合成師
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「2つだけ？しかも片方バグってるんだが…先にスキルを見ておくか」
次にスキルの横にある数字に手を伸ばす。
こっちもなにかあってくれればいいのだが…
「お、開いた」
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獲得可能スキル
共通スキル▽
職業スキル▽
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「スキルには共通スキルと職業スキルがあるのか…とりあえず▽をタップしてと」
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獲得可能スキル
共通スキル△
・アイテムボックス ・鑑定
・剛力 ・強魔・疾走 ・堅牢 ・精緻 ・強運
職業スキル△
職業が設定されていません
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「共通スキルはステータスに対応してるのか？職業スキルは職業を設定してないから見れないと」
ここでの選択がこれからの生活にかかっているため、俺はこれまでにないほど頭を働かせていた。
まあ、普通の高校生が頭を働かせたところで完璧な考えは出てこないが…それでも何も考えないよりはましだろう。
「結局職業を先に決めないとダメなのか…職業は合成師とバグってるのの2つ。ラノベを元にするならバグってるのは大抵チートなんだけど…もし戦闘系だったら99%役に立たないし、合成師は木からなにか作れるかって話だけど…バグってるのよりかは期待できるよな…少なくとも戦闘系ではないし」
やはりこの職業決めで1番大切なことはこの状況から脱出できるかどうかである。
バグっている職業は一発逆転の可能性はあるがその可能性は低い。
一方合成師はこの状況から抜け出すことは出来なさそうではあるが、少なからず状況の改善は出来そうである。
それらを踏まえ紡木がだした答えは…
「よし、合成師にしよう！」
そう言って合成師をタップする。
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本当によろしいですか？
Yes
No
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「Yes！」
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本当にいいんですね？
Yes
No
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「Yesって言ってるだろ！」
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本当によろしいのですか！？
No
Yes
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「だからYes…って危なっ！YesとNoをさりげなく逆にしてやがる…Yesと」
このステータスボード意思を持ってるんじゃないだろうな…
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…合成師に転職しました。
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「ようやく合成師にできた…それじゃあ職業スキルを確認してみますか！」
ステータスボードが残念そうな表示をしていたとか知らない。
…バグってるのにすれば良かったかな？
