強化プログラム
久しぶりの投稿なのに短くてすいません。
次はもっと長くする…はずなので許してください。
翌日俺は街へと向かっていた。
他にやることがないから…っていうのは前にも言ったか?
まあいいや。
今日はどんなゴーレムがいるのかなーっと。
しばらく歩いて屋敷に着くと、そこにいたのは前回と同じ犬…狼のゴーレムだった。
「また同じゴーレムですか?こんなのなら簡単に勝てますよ?」
「お前のためだけに新しいゴーレムを作っているんだ、同じ物でもあるだけ感謝したらどうだ?今日は昨日とは少し違うしな」
しばらくゴーレムを観察するが見た目の違いはわからず、鑑定でも昨日と同じ結果だった。
「何が違うかわからないんですけど…」
「正解は…数だ」
フードがそう言うと、近くの物陰から俺を囲むように新しく3体の犬ゴーレムが現れた。
…昨日1体だけでも苦戦したのに4体?
無理な気がするなぁ。
まあ、死ぬことはないわけだし、気楽に行きましょう!
「そうそう、死ぬ直前で蘇らせてやるから安心して死ね」
「なんか怒ってません!?」
「なんのことかわからないな。さあ行けゴーレム!」
意気揚々とゴーレムに指示を出すフード。
それと同時に4方向から犬ゴーレムが飛びかかってくる。
なんとか倒そうとするも4方向から攻撃がくる…時間差でなので、反撃ができない。
しかも前回と違い、噛みつきでの攻撃を全く行ってこないため前回と同じ作戦は使えない。
さらに、レベルが低いためナイフが当たっても少し傷がつくぐらいで全くダメージが入っていない。
「…こんなの勝てるはずないだろ!!」
街に俺の叫びが響くが攻撃の手は止まず、3回程死にかけた所でようやくフードがゴーレムを止めてくれた。
「これでわかっただろう。お前が以下に弱いかが!これからは私のことを少しは敬え!…そもそもお前は私の名前を覚えているのか?」
いやー…わからん。
「えっと…フードさん?」
「違う!私はレイ・フィルベンス!今のエルフの族長であり、世界樹の守護者であるレイ・フィルベンスだ!」
あーそんな名前してたね。
「さあ、私の名前を言ってみろ!」
どっかで聞いたことがあるセリフだな…
「えっとレイ・フルベスさん?」
苗字の部分覚えにくいんだよな…
「違う!レイ・フィルベンスだ!覚えたか?もう一度言うぞ、レイ・フィルベンスだ!ほら言ってみろ!」
「レイ・フィルベンスね?わかりましたよ」
はっ、言葉使いが荒く…
まあ、いっか。
「ようやく覚えたか…よし、では今から強化プログラムを開始する!」
「強化プログラム?」
なんだそれ?
「返事ははいかyesかJaだけだ!」
鬼教官!?
なんだか嫌な予感が…
「手始めに街を3週だ!」
「え!?」
街を3週って…死ぬよ?
「返事ははいかyesかJaだけと言ったはずだ!プラス2週!」
「g…Ja!」
危ない、また増やされる所だった…
「わざわざJaを選ぶか…まあいいさっさと行ってこい!」
「Ja!」
こうして俺の強化プログラムは幕を開けた。
走り込みをした後にゴーレムとの戦闘をして、その後はアイテムを作成する。
休憩は30分の食事と4時間の睡眠のみ。
それ以外だと気絶しても回復させられて叩き起こされる。
いったいどこで間違えたかなぁ…
ステータスを敏捷にふったところか?
そんな訳で私は死にそうです。
誰か助けて…