樹中都市
すいません、投稿遅い&短いです。
明日は改善する…はず。
…私の街?
この…名前なんだっけ?
とりあえずフードでいいか。
フードはこの街の領主か何かなのか?
というか街があるとかこいつは人…なのか?
もし人ならこのダンジョンは最近出来たんじゃなくて、他の世界からテレポートしてきたとかだったりするのか?
…そっちのが正解な気がするな。
というか、さっきからなんか違和感があるんだよなぁ…
そう考え、フードについていきながら街を注意深く観察する。
そして俺は違和感の招待を突き止めた。
人の代わりにゴーレムが動き回っているのでわかりにくかったが、この街には人が1人もいないのだ。
人がいないな…
見えない場所にいるだけなのかもしれないが、もしフードしか住んでいないとしたら、1人で街を作ったか、フード以外の住民が死んでしまったかだが…
ゴーレムがいるから1人で街を作ることはできるだろうが、メリットが感じられない。
住民が一斉に寿命死などとは考えられないので、病気が蔓延したか何かに殺されたのか…
病気だとすると、フードだけが生き残るなんて可能性は低いだろうから、何かに殺されたというのが正解なのではないだろうか?
何体ものLv80以上のゴーレムを倒しきれるような『何か』がいるのなら、だが。
そんなことを考えながら歩いていくと、フードが巨大な屋敷に入っていく。
…とりあえずついてきたけど、この屋敷に何か言葉が話せるようになるアイテムでもあるのか?
まあ、入ってみればわかるか。
言葉が話せるようになったら色々と聞いてみないとな。
フードは屋敷のなかに入ると、倉庫のような部屋に入っていき何かを探していた。
しばらくして戻ってきたフードは指輪を俺に渡してこう言った。
「紡木、これを付けてみてくれ」
うわっ!
びっくりした…
この指輪をつけると何かあるのか?
…大きさあってるかな?
俺はフードから指輪を受け取り、とりあえず左手の人差し指にはめる。
すると、指輪が縮まり指にフィットしたサイズに変わった。
「おお!これがマジックアイテムか!」
「良かった、効果はあるみたいだな」
予想はしてたけど、この指輪自動翻訳機能でもついてるっぽいね。
とりあえず意思疎通が楽になりそうで良かったー。
「それじゃあ、どうしてここにいるのか教えてくれないか?」
これは普通に話した方がいいよな。
信じて貰えるかは別としてだけど…
「実は…」
俺はここに来るまでの経緯をフードに話した。
細かい所は違っているかもしれないが、仕方ないだろう。
話が終わると、フードがこうつぶやいた。
「…どうやら嘘は言っていないようだな」
どうやら嘘を感知するスキルも持っているようだ。
…チートすぎない?
とりあえずこっちも聞きたいことを聞いときますか!
「すいません、質問してもいいですか?」
「…ああ、いいぞ」
よっしゃ!
これで地上に帰る手がかりをゲット出来たらいいなぁ。
「ここから地上に帰る方法ってありますか?」
「…すまない、わからないな。私も君と同じようにここに来たのは初めてなんだ。私の場合、気がついたら街ごと転移していた訳だが…」
残念、地上にはまだ帰れそうもないな…
そして、やっぱり転移して来ていたのか。
自分と似たような境遇の人がいると気分が楽になるよね。
あ、そうだ。
「もう1ついいですか?」
「いいぞ」
「この街って貴方以外の人は住んでるんですか?」
やっぱりこれは聞いておきたいよな。
「…ああ住んでいるよ。人数は少なくなってしまったがな」
…これは地雷踏んだか?