表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界樹ダンジョン(仮)  作者: 珊瑚
14/22

樹中都市

すいません、投稿遅い&短いです。

明日は改善する…はず。

…私の街?

この…名前なんだっけ?

とりあえずフードでいいか。

フードはこの街の領主か何かなのか?

というか街があるとかこいつは人…なのか?

もし人ならこのダンジョンは最近出来たんじゃなくて、他の世界からテレポートしてきたとかだったりするのか?

…そっちのが正解な気がするな。

というか、さっきからなんか違和感があるんだよなぁ…


そう考え、フードについていきながら街を注意深く観察する。

そして俺は違和感の招待を突き止めた。

人の代わりにゴーレムが動き回っているのでわかりにくかったが、この街には人が1人もいないのだ。


人がいないな…

見えない場所にいるだけなのかもしれないが、もしフードしか住んでいないとしたら、1人で街を作ったか、フード以外の住民が死んでしまったかだが…

ゴーレムがいるから1人で街を作ることはできるだろうが、メリットが感じられない。

住民が一斉に寿命死などとは考えられないので、病気が蔓延したか何かに殺されたのか…

病気だとすると、フードだけが生き残るなんて可能性は低いだろうから、何かに殺されたというのが正解なのではないだろうか?

何体ものLv80以上のゴーレムを倒しきれるような『何か』がいるのなら、だが。


そんなことを考えながら歩いていくと、フードが巨大な屋敷に入っていく。


…とりあえずついてきたけど、この屋敷に何か言葉が話せるようになるアイテムでもあるのか?

まあ、入ってみればわかるか。

言葉が話せるようになったら色々と聞いてみないとな。


フードは屋敷のなかに入ると、倉庫のような部屋に入っていき何かを探していた。

しばらくして戻ってきたフードは指輪を俺に渡してこう言った。


「紡木、これを付けてみてくれ」


うわっ!

びっくりした…

この指輪をつけると何かあるのか?

…大きさあってるかな?


俺はフードから指輪を受け取り、とりあえず左手の人差し指にはめる。

すると、指輪が縮まり指にフィットしたサイズに変わった。


「おお!これがマジックアイテムか!」


「良かった、効果はあるみたいだな」


予想はしてたけど、この指輪自動翻訳機能でもついてるっぽいね。

とりあえず意思疎通が楽になりそうで良かったー。


「それじゃあ、どうしてここにいるのか教えてくれないか?」


これは普通に話した方がいいよな。

信じて貰えるかは別としてだけど…


「実は…」


俺はここに来るまでの経緯をフードに話した。

細かい所は違っているかもしれないが、仕方ないだろう。

話が終わると、フードがこうつぶやいた。


「…どうやら嘘は言っていないようだな」


どうやら嘘を感知するスキルも持っているようだ。

…チートすぎない?

とりあえずこっちも聞きたいことを聞いときますか!


「すいません、質問してもいいですか?」


「…ああ、いいぞ」


よっしゃ!

これで地上に帰る手がかりをゲット出来たらいいなぁ。


「ここから地上に帰る方法ってありますか?」


「…すまない、わからないな。私も君と同じようにここに来たのは初めてなんだ。私の場合、気がついたら街ごと転移していた訳だが…」


残念、地上にはまだ帰れそうもないな…

そして、やっぱり転移して来ていたのか。

自分と似たような境遇の人がいると気分が楽になるよね。

あ、そうだ。


「もう1ついいですか?」


「いいぞ」


「この街って貴方以外の人は住んでるんですか?」


やっぱりこれは聞いておきたいよな。


「…ああ住んでいるよ。人数は少なくなってしまったがな」


…これは地雷踏んだか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ