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諏訪大明神

諏訪に移転した工場では格さんが今までに行ってきた勝頼曰く実験と仕分けなる作業をまとめていた。


*金山から出た石をとにかく砕いて選別。色、硬さで分ける。特に朝日を当てると光る石は色別に分ける。➡︎一部ガラスを作るのに使ったが残ってる方が多い。

特に朝日で光る石は貴重だそうだ。


*鉛、銅はとにかく集めとく。銃の弾や、コイルを作る銅線になる。


*電気分解というのを教わった。水、温泉、汗、身の回りの液体に電気を流して出来た物をガラスで作った容器に入れてある。電極に付いたカスも集めてある。

酸とアルカリと言っていた。何の事やら?


*炎色反応と言っていた、火の中に色々な金属粉を入れるとどうなるか試せと言われやってみたらすごい事になった。


*滑車の原理と歯車を使って力を伝達する事を教わった。



その他色々あるので、引っ越しに合わせて整理した。



助さんは勝頼から次の武器を作るよう言われていた。現在同時に4種類の新兵器を開発している。

すでに、いくつかは製造部は委託して量産に入った。誰もいない助さん専用実験室で笑顔全開で仕事している。

実は勝頼からご褒美で、女性秘書をつけてもらった。一般的にハゲはスケベというがそのまんまなので笑顔が止まらない助さんだった。



悟郎は勝頼に言われ遠江に潜入していた。そこに勝頼の欲しいものがあるというのだ。


目指すは菅山村。現在の牧之原市相良町である。




玉さんは、部下と戦術の訓練を繰り返す。合図とともに攻める、引く、陣形を広げる、たたむ。鉄砲、槍、弓矢、それと勝頼から借りた新兵器を組み合わせ、いざという時に使えるように。



高さんは、他の旗本と勝頼を絶対に守りきる為、防御用新兵器の訓練とともに、お幸率いる護衛隊員との模擬戦闘訓練に明け暮れていた。

怪我が絶えなかったが、格さんの作った塗薬や、かつよりんZという謎の液体を飲むと元気が出て戦闘力はかなりアップしていた。




真田昌幸は玉さんと高さんの訓練を見て、真田流のやり方を教えてさらにレベルアップさせていた。

昌幸の助言は的を射ていて、弱点の殆どが克服されていった。





勝頼は雪姫との時間を楽しんでいた。ほとんど城から出なかった。綱紀は勝頼の動きを見張っていた為、他の家臣の動きには気付いていなかった。暫くして雪姫は懐妊した。





時は過ぎ、勝頼は諏訪神社にきていた。いつもは上社の方が近いので上社に参るのだが、考え事をして馬に乗っていたら下社にきていた。

土地の者から上社と下社では祀られている神様が違うという話を聞いた。


「同じ諏訪大明神なのではないのか?」


「へえ、そうなのですが、古い謂れによりますと上社が建御名方神(タケミナカタ)で下社が八坂刀売神(ヤサカトメ)を祀っております。上社が男神で、下社は女神でご夫婦と言われております。」


それは知らなかった。そういえば、諏訪湖が凍って割れるやつ、なんて言ったっけ?神様が渡る道とかって聞いた気がする。会いに行くのかな?


『そうなのです。』


「??????」



なんか聞こえたような。

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