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もう1人の転生者

勝頼は歴史を知っている。20歳までに武田の跡取りとして重臣に認められる、それを目標とした。信玄が死んだ後、皆が従わねば天下統一はできない。


現代も戦国も結局は人である。



勝頼は古府中へ赴いた。


「お屋形様、川中島での大勝利。恐悦至極にございます。」


「勝つには勝ったが失った物も大きい。だが戦はそういうものだ。」


「次の戦には是非にこの四郎の従軍をお認めくださいますようお願いに参りました。四郎も15歳、もうじき16になります。子供ではありません。」


「考えて置く。」


「それと、川中島を織田の間者が探っておりました。織田信長とはどういう男でございますか?勘助に探らせているのではないかと。」


「勘助は死んだ。川中島でな。」


山本勘助は死んでました。


「勘助は信長は天に愛されていると言った。信長の行く所に道が自然と開かれるそうだ。だが、信長は余を恐れているようだ。贈り物がよう届く。」


「某もお屋形様に贈り物がございます。四郎が塩硝を作ったのは覚えておいでで。」


「そういえば毎年大量の塩硝を献上してくれているの。助かっておる。」


「今日は次の新製品を持ってきました。新型鉄砲、武田1号です。」


そう、まずは信玄にプレゼントしたのです。




勝頼は諏訪に寄ってから高遠に戻った。敢えて太郎義信には会わなかった。




信玄は驚いた。まさに新兵器である。


「10年前は鉄砲など戦では使い物にならんと思っていた。それがどうだ。信長は鉄砲を使い勢力をまたたくまに広げている。時代は変わった。新しい戦法を使うものが生き残る。」


試し撃ちが楽しくてその日のうちに勝頼が置いていった弾丸5発を使い果たし、慌てて弾丸を送るよう依頼した。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




俺は何でこの時代に。歴史に詳しくない俺でもさすがにわかる。このまま行けば天下人だ。


だが、キツイ、何でこんなに辛いのか。


今は辛抱、辛抱だ。








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