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20行ショート  作者: 冬月やまと
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VOL.59 しっぺ返し

 人は、未知の世界に挑戦するのが好きだ。

 深海、宇宙、洞窟の奥。

 神秘という言葉に、興味を駆り立てられる。

 神秘であればあるほど、知りたいという欲求が高まってくる。

 神秘への憧れというものは、より一層科学を発達させる。

 深海探査艇を作り出し、ロケットや宇宙ステーションを開発し、光速で飛ぶ宇宙船すら開発した。

 西暦21XX年。

 今では、地球の海の底の全てを知り尽くし、あらゆる洞窟を隈なく探検し、太陽系でも謎はなくなっている。

 今は、銀河系全ての謎を解いているところだ。

 人類に説けない謎はない。

 人類に、いけない場所はない。

 太陽系を知り尽くしたことで、人類は驕り、思い上がっていた。

 今や人類は、宇宙人の存在などまったく信じていない。

 銀河系のいたる星に、光速で飛ぶ有人無人の宇宙船を飛ばしまくり、資源があれば、それを漁りまくった。

 ある日、銀河系を航行していた宇宙船が、一斉に全滅した。

 人類の横暴に耐えかねた宇宙連邦が、人類を滅ぼすことに決めたのだ。

 人類の目が覚めた時には、もう遅かった。

 宇宙連邦の攻撃を受けて、あっと言う間に地球は壊滅した。



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