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20行ショート  作者: 冬月やまと
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VOL.16 ふれあい

 SNSなんてコミュニケーション手段が出来てから、直接人と顔を合わせるより、文字を通して繋がる関係が主流になってしまった。

 顔もわからない人間に、自分の悩みを打ち明ける。

 五十路を少し超えた星崎は、人と人のふれあいが薄れていっているように思える世の中に、危機感を感じていた。

「スマホばかりいじってないで、少しは、友達と外で遊んできたらどうだ」

 日曜日、朝からスマホにかじついている、中学生の息子に言った。

「嫌だよ。外に出たって、空気は汚いし、面白いことなんてなにもないもの。それに、友達となら、今だって遊んでるよ」

「遊んでるって、文字のやり取りだけだろ」

「古いな、パパは。今は、写真や動画もあるんだよ」、

「だからって、直接会うのとは違うだろ」

「一緒だよ、心が繋がっていればね。会ったから繋がるってわけでもないだろ」

 息子の言葉に、星崎は肺腑を突かれた。

 確かに、息子の言う通りだ。

 昔も、文通というものがあり、星崎も若い頃に熱中していた時期があった。

 本当に心が繋がっていれば、コミュニケーションの手段なんてなんでもいい。

 自分に合わないものに偏見を持っていただけではないのか。

 いつのまにか、自分の心が狭くなっていたようだ。

 星崎は、息子に教えられた気がした。


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