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20行ショート  作者: 冬月やまと
101/440

VOL.101 こんなはずでは

 太陽が燃え尽きるまで、あとわずかの時間しか残されていない。

 太陽が燃え尽きてしまうと、地球は永遠の氷河期に入ってしまう。

 そうなれば、人類に未来はない。

 地球では、国境も人種も越えて、その問題に取り組んでいた。

 皮肉なもので、地球が滅びさる一歩手間にきて、人類史上どこにも紛争や戦争がない時代になっていた。

 どこか他所の惑星に移住するにも、そんな惑星を探す時間もなければ、科学力もない。

 世界の名だたる科学者たちが、額を寄せ合い喧々諤々、議論に議論を重ねても、答えは見いだせないでいた。

 そうしているうちにも、太陽の炎は弱まってゆき、地球は冷え冷えとしてくる。

 今では、人々の胸には、絶望の二文字が刻まれている。

 こうなったら、どんな過酷な気温になっても、人類が生き残れるだけの家を作るしかない。

 有能な科学者連中は、そう結論付けた。

 それから、思考錯誤を繰り返す日々が続いた。

 そしてついに、極寒であっても快適に暮らせる家を完成させた。

 動力は、酸素を特別な方法で電力に変える機械が造りだされたので、涸れる心配がない。

 人々は安堵し、人間の英知を誇った。

 そして、とうとう太陽な燃え尽きてしまった。

 それと同時に、オゾン層も破壊され、大気中の酸素が極端に希薄になった。

 酸素がなくてはどうしようもなく、人類は滅んでしまった。


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