第60話 大和司と久しぶりの我が家?
アンさんパーティとの最後の夜の話は、以下に上げてます。
18禁なので、18歳未満の方は本編のみお楽しみください!
べたな異世界物語はハーレムもので(夜話)R18
https://novel18.syosetu.com/n9310ft/
預かって貰っていた馬を返却してもらうと、おれ達は拠点を片付けてまとめてアイテムボックスへと突っ込んでおく。
テント暮らしではあったが、住めば都ということで、少し名残惜しかった。
来たときと全く同じ道を同じだけの時間をかけて帰って行く。
遥か遠くにアステリアの街が見えたときには、まるで実家に帰って来たような安心感を覚え、ここが自分の故郷になりつつあるのを実感した。
もう日も暮れかけており、馬を返すのも明日にして竜の息吹亭に戻ることにする。
早くも懐かしい街を歩いているうちに、日はすっかり暮れてしまっていた。
暗がりのなか、ようやく竜の息吹亭に到着し、荷馬車を裏に回していると。
「客かい?おう、なんだ兄ちゃんじゃないか」
どうして厳ついおっさんの顔をこんなに見たかったのか……
テーブルに並べられているのは、肉の腸詰めをメインデイッシュにした、料理の数々。言わゆる血をその材料に加えたブラッディーソーセージなのだが、中にはシャキシャキする玉ねぎのようなものやスパイスも加えられており全く臭みがしなく、クセもない。
腸詰めはメインの皿だけでなくスープにも使われており、ブイヨンで取られただしとマッチしてこちらも溜まらない。
腸詰めはもちろんエールにピッタリでお酒が進むし、箸休めの野菜の漬け物も口の中をリセットするのに最適だ。
心の中でおっさんの料理に100点をつけておく。
迷宮キャンプでの生活に足りなかったのはこれだったんだと強く感じる。すっかり胃袋をおっさんに捕まれてしまったようだ。
さらに嬉しいのは左右に久しぶりの再会を喜んでいるココとルルがピッタリくっついて、給仕をしてくれる。
「ツカサ帰ってきた。ココ嬉しい」
「その、なんだ。ルルも嬉しく思うぞ」
ココは鳥類?だからか、ちょっと頭が悪そ……いや足りない感じなのだが、感情をストレートに伝えてくる。黄色い髪にアホ毛と背中の小さながチャーミングで幼い顔立ちに成熟したボディ(特に上半身)をギュッとこちらに押しつけられると身体の一部が元気になってしまう。
一方ルルは少し古風な感じで奥手な感じなのだが、犬系なのでその行為がよくわかる。赤髪をストレートに真っ直ぐ下ろした大人しい髪型なのに飛び出した耳が猫耳カチューシャのようでとてもかわいらしい。身体つきはすっきりしていてお腹も引き締まっているが、胸も決して小さくない。片手で控えめにおれの腕の裾をつかんでいるが、後ろでブンブンと揺れてたまにおれにもぶつかる尻尾が態度以上に彼女の気持ちを示している。
自分が給仕をしたかったリエルは少し不満そうだったが、ココとルルともすでに仲がよく、自分の主人が2人に良くされていることは少し自慢げであった。
「ツカサの料理もまずまずじゃが、やはりうまいのう」
ナーシャは相変わらず我関せずで食べているだけだった。
ココにしても、ルルにしても、すでに失った力は取り返しており、いつでも森に帰れるようだが、仕事が気に入ったのか、はたまたおっさんの料理におらと同じように餌付けされたのか、今では住み込みで過ごしている。
2人の年齢が何歳かは知らないが、見た目はリエルともそうはなれておらず、人としての生活に慣れていない2人をリエルがサポートしたりしているうちに仲良くなっていたみたいだ。今ではリエルもたまにお店を手伝っているらしい。
ちなみにナーシャはドラゴンだからか、2人を下僕のように扱っている。弱肉強食の世界に生きる勢なのか、二人ともナーシャの偉そうな態度を全く気にせず甲斐甲斐しく世話をしているのだが。
この竜の息吹亭の看板娘が今日は3人ともおれを囲んでおり、周りの男性陣、稀に女性陣からの視線にどうも殺意がこもっており、非常に楽しい反面なんだか居心地の悪さも感じるのであった。
「食べて食べて、それでツカサはいつ子供をくれるの?ココ強いツカサの子供産みたい」
「ココ、ずるいです。ツカサ、お情けは私に」
「2人とも何を言っておるわれが先じゃろう」
「ヤマトツカサ、戻ったと聞いたわよ」
「こんばんは、ツカサ様」
そのときマリアローズとエマさんが、タイミング良く又は悪く食堂へと入ってきた。
マリアローズは、ココとルル、そしてナーシャの会話が聞こえたのか、真っ赤な顔をしてプルプルと震えている。
「あらまあ」
マリアローズの横で、エマさんは楽しそうだ
「不潔よ!!!」
あー、なんだかもうめんどくさい展開しかみえない。
書き出すと予定よりストーリー展開が遅くなりますね・・・・・・つられて執筆も
継続第一で頑張ろう、プロットしかなく作者のストックはもう0よ!?
ぼちぼち頑張ります。