06 海辺の戦いは短く、そして旅は始まる
ユキーノ「今回は私がナレーションだ正座して聞くように……て、逃げるなぁー!!」
全員ユキーノから逃げ、ユキーノだけが残った。
ユキーノ「寂しくなんか……ないもん………」
以外に寂しがり屋だった、ではスタート。
ヨシナカ達はレベル上げに、ブルース達には強敵だった筈なんだが、攻撃が少ない敵は敵ではない。
ヨシナカは武器の鍛練や魔法熟練を含めて戦う、何故かブルースとクロードはムール貝のみ戦い、孝介は遥か先の海に居る、巨大なイカの足を見て一言。
「イカ焼き食べたいなぁ~」
「倒せなくはないな」
ヨシナカはそう言うと孝介は。
「行ってらっしゃい」
「行かないよ」
期待の目でヨシナカを見てたが、ヨシナカは一撃で魔法で倒せるが面倒でもある、しかも海の中のモンスター情報はまだ少なく、カシームは木の上から高みの見物。
『俺は仲間に成るつもりは無い、お試しで貰える武器貰ったら遺跡の攻略旅に、また出るからな』
カシームはそんな事を木の上で、暇そうに見ながら思って居た、孝介はヨシナカにイカを倒してとまだ頼んで居た。
「頼むよヨシナカ……」
「………なんだかんだ孝介も食いしん坊だよな」
孝介は魚介類が大の大好物だったりする。
「あんなデカイの美味いのかな?」
ヨシナカはそう思った、仕方なく空中歩行から神速を使い向かうと、海のモンスター達の情報が入る前に奴は姿を現す。
「あのただのモンスターイカはではない、幽霊船を頭に被った変なイカだ!!」
変なイカ呼ばわれされてキレるイカ、頭のゴーストシップから砲撃が来る。
グオォォォー!!
白い目でヨシナカを見る一同、黒い魔弾がヨシナカと孝介と海にに降り注ぐ。
「僕とばっちりだよ!」
孝介が文句を言うが、そもそもイカ食いたいて言ったのは孝介である。
「あらよっと!」
魔弾を軽々と躱すヨシナカ。
「あの罰ゲーム道場より楽だな、この程度なら当りはしない」
当たらないのに頭に来て、更にブルースやクロードも巻き添えに。
「何で此方までぇ~!!」
「俺達まで巻き込むなヨシナカ!!」
二人に非難されるヨシナカだった。
「鍛練が足りんな三人共」
涼しげに言うヨシナカ、そしてカールは……
「? 何で俺を避けて着弾するんだろ?」
魔弾が避ける珍現象にブルースとクロードは、カールの横に避難した。
「カールのアレはなんだろうな?」
「早く倒してよヨシナカ!」
避けながら文句を言う孝介、モンスターいやゴーストシップに攻撃を仕掛けに行くが……。
【ゴーストシップ】水棲ゴースト魔物
山の様に巨大なクラーケン型魔物だが、沈没した船を頭に着け死んだ船員を使い、攻撃をする事も有る平均レベルは80、たまに若いゴーストシップがレベル50のが居るらしい。
津波攻撃や触手攻撃は強力なので注意!
沖に居るゴーストシップに向けてホバースキルで向かう、ホバースキルを使うと何故か某MSが頭を過る、そう黒い○連星を思い出すが、一応身体は生身なのでMSではないのだが。
背中に推進スラスターが在るかの様に、加速し水上を滑る様に進むが足元に嫌な感じがする,姿勢制御はスキルがオート制御するが小回りは微妙に無理,そしてヨシナカに黒い影が迫る。
「…………何か来る」
ヨシナカは勘で魔法を発動させる。
「金剛の盾!!」
土魔力の浮遊盾を周りに浮遊させつつ,次の魔法を発動させる。
「ライトニング・フィールド!!」
ヨシナカの周りにカウンター式の、雷魔法フィールドが展開される。
「先手必勝!」
ヨシナカは攻撃に移る。
「行け! ツインスタースラッシャー!!」
二つの光る星形の物が現れると高速回転を始め、まだ距離は有るがゴーストシップの触手に向かって行く、ヨシナカは回避しながら更に進むが、ゴーストシップとの中間でガラの悪い超巨大サメが現れたが、スタースラッシャーを口に入れ、内臓を一撃で横一文字に切り裂かれ貫かれる、更に現れた二体も貫き裂き進むと、白い尖った何かに刺さったサメが現れる。
「邪魔はさせん! 貫け星の雨!!」
ヨシナカの手の平から放たれた大きな光の玉は、上空に向かい炸裂し光の矢の雨が海中と白い尖った何かと、ゴーストシップを貫くそして同時に触手に、スタースラッシャーが切り裂きゴーストシップを弱らせて行く。
グオォォォ!!
ゴーストシップの叫びが木霊するが、切り裂いた触手が再生を始め傷付いた身体を再生する。
再生と共に青く光るゴーストシップの巨大な魔石、あと丸い核らしき物体を見てヨシナカは,丸い核らしき光る場所をスキルでロックオン,魔法を発動する。
「食らえ!岩の弾丸!!」
戦車のミサイル砲弾の様な弾丸が、聖獣牛を撃ち貫いた以上のスピードで、丸く光る物に着弾し貫くとゴーストシップは海に沈んで行った。
「さてレベル上げも此れで一旦終わりね」
いつの間にか上司が横に居た、また気配を出さずに。
「………わざとやってますか? 上司」
上司は言う。
「さて戻ろうか」
全員一瞬で銀河鯨に戻った、そして上司はカシームと話す。
「さて仲間になる決心はしたかな?」
上司の言葉にカシームは拒絶した。
「嫌だね、俺はお仲間ごっこはしないぜ」
「仕方無いな………」
上司は虹色の部下を呼び出して、カシームを帰したそしてヨシナカ達は上司に連れられ、銀河鯨の洋式図書館の様な建物に入ると、魔法陣の絨毯に机や椅子が有りそして本棚等もある、本棚等には色々な分厚い本や石板に古文書らしき巻物やスクロール、本は色々な字や模様に色をし読書心くすぐる、ワクワク感が止まらない。
「読書は自由にして良いが、今はこの先に向かうからね」
上司に注意されたがブルースやクロードも、本や石板に興味津々らしい。
上司は扉の前に立つと扉が開き、中に全員入り扉がしまると光が部屋に満ちて目が眩む、次に目を開けるとトムスとエクレールが居た。
「遂に僕達の出番だよ」
「そうだねエクレール」
二人は見合ってから鯨の形をした水晶に、その周りにには金細工のイルカのリングが有り、二人が手? をかざすと鯨の形をした水晶が光、リングが動き始め周りのガラスに銀河鯨の瞳に写る景色が出る。
トリコロールの様な灰色の様な空間が映し出す、そして何か動き出してる様な不思議な感覚が、足元から感じる。
「じゃあ、最初の任務をヨシナカに言う」
真面目な空気に背筋を伸ばし聞く。
「はい、上司」
上司は言う。
「時間軸は違うが君が拾われなかった異世界の、ドラルーラて国で悪党を成敗せよ、ついでにファンタジアて街でイジメられてる少女と、その街の凶悪を成敗せよ情報は黒い猫が近付くからその者から、情報を得る様に」
なんとなくヨシナカは敬礼し。
「了解しました上司」
上司は言う。
「Galaxie Daleine発進せよ」
銀河鯨の全身が光りサングラン星系の、アクアアースに時空間移動を開始した。
ヨシナカ達は不思議な空間イヤ、時空間のトンネルの中を銀河鯨は進む。
進む先に光が見えそして抜けた先に青空が広がる、そしてクロード達が騒ぎ出す。
「ドラゴンやワイバーンが飛んでないぞ!!」
クロードが驚き声を上げると。
「そんなバカな!!」
ブルースまで開いた口が塞がらないて顔だ。
「巨大な鳥すら居ないだと!!」
孝介も開いた口が塞がらないのだった。
「どんな異世界に居たんだ君達?」
ドラゴンやワイバーンや巨大な鳥が、日常的に空を飛んでるてどんな光景なのか、ヨシナカには分からなかった。
「では、後は宜しく」
そう軽く言って上司は消えた、身体は疲れてるが用意をして先ずは孝介とイーノリと、初コンビの妖精アヤネと共に地上に降りる事にした。
クロード「俺達は休ませて貰おう」
ブルース「そうだね、あのサウナで疲れを癒そう」
カール「さてご飯を沢山食べるぞー!」