05 現れたたぶん六人目?
イーノリ「また私、そうイーノリがナレーションだよ、美味しかったあのホットケーキまた食べたいなぁ~」
マーヤ「イーノリだけズルい!」
イーノリ「フフフ………」
何故か勝ち誇り妖精だから何処が胸かは分からないが、胸を張るイーノリだった。
全員ったが森から何か見られてる気がしたが、孝介も森から何か視線を感じてるらしい。
カールは何故か尻尾を振り孝介の視線の先を見る、詩人はいつの間にかカールの頭上で休み、水分補給をしてたがその水筒何処から出した?
「……………様子を伺ってる感じかな?」
ヨシナカは孝介に聞くと孝介は。
「出るに出られない感じかもね、モンスターでは無いし何故今頃仲間が増えるのか、僕には分からないけど」
ヨシナカは上司があと一人まだとか言ってし、視線の主がその人物だろうが、此方に来なくてもステータスは調べられるが………スキルは男の敵かな?
名前】カシーム 【年齢】19歳 【性別】男 【種族】レパードキャット血族 【職業】 元ジャングルの戦士 トレジャーハンター
【Lv】50 【HP】759 【技】420 【術】300
【腕力】1231+100
【体力】2231+100
【素早さ】5321+100
【器用】1999+100
【精神】7578+100
【運】1930+100
【魅力】3690+100
【知力】1490+100
【魔力】1180+100
❪装備による+補正値❫
【火魔法】Lv42
【風魔法】Lv42
【地魔法】Lv42
【精神魔法】Lv10
【闇魔法】Lv10
【曲刀】Lv71
【弓】Lv60
【体術】Lv74
【スキル】
曲芸 罠解除 罠回避 暗殺術 斥候 サバイバル(潜伏 迷彩ステルス 木登り ロッククライミング 無音足 宝箱鍵解除) 異世界通訳 ロープ・鞭サバイバル技術 鞭調教師 鞭威嚇攻撃 美女落としスマイル 美女限定魅了魔眼手加減(発動させるとHPがどんな敵だろうが,残り10だけ残す事が出来る。) 自然治癒オーラ ジャングルの王者 砂漠サバイバル モンスター鑑定 ………………
(美女限定スキルに男の敵を感じる、しかも寝取りスキルにも成りかねないが、トレジャースキルが高いから遺跡とかの冒険には………孝介居るし、かぶってるがジャングルの王者て………)
ヨシナカは某雑誌で連鎖されてたムキムキの、とある主人公が頭を過るが種族に何か、山猫の様な気がして成らないがステータスが、基本平均以上の高いステータス能力でチートクラス。
「来るよ」
一応警戒して森の方を見る、年代物らしきフェドーラ帽子に何かの魔物革のレザー革ジャケットに、胸当て等の部分防具に動きやすいズボンに、曲刀を腰に帯刀し中東~東南アジア系顔の、褐色の肌に豹の模様の様な黄色と黒い髪を、後ろで髪を束ねたイケメン青年が歩いてやって来る。
(またイケメンかよ、上司に悪意を感じる)
実際的にはたまたまだったりする。
「何か僕と何かが被ってる気がする」
斥候タイプで隠密系スキルがマル被りである,そして青年………カシームが合流?した。
「…………俺より弱そうだが、アンタがリーダーか?」
何故かカシームはクロードに聞く、四人はヨシナカに視線を向ける。
「…………え!?」
ヨシナカを見て唖然とするカシーム、だが周りにはモンスター達が近付いて居た。
「さて次のお客さんのご登場だ」
ヨシナカに言われ三人はえ? て顔をする、カシームは剣を抜きヨシナカと孝介は何時でも抜ける体制で、山の森を睨むとゾロゾロと現れるオオイノシシ、岩場ではオオイノシシとヨシナカの戦いを、高みの見物をしてる戻って来たシルバームーンウルフが居る、戦う意思はシルバームーンウルフには無いみたいだが、食料としてオオイノシシを狙って居る気がする。
「行くぞ皆」
「指図するな!」
カシームはそう言い孝介は。
「新入りは態度がデカイな」
孝介に同意し頷く三人と。
「上司にその態度はなんだぁー!!」
「子分に成ったつもりはね…グェ!!………」
カシームはカールと同じく,ユーキノに顔に蹴りを食らって居た,カールはそれを見てガクガクと震えて居た。
「あの妖精怖い」
「鬼教官を思い出すぜ」
クロードが青い顔をし少し昔を思い出して、嫌な訓練を思い出す。
「僕は魔道師で良かったな、授業の講義は眠かったけど」
だがそうしてる間にもオオイノシシは走り、ヨシナカ達に突撃して来る、普通に接触してもトラックに跳ねられる位のダメージは負う、まあ命懸けであるヨシナカと孝介は、カシーム達を放置し迎え撃ちに行く。
「行くぞ孝介」
「了解ヨシナカ」
二人は神速を使い間合いを一気に詰め、先頭に攻撃を仕掛けるとブルースも参戦する。
「ライトスラッシャー!!」
光のリングをブルースは片手に出し、指先で円盤が有るかの様にし。
「行け!!」
指先からリリースし放つ、光のリングはオオイノシシ先頭を軽く切り裂き、真っ二つにしそのまま真っ直ぐに進み、オオイノシシのエグい骸は増えて行く。
「エグいが効果的な攻撃だな」
「まあ内臓とか大変な事に、成ってるけどねヨシナカ」
二人は周りを見渡しながら戦う、シルバームーンウルフに動きは無いが、オオイノシシは依然として攻撃を続ける。
「俺も魔法使うか、行け!」
大地に剣を突き立て、クロードは魔法を放つ。
「クラック!!」
剣を突き立てた先の大地が轟音と共に地割れし、オオイノシシは突然の地割れでスタンと割れ目に脚を取られ、転倒しダメージを受けるオオイノシシ数体。
「今だ仕留める!」
クロードは弱った相手にトドメを刺す。
「やるなクロードも」
「でも神速使えないだよね、使えればもっと強く成りそうな気がするよ」
ヨシナカと孝介の二人は、オオイノシシを斬り倒しながら言う、カールはと言えば。
「あらよっと!」
叩き斬るより脳天を大剣で叩き割ってる、そんな戦い方だ。
「あの二人は強いが、アイツ剣よりハンマーだな」
オオイノシシの頸動脈部分を斬り倒し言うカシーム、身軽にオオイノシシを倒して行く姿はハンターの様だ、そしてオオイノシシは1/3に減ると撤退し始めると、シルバームーンウルフが動き出す。
弱ったオオイノシシの喉笛狙い噛み付き仕留めるも、オオイノシシも生きるのに必死で、シルバームーンウルフを迎撃する。
最初は不意討ちが決まり倒せてたが、どんどん旗色が悪くなり形勢逆転され、シルバームーンウルフは逆に返り討ちに合い、カシームは両方倒しヨシナカと孝介はオオイノシシを倒す、オオイノシシは二体逃がしたがシルバームーンウルフは、五体残るがカシームが血を払いながら仕留めに向かうが、シルバームーンウルフはヨシナカと孝介に向かい、ヨシナカに腹を見せ降伏の意思を見せる。
「さあ今だ倒そ………グェ………」
イーノリとナルナルに倒されるカシーム。
「降伏してるのに攻撃するなんて、最低ですね」
「ぐふっ」
カシームはイーノリの言葉に、結構ダメージを受けた美少女だからだろうか?
「本当コイツ最低だね」
「ぐふぉ」
カシームは更にナルナルの言葉に、更にダメージを受けた。
「君達は本気で仲間に成りたいのかい?」
腹を見せながら頷くシルバームーンウルフ、人間の言葉が理解出来るのか? はたまた、スキルがシルバームーンウルフに伝えたのかは分からない。
「成らば来れば良い、だが襲いかかったら毛皮だからな」
シルバームーンウルフは毛皮の意味が分かるのか、凄い勢いで頷いたが………。
「…………俺達の事を忘れてない?」
演奏をいつの間にか止め言うエレク、そしてエレクのバンド仲間達は水分補給をして居た。
「何か光ってる魔法陣が有るよ」
孝介が指差す場所に、五芒星の光る魔法陣がありスキルで鑑定すると、テレポートらしいが行き先不明だが何となく、大丈夫な気がして全員で行くと出た先は、南国リゾートの様な砂浜に青い海と潮の香り、情けなく引き摺られて連れて来られたカシーム、たまにカールの尻尾が顔に当たる、地味なダメージである。
「山間部の海無し県育ちには辛いな…………暑さとか………」
ヨシナカの言葉に理解出来ない四人、妖精達も? マークが頭上に浮かぶが、約1名海を知らない妖精が居た。
「広い湖だね」
え?て顔で全員アズーナを見る。
「私旅は今回が初めてだし、師匠はたまに居ないしこんな香りをして、帰って来た時も有った気がするよ」
それは師匠一人で海に行ったからではと、全員思ったのだった。
「海ならバカンスだよなブルース」
「だよねクロード」
海を見て言う二人と。
「泳いで良い? 兄貴」
「私はカールの兄貴ではない」
カールの発言にツッコムヨシナカだった。
「大抵は次の戦いの場所がセオリーか、コテージとか在れば休憩水着回だが、野郎しか居ないしイケメン好き女性にしか需要が無いな」
四人と妖精はヨシナカが何を言ってるか、理解が出来ないのだったが、コテージは周りになかったので孝介は周りを見ると、デカイ貝が怪しく波打ち際に有った。
「ヨシナカ、黒い波打ち際に出てるアレは何の貝?」
情報が入る。
【ジャイアントムール貝】水棲魔物
モンスターや水棲生き物を待ち伏せし食べるモンスター、ムール貝と同じ調理可能だが…………。
平均レベルは70~85位
「ジャイアントムール貝らしいよ、近付いたら襲い掛かるがムール貝と変わらない料理が、食べれるらしいよ………毒もあるらしいけど」
何故かクロードとブルースは、舌舐りして居た。
「ムール貝ならパスタだよな」
「パエリアもだよ」
ブルースやクロードも、やはり食い気だった。
【ミルキー牡蠣】水棲モンスター
高級モンスターだがたまに水魔法での攻撃以外、大した攻撃力は無いが沖に居るミルキー牡蠣程、生食には向かない平均レベルは61~772位。
「近くにミルキー牡蠣てモンスター居るらしい、水魔法意外の攻撃力は無いみたい」
孝介の目の色が変わる。
【オラオラサメ】水棲魔物
肉食のサメでジャイアントムール貝すら噛み砕く、近くに鰹や鮪が回遊魚してる場所には、群れて五体居る場合もある。
【一角マグロ皇帝】水棲魔物
角が1本突き出した巨大マグロ、皇帝の名に相応しい威風堂々としたマグロである、角? はサメや鯨さえ一撃で倒す。
「近くに光が満ちた場所が在りますよ、お兄さん」
イーノリが指差し海岸と反対の森の、光る場所を教えてくれた。
来て何時間か分からないし、休めるなら休む事にした。
「まだ戦いたい人は挙手して」
孝介はミルキー牡蠣をガン見、カシームはいつの間にか木の太い枝で休憩してた、カールはもう何か食べて居た。
「私達だけで休むか」
「賛成」
「戦士にも兵にも休息は必要だ」
ヨシナカの言葉に賛同する妖精達を連れ、光る場所に入るとシルバームーンウルフは付いて来た、まあ光の中には入って来なかったが近くに座り待機する。
ヨシナカは倉庫から不思議なテントを出し、道具は付いて無いが自動でテントの形に成って行くので、地面に置くと変形して行きあっという間に、テントの骨組みは大地に固定されワイヤーで風対策もされ、チャックを開けると何故か滑り台が?
「何故に滑り台?」
ヨシナカはツッコム気力無く、足袋ブーツを脱ぎテント内の靴置きに入れ、滑り台で先に行くと滑り台のトンネルの先には家の玄関だった。
「誰の家に来たんだ?」
そう言いたくなる内部だった。
「お兄さん、広そうな家ですね」
「わぁーい」
イーノリは周りを見渡し、何故かアズーナははしゃいで居る。
中は生活感が全く無くT字を右を見たらトイレの標識、ヨシナカは先にトイレを済ませると、妖精達は何をして来たか興味津々だったが無視、反対側は暖簾が在り先に進み廊下がY字に分岐し、また右に進むと男と書かれた暖簾が。
ガラススライド扉を開いたら脱衣場で、その先には何故か温泉に成って居た。
「……………テントに温泉て………何か柚子とかラベンダーの香りが……」
紫色のお湯からはラベンダーの香りが、少し先には柚子が浮いた檜枠らしき露天風呂、更に奥には岩の露天風呂や砂………砂? は放置し広い温泉に唖然とする、身体を洗うのは脱衣場近くと何故かサウナも在る、ヨシナカはサウナには興味無かったのだった。
「この温泉制覇は楽しみだ!」
燃えるヨシナカはさて置き、広大な温泉は深い傷跡や細胞再生に疲労回復、リラックス効果に精神や技や術にLP回復や生命力回復等、色々な効果が備わって居る。
呪いや変なステータスやスキルさえ浄化する、極楽浄土の温泉すら在ったりする。
「さてもう一つはなんと無く分かったから、戻って長い廊下の先に行こう」
何故かエレクとヒロがもう柚子の温泉に浸かって居た、二人を放置し探検再開しT字の先に進む、廊下を進むと少し豪奢な木の観音開き扉や、襖や障子の引き戸が何部屋か在る。
「またT字かよ!」
突き当たりの扉を開くと広いリビングだった、豪華そうなリクライニングチェアや、白いもふもふしたソファーにイーノリが向かい、アズーナとダイビングしてふわふわなソファーを満喫してた。
部屋の隅にはアロマテラピー的なグッズが、巨大なテレビやDVDやブルーレイレコーダーらしき物も有る。
「………此処は楽園か………」
違うリビングだヨシナカよ。
「………アレはマッサージチェア……」
高級感を醸し出すマッサージチェア、ヨシナカは脱衣場を全て見てないが、あっちにもマッサージチェアは有ったりする。
イーノリとアズーナとリサはもふもふソファーで、いつの間にか寝て居たがミナーミとサルサに、ナルナルとユキーノは観葉植物や加湿器を見て居た。
また右と左に襖戸が有り左奥にはフローリングの、喫茶店の様なバーの様なモダンな部屋が広がって居た。
「なかなか凝った作りだ、だが何か違和感が?」
このバーのお酒は在る星の一部である、それは雅史達が立ち入れない星である、色々な酒類の酒が沸く酒泉の星はヨシナカへのご褒美惑星である。
「色々な種類の酒と珈琲やらココアやら、紅茶の茶葉や粉とか有るけど緑茶類は無いな」
それは後に判明する、次に台所を探すが部屋から出ると更に奥まで廊下は続く、同じく部屋ばかり何に使うか疑問のヨシナカ、廊下を諦めリビングに戻り反対に向かって行き、襖戸を開けるとダイニングテーブルに、畳部屋にちゃぶ台と布団がない掘りコタツ、更に奥にはキッチンてよりレストランか飲食店の様な、設備がありシステムキッチンにガスでは無さそうな、ガステーブルらしき設備にダクト排気口に、揚げ物用の設備や寸胴鍋用設備等有る。
「流石上司凄い投資だ」
スキルを思う存分使えるが、腹が減り巨大な冷蔵庫の扉を開くと、冷蔵倉庫だった。
冷蔵倉庫の入り口には専用の履き物が有り、何故か冷蔵倉庫の冷気の影響がないスニーカーで、必要分の米を近くの容器に入れ、近くの説明書を読みながら機材をチェックし、お米を磨ぎ炊飯器に入れセット。
次はブロックに成った鈍聖牛のサーロインをステーキ食べやすい厚にカットし、倉庫から魔石欄から火の魔石を出し魔石を穴? に入れ、スイッチを押すと火が着きヨシナカは感度する、ガスや電気ではないエネルギーでだからだ、鉄板に食油を引き適温の鉄板に成ったら焼き始める。
その頃カールは迷って居た、ヨシナカの後を出遅れ過ぎて追って来たが、沢山部屋が有り見当たらない。
だが1時間後に美味しいお肉の匂いを辿り着くが、………孝介はミルキー牡蠣を倒しヨシナカが入って行った、テントに入り滑り台を初体験して着く、孝介は真っ直ぐに歩くとカールが途中で部屋で寛いで居た、更に孝介は進みT字の右に向かい声がする方に行くと、ヨシナカが鉄板で肉を焼いて居た。
「牡蠣はどう食べよう?」
生食か色々考える孝介だった、そしてカールが来る頃にはヨシナカも孝介も、ナルナル達も食べ終わり膝を着き項垂れるカールだった。
更にヨシナカは冷蔵倉庫から、ミックス粉と牛乳と卵を出して混ぜ、空気が生地に入らない様にして真新しいフライパンで来月、生地を流し焼いて行く。
熱を台拭きで取りホットケーキを何枚か焼き、熱々なホットケーキを倉庫に入れおやつを量産。
ついでにサンフラワーの櫁も、空の丁度良い容器に一部入れて生クリームとかも、スキルでふわふわ生クリームにして、そして何種類かの色々な世界の牛乳も試す。
その頃ブルースとクロードは、用意して来た携行食を食べ終え海を見てた、カシームも同じく黄昏ながら海を見てたが肉のか香りに、ヨシナカのテントを睨むカシームだった。
(ちくちょう、いい匂い漂わせやがって…………だがアイツの魔法は遠くからでも、ヤバいとは分かるが魔術師なのに見た事がない剣を、持ってるのが許せない……剣士には見えないしあのコウスケてのも、剣士には見えないしお試しで来てるだけだしな……)
孝介は剣士ではなく侍である、忍術使うがそれにカシームは知らない、魔法剣士も世の中には有るのだ魔法闘拳士だって居るらしい。
それにカシームはお試しで来てるだけで、本採用されて此処には来て居ないのだった、基本一匹狼ならぬ一匹山猫気質。
そして休憩を終わらせて出て来た面々は、何故か妖精のイーノリ達は口回りが、櫁の様な跡があったのだった。
他にもさっぱりした顔をする、マツオやヒロ達の姿も見えるが、カールは何故かブルーな顔をして居た。
「さて行くか」
「酒蒸しの牡蠣は旨かった」
その孝介の言葉にえ!?て顔で見る、ブルースとクロードだった。
それは孝介が狩ったミルキー牡蠣であるから、何故クロード達は気付かなかったのだろうか?
クロード「抜かったぜ」
ブルース「まさか牡蠣食べれた何て………いつか食べたい」
イーノリ「お正月特別連載最終日です」