ヨシナカ番外(だが八人しか居ないが)オッサン異世界で鍛冶屋に転職するその1
裏方のヨシナカの物語
私は地球では雅史だった男だ、メッキの薬品換気環境劣悪な会社を転職して山梨方面に配達する企業に就寝した。
特殊な配達会社だがタイムカードも在るので、前に配達ドライバーを三ヶ月期間内で辞めた暗黒ブラック運送会社とは違う、残業を夜勤扱いするしトラックのオイル交換を、時間外手当無しでさせるヤバい会社だった。
まあ癖が強い人が多かったし、身内も祖父母は他界し親戚や同級生も病気や寿命やアルコール中毒で、亡くなってるし何時かは死ぬだろうとは覚悟してたし、通勤途中の峠道は近年の災害級の雨に何度も山が崩れ、通行止めが頻繁に起きてるし未だに工事は期間を過ぎても終わって無い。
何故かて・・・・・・途中で工事を止めてそのままだからさ、たぶん工事してなくっても税金が振り込まれてるのだろうか?
ある日配達を山梨の山奥の個人の場所まで特殊金属を配達し、高速を使わずに県内に帰ったのは間違いだった、交差点が青に成り発進し交差点に入ると前から逆走強引な追い抜かし県外ナンバーと、回避しょうと左右を見れば右から信号無視して来る、この頃県内の事故の大半の高齢者事故原因の信号無視に、まさかの逃げ場無しと自分が巻き込まれるとは。
「あ・・・・・・コレ詰んだわ・・・・・・」
もう諦めるしかない、前と右から強烈な痛みと揺れとクラクションの音、人生で最後の痛みは一瞬の強烈な全身が裂ける様な痛みと、骨や臓器が同時に潰れた様な痛みだった。
痛みは消えふわふわした何かに目を醒ますと、黄昏色の空間に居たが近くでは何か女性がうるさい、日本神話の様な巫女服の様な大人の女性と小・・・中学生位の、ちんまい金髪に片眼碧眼で片眼金色で如何にもファンタジーの女神の様な服装をしてるが、どう見てもロリにしか見えないが、あの二人は何を言い合ってるのだろうか?
「たまには異世界人を譲りなさいよ、アイリス」
「地球からの異世界は貴重な人間がたまに居るし、大和には勿体ない」
「勿体ないてなによ!」
「異世界人の運用が下手、国の傀儡にして死ぬまで戦いの道具」
「私がした訳じゃあ無いわ、アイリスの勇者や英雄だって戦いの道具にしてるわよね?」
「アレは私の意思じゃない、話を聞かない国王や貴族の責任と冒険者ギルドの暴走」
「聞かないて・・・・・・神官に啓示出して終わりよね?」
「夢枕に立つて警告しても聞いてくれないもん、あのタヌキ腹王様」
「私は私の巫女の帝に警告をするから大丈夫よ」
「大和卑怯」
「卑怯じゃあ無いわ、それに早くあの魔物追い払いたいし」
「ハズレばかりの高校生異世界人はもう要らない、スキルや防具や武器で要求する物が無敵とか最強とかレベル最強とか、手から暗黒の炎を放つとか無理ぃ~!!」
何か中二病が聞こえた気がするが、私は中学生や高校生の転生とかの代わりらしいが、誰だって新しい世界で死にたくないから強い防具や武器にスキルは望むだろうな、スマホや神器の武器を渡されたとしてもそれだけでは普通に生きては行けんだろう。
上手く立ち回って異世界を生きてる人は大抵、レベル上げするかチートレベルで最強ですがお約束だしな、まあチートレベルではないが最強の神の力と魔力で無双する主人公居たな・・・
色々叩かれてたが、二期アニメ化されたらどうなんだろうか?
「だから地球の久々の社会人の魂は私が・・・」
「ダメ、私なの!」
未だに言い争う二人には悪いが、私は勇者や英雄みたいな目立つのは苦手何だよね、私は裏方の方が落ち着くからね。
私は黄昏色の空間から気配を消しゆっくりと近くの雲? らしきのに紛れ、黄昏色の空間から逃げ地球のあの世を目指し進むが、あの世はどっちだ?
「残念だが此処は異世界だ、地球のあの世には行けないよ」
声がした方を見ると、白金色の人形・・・いや、白髪のイケメン男が居た。
「へぇ~ 私の時空凍結された姿を見れる何て、ヨシナカや長門でも出来なかったのに、雅史と言う人間は色々面白い存在だ」
ヨシナカやナガトて誰だか知らないが、何故私の名前を知ってるのだろうか?
「その長門やヨシナカは違う時間軸の君が、名前を変えて私が依頼した仕事をしてるからだね」
白髪イケメンで如何にも絶対神的な服装をした、神様? が言う。
「私は神では無いが、私はエルドール、神より上に存在する・・・」
「高次元体て神様みたいなのですね」
「だから神では無いのだが・・・それに何か言い方軽くない?」
「と言われても・・・」
思った事を言ったまでだけど? 何か、この高次元白髪イケメンは何か文句を言いたいらしい顔をしてる。
「確かに言いたいが、君は裏方希望て言ったよね」
「言いましたが、暗殺とか闇仕事は無理ですよ・・・体型的に」
「誰も暗殺仕事は頼まないよ」
(近い事はヨシナカ1号~6号にやらせてるし、悪党の更正は長門に任せてるし他は、武器を造ったりする位かな・・・私の力も無限では無いし)
エルドールさん? 様? は何か考えて居たが・・・
「私の事は気軽にエルドール様で良いよ」
「気軽の意味が違う気がしますけど?」
「冗談だ、エルドールさんでも構わないさ・・・なんか威厳が失くす気がするが」
大丈夫です、既に威厳がだいぶ下がってます。
「下がってはダメだろ」
「私の責任ではないので」
何か顔が引き吊ってるが私の責任ではない。
「・・・・・・ヨシナカや他の雅史より面倒だ」
「他の私と比べないで下さい」
まったく面倒とか言わないで欲しいな、コッチは痛い激痛の事故の果てに異世界だし、あの世で昔死んだ猫に会えたら会いたいのに。
「君も猫好きだね」
「猫好きですが何か?」
やれやれて顔で此方を見る白髪おじいちゃんエルドールさん
「勝手におじいちゃんにしないでくれないかな・・・」
まあ見た目三十代位だが永遠の存在だし、おじいちゃんでも通るよ。
「通らなくて良い」
「やれやれ、面倒ですね・・・」
「それは私の台詞だ」
疲れた顔で永遠のおじいちゃんが言う。
「だからおじいちゃんではない」
おじいちゃんはダメらしい。
「白髪だからておじいちゃんは止めて」
「バレてたか・・・」
白髪と永遠の存在だから、おじいちゃんでも通ると思うけどな・・・
「私は若い見た目の方が良いんだよ」
「高次元体の神様も若く見られたいんだな・・・」
「もう不毛だから話をするよ」
完全に疲れた顔でそう言いながら、要件を話す。
「鍛冶や物を作るスキルや工房や鉱石の星に住まわせるから、武器や防具を造らないか?」
スカウトてヤツか、今までの人生で初めてだな・・・・・・嫌な押し付け職務や委員会とか有ったが、まあ地球のあの世に行けないらしいしモノ作りは好きだが畑か園芸か、土木をした時の経験使った土木ぽい事位だな・・・
「ペット同伴で」
「君は仲間よりペットか」
「?」
「いや、何でもないが名前を変えたいなら、新しい門出に名前を変えてあげるよ」
他の私は地元の有名武将や、有名戦艦の名前にしてるが、私は・・・・・・
「長七朗・・・いや無いな~ 時代劇ネタだし・・・桃太郎侍は、名前ではないし困ったな・・・」
「・・・・・・何か楽しんでない?」
何故分かった?
「やれやれ」
鼻で笑いながら言われたが、なかなかピンと来る名前が浮かばないが。
「ビットマン」
「それ実在した有名人だよね」
「カリウス」
「それも同じだよね、しかも君が遊んでた戦車ゲームネタの名前だよね」
また思考を読んだらしいがその通りだ!
「まあ名前は仮で雅史のままにしとくが、変える気に成ったら言ってね」
ビットマン・・・格好いい名前だと思うが・・・
「後先考えて!」
何かめっちゃ怒られた。
「それでは君の職場に行こうか、雅史(仮)」
「(仮)て必要ですか?」
「まあ仮だし」
「現状維持と言って下さい、一応親が付けた名前ですから・・・親父は関わって無いらしいけど」
エルドールさんの後を着いて行くと、眩しい光に吸い込まれた先には岩だらけの大地と、死ぬ前以来の肉体の重さに感覚と何故か作務衣を着て居た。
「野郎の裸を何回も見たくないからね」
「何だか知らないですが、裸は嫌だったので助かりますよ」
他の私は全裸変態をしたらしいが、そいつらは本当に私なのだろうか?
「面倒過ぎる以外は君だよ」
「何かイラッとしますよその言い方」
それより職場にと聞いてたが、岩しか無い場所が職場とか言わないよね?
「この星の鉱石やモンスター全てが素材で、助手に・・・マイケル・・・あれ?」
何か昔飼ってた猫の名前そっくりだな。
「何故? 呼んでも来ない?」
エルドールさんは暫く考える様に居て、暫くすると・・・
「何故か何処かに連れて行かれたみたいだから、他の者を呼ぼう・・・・・・」
誰を呼ぶ気かな?
「・・・・・・ヨシナカ達はダンジョン星で修行してるし、妖精は・・・妖精がだいぶ仲間に居るし・・・そうだ、あの者達なら・・・」
エルドールさんは白金の球体を何も無い場所から手の平に出す、アレは噂の異世界ファンタジー魔法だろうか・・・ワクワク。
「魔法ではないよ」
魔法では無いらしい・・・無念・・・
「よし来たぞ!」
エルドールさんが呼び出したらしきのは、二体のキジトラの懐かしいトムに似た人間の様に立つ、ケットシーらしき猫だが身長が人間並みなんだが・・・
「トムて子だが、まあ精霊みたいな存在かな?」
「「・・・・・・何かマサさんに似てるが、雰囲気が何か違う気がする」」
何か日本語を喋ったのだが・・・あと今トムて言いましたか?
「一応色々スキルは君にあげたけど、星の移動はある博士が宇宙船作ってくれてるから・・・・・・何で不満なの?」
「いや・・・・・・何か嫌な予感して、出来れば色々な場所に一瞬で転移する宇宙戦艦が良いなと」
「何と戦う気だ?」
「男のロマンです」
「やはり君も雅史だね」
何か含みのある言い方をされた後に、一瞬でエルドールさんは消えそして何か女性を連れて来た、何かマッドサイエンティスト感溢れる不思議な服装の科学者的なのが、何故か白衣は着てないのは不思議だが。
「宇宙船の希望を聞いて欲しい・・・・・・ねぇ、エルドールちゃん」
「ちゃんて言わないでくれないかな?」
「何処かの雅史拾って来たのかしら?」
「私は犬や猫ではないよ」
一応抗議はするが、何処かの雅史とか野良メイドとかと一緒みたいなニュアンスはヤメテ。
「野良執事か野良助手拾って来てよ、エルドールちゃん」
「だからちゃんはヤメテて言ってるよね?」
「それで私のロマンはどうなりますか?」
少し間を置きそして言う。
「このエルビー博士は、君の時間軸とは違う世界での雅史に宇宙船を造った博士だよ」
何かこのエルビーて博士はエルドールさんの意図を分かり、ニヤニヤしながらSFファンタジーの様な疑似スクリーンを出して、何か懐かしいカ○ダムの戦艦みたいな物を出す。
「前に造ったエトワールだけど、改良点だらけなのよね今は・・・」
「どうせ私にも協力しろと言うのだろう、まあ娘に会わせる前に一仕事頼むよ」
「この天才エルビーちゃんに任せなさい」
何だか知らないが私は蚊帳の外らしい。
「このエトワールと同型なら造れるわよ、装備は此かしら」
何かミサイルやら粒子砲やら在るが、ミサイルは物資が必要だしエーテル系は魔力無い場所では使えないらしいので、ブラックホールとかの発生機関のエンジンが出来るらしい、後は生命エネルギーを変換して惑星破壊エネルギー砲も搭載すると言ってたが、そんな兵器何に使うのだろうか?
「そんな兵器何に使うのかな?」
何となく呟いた言葉にエルビー博士は。
「私の満足の為よ」
「知らんがなぁー!!」
全力で叫んでしまった・・・喉が痛い。
「寝泊まりする場所は・・・・・・手持ちないや」
「魔法か何かご都合で何とかしてよー」
「残念ながらご都合で造れる程、この世界は楽では無いのだよ!」
何かグラサンしたノースリーブの金髪が、脳裏を過ったがそもそも家を作る道具や物が無い。
「土木の魔法なら雅史なんだからあるでしょ」
「アレは魔法てより、経験を生かした魔法かな?」
何だか知らないが、土木の経験や知識は噛ってるので何とか基礎工事は出来る、まあ木の家だと木材が沢山居るけどていつの間にか、二人のトムが沢山の木を近くに積んで居た。
「あのマサさんなら絶対木材がと絶対言う」
「確かにあのマサさんなら言うな」
何だか知らないが何かカッチンと来るな、木材は助かるけど。
「あと工房は他の場所に在るし、要らない古い家屋が一軒あるけどね」
後出しとは卑怯な・・・それより職場を見に行こう、いつの間にかエルビー博士は居ないしトムらしき二体は、何処から出したのか分からない刺身を食べてるし何だかなぁ~
エルドールさんの後を追い、何かスキルを呼び出すとか言われイメージがとか色々言われ、何か異世界あるある的なのとは程遠いスキルだらけだった。
「この拠点移動と工房移動と・・・この、嫁探しの旅移動て何ですか?」
「・・・それは間違えたスキルだが、もう消せないから見なかった事にして」
(雅史は大抵ハーレムに走る傾向強いみたいだし、間違えて作ったスキルだが使わないよね?)
工房移動スキルで来たが不思議な場所だった、窓は無いが不思議な機械やガスなのか分からない炉、刀鍛冶の様な場所も在れば何か不思議な操作盤らしき物や未来的な物が沢山在る。
「この工房には色々な性能が在る、設計図を造り材料を入れただけで造れるのとバフを付与も可能な、特殊万能工作機にレーザー加工機に大型武器製造機や、一応乗り物も造れるがエンジンとか無いと動かないよ」
「それは常識的に普通では・・・・・・」
エンジン無しに動くのは、自転車か三輪車だろうな他は、磁石と銅が主なモーターの電気モーターや、鉄を鋳型に流して造りガソリンや軽油を燃やした爆発エネルギーを、ピストンで受け動くガソリン系エンジン。
他には戦闘機はジェット燃料と空気を混ぜたジェットエンジンかな、漫画とかだと核パルスエンジンやら核エンジンやら核融合炉、核を疑似太陽にしたエンジンも有った気がするな。
他にはマイクロブラックホールエンジンとか、特異点収縮エンジンとか生命エネルギーを特殊なモンスターの部位で変換した、ファンタジーなエンジンとかも有ったな、あと永久機関とかはロマンエンジンだな。
「創造する物も造れるが、何事も材料やそれに耐え得る構造なら何でも造れる、それが例えこの世に無い乗り物でも。」
エルドールさんはそう言うが、ワンオフアビリティーの兵器や現実では不可能だったが、例えるならドイツのマウスを壊れない金属で部品から作り組み立てて、自動装填装置や永久機関エンジンにして最高速度200kmにも耐える足回りにし、爆発力の有る魔法を砲弾にすると最強にして最恐の二次世界大戦失敗作が、とんでも要塞戦車に変わる。
まあ色々今の時点不可能だし、それよりパワードスーツかモビルスーツを造った方がコスパやロマンが勝る。
スラスターとかはガンプラや漫画やアニメを観てきた経験から、色々試せば良いだけの話しだし、太陽パネルを宇宙に飛ばせば太陽光エネルギーが無尽蔵だし。
「・・・色々破壊する技術作らないでね」
「趣味として個人で使いますよ」
「エルビー博士には変な入れ知恵しないでね」
何だかは知らないが、死の商人に成る気は無いのであくまでも趣味だ。
「趣味で留めてね」
念押しに言うエルドールさん、心配何だな・・・あの博士何かやりそうな感じするし。
「じゃあ次は古い家屋だね」
「どんな小屋なんだろう・・・」
ボロ屋=小屋だが古い家屋は幅が広いから読めない、江戸時代の代官屋敷や武家屋敷や普通に大正や昭和初期の、年期のある家も古い家屋だろう。
「移動は拠点スキルを使うと良いよ」
と言った途端に先に行ったエルドールさん、慌てて後を追うと宇宙空間に浮かぶ場所に出たが、何故か呼吸も出来るし風を感じるし何かの大樹を中心に大地が残ってる感じだ、大樹でも世界樹的な木ではなく樹齢百年を越えた様な大きな木程度、だけどその木から光を放ち周りの牛らしき動物や草花は生存して居る。
宇宙空間だが星の輝きや太陽らしき恒星も無い、砕けた星の後らしきデブリは沢山浮かんでるが、他にも大樹らしき木が宇宙空間に在るが遠く生存者や生き物が居るか分からない。
「此処は死んだ世界だね、そしてそこの木は始まりの木のレプリカのその子孫の、名の無い木かな」
名も無い木とは寂しい木だな・・・
「桜色の不思議な花が咲くが、確か何かの実が成るらしいが誰も見た者は居ないだろうね・・・」
(この世界に居た雅史でさえね・・・)
エルドールさんに付いて行きたぶん湖らしき場所だった場所近くの、何か私だったら作りそうな家が在ったが古い家屋には掛け離れた、中古物件の家でしかないが最初の課題は水かも知れない。
「この湖が枯れたらここの水は尽きて、後数年であの木も光を失って力尽きるだろうね」
新しい仕事と並行して、住みかの問題も解決しないと成らない訳だな。
「惑星の核はもう無いが、万能工作機なら色々造れるし、色々な可能性は有る筈だが君次第だね」
それを言われた時、あの作品の宇宙コロニーが脳裏を過りタイムリミット付きの、宇宙コロニー製作とその資材や構想を練りたいが先に、住めるらしき家を見たが・・・
「何かくっさぁ~!」
家の中は綺麗だし埃も少ないが灯りがない、何か臭い・・・が匂いの大抵のは男だから分かる匂い、まあイカ臭い匂い。
「何でエルドールさんは入って来なかったか理解したよ」
玄関外で手を振ってるエルドールさん、謀ったなエルドールさん・・・更に薄暗い部屋を見て回るが、赤ちゃんのベットらしき物やオシメ・・・まあ現代風に言うと赤ちゃんのオムツだね、オムツが出るまでは布が当たり前だったからねそれが散乱し、家具の引き出しが飛び出して居たが土足で来て正解かも知れん、まあ知らない靴だが。
そして台所らしき場所は皿やコップが割れ散乱し、テーブルがガラスに激突してるが強化ガラスの様に割れて居ない。
近くのソファーとか何か臭いのでゴミ確定だ、変なボタンを触ったら照明が光り明るくなった、また見回り地下には図書館らしき場所が有ったが調べると、知識庫と表記されるが時間が有る時に調べる事にした。
食料庫らしき場所には数年単位の食料が入ってるが、冷凍庫らしき場所は稼働してるらしく寒かった。
電源は地下の雷エーテル魔石が元らしいが、そもそもその異世界魔石は宇宙の塵だから、木の守りのフィールド外の宇宙空間で活動するノーマルスーツや船が必要。
台所のシステムキッチンも火エーテル魔石が無いと使えないが、掃除しないと汚くって使いたく無いレベルに汚い。
「懐かしいなぁ~」
「何処の世界も同じ作りだね、温泉枯れてるけど・・・」
何か懐かしむトム二人、あと洗面所に行って顔を見たら二十代位の顔だったので、二十歳以上若返ってる可能性も有るが、そもそも一回死んでるし身体を新たに貰ったし、あんぱんとは言わないが新しい身体は同じ二十代より動きが良い。
「今なら長年の怨みの奴らを虐めてた奴ら全員を、殴り倒せるかな?」
「「やはりマサさんだな・・・」」
呆れた顔で言うが、勝てない喧嘩はしないが売られた怨みはこの肉体なら返せる筈だ。
「まあ地球に帰れればの話しだが」
「「無理!!」」
「そうなんだな・・・」
私を殺してくれたドライバーをボコる事も叶わないか・・・
「それにしても即答だな」
「「何処のマサさんも同じ事を言ってたよ・・・確か」」
あとこの世界の雅史はこの世に居ないらしい、何故かトムは助けられ色々な雅史の手助けをしてるが、一人鈍感なトムは異世界に肉体が人間に成って幸せな生活を送ってるらしい。
「何か異世界だと雅史の名前は縁起悪いな・・・母から貰った名だが、新しい名前にした方が良い気がして来たな・・・」
地元の武将の名前でも良いかなと思って来た、先ずは汚いこの家を何とかしたいのだが、二階に行くとトム達は迷い無く行くとこの世界に居たトムはちぐらに入り泣いて居た、もう一人のトムは周りを見渡し『懐かしい』と言って居た、同じ私ならと思い直感で隠し部屋を発見し隠してた薄い本や、金貨や何かの貨幣とかが隠して有ったが、此はたぶん自分の手持ちが無くなった時の最終手段だろうな。
「この世界の私は金持ちだったんだな・・・」
金塊も奥に在るし神鉄て不思議な鉄のインゴットまで有るし、なかなかこの神鉄で何か作りたく成るのは後回しにして、赤い虫らしき部位は近くに用心の為か説明書の写しと書かれた物がある。
「私の独特の字だ見間違えないな、どんな世界の私でも下手くそな字だな・・・」
中身はちゃんと読めるので、コピー機みたいなので写した物らしいがもっと材料とか置いとけよ、三階は趣味の部屋だったがやはり天文に関わる物が有った。
「異世界でも流星群や日食は見えたのだろうか?」
外に出てエルドールさんは平然と言う。
「何か臭かったでしょ」
「イカ臭かったですよ、まあ原因は分かりますが・・・どんだけこの世界に居た私は、理性が無かったのだろうかと・・・」
(理性ねぇ・・・・・・)
何か言いたそうなエルドールさん、それより使えると言うより一部処分するか、地下以外を新しくするかだが、魔石が無いと厳しい生活に成るしインフラやエネルギーが無い、湖の水は濾過しないと使えないだろうし、下水処理はよく分からないし、エルドールさんに色々聞こう。
「温泉ならこの世界には不可能だね、星の核が無いしマグマも無いから温泉も無いが、工房のある星なら有在るがこの世界にも雅史が手にして無い素材は存在するよ」
それを聞いてやはり地下意外作り直す事にしたが、この世界に生きたトムの判断の後にするが、嫌だと言えば地下に行く道を新たに作って他は放置にする。
「先ずは木が枯れない様にしないとな、あと武器を色々と試作して見ますよ」
そう言うとエルドールさんは思い出したかの様に言う。
「必要な物は猫屋て私の母が創った世界の便利な店を使うと良い、お金は借金スタートだが武器の性能次第で、私が(ヨシナカ達の給料から天引きして)払おう」
何て良い超次元体の神様だ・・・良い武器作らないとな名前も変えよう。
こうして雅史(仮)は異世界で新しい職を始めた、ついでに雅史から義仲に名前を変えた。
「トムよ・・・」
「「ナニ?」」
「何か分けないな・・・」
良く見ると赤い首輪と青い首輪に分かれてる、赤いのは元々あの家の持ち主の雅史の仲間だったトム、青い首輪のトムは和風の忍者な格好をしてる。
「赤い首輪のはトムで、忍者の方はサスケでどうだ?」
「僕は反対、僕は何時でもトムだよマサさん」
「・・・・・・悪い、私はさっきエルドールさんに義仲に名前を変更して貰った」
そう言ったらトム達はアゴを外して、開いた口が塞がらないで居た。
「今度からヨシさんとか呼んでくれ」
「「・・・分かったよヨシさん・・・なんか慣れないな・・・」」
「じゃあ赤トムはスクラップにして良い鉄を探して、青トムは鉱石が沢山有る場所をスキル使って探して来て」
「「了解」」
青い首輪のトムは外に出る廊下に出て、工房の外に向かって行った。
「一応地下の最深部行ったのヨシさん?」
「倉庫か?」
「あの腹立つキャナルが居る知識庫の近くの扉の先」
そんな扉有ったかなと赤い首輪のトムに案内を頼み向かうと、神鉄をふんだんに使った更に地下に続く道を下り着いた先には、広い地下ラボが在ったがまだ未完成な状態だった、駆逐艦級の船が一隻と試行錯誤らしき車輪が無い大型バイクに、モビルスーツのバックパックの様なのや何か怪しげなサーフボード擬きが有る。
「マサさんの遺産だよ、船は一回使ったけど何か納得出来ないから改造するて言ってたけど、結局僕より子供や妻を取ったけどね・・・僕の居ない間に何が有ったかは知らないけど・・・」
何か怨みのオーラらしきの出てるよ赤トムよ。
「コレ素材に使って良いかなトム」
「構わないよ、鉄骨も使って大丈夫だよ・・・崩落させなければ」
なかなか難しい注文だ、エルドールさんから貰った不思議な小物風箱に任意で回収し、疑似スクリーンに猫屋と言う欄が在るので指でタッチすると、日用雑貨が沢山表示されまるでA○az○nの様だった。
「暫くは工房か工房近くで住むとして、何かキャンプ道具か寝具とか欲しいな」
あとで調べる事にして魔法のコツや使い方を、赤い首輪のトムに聞いて使い方を覚えるが、攻撃魔法や回復魔法や飛行魔法は時間の有る時に試す事にして、赤い首輪のトムと工房に戻り工房の部屋から出て、廊下を歩き出入口と書かれた看板のしたの扉を開き外に出る、工房の外は太陽が明るくやや蒸し暑い。
「先に温泉探そうか赤トム」
「そうだね・・・汗を沢山流しそうな暑さだし」
周囲は山に囲まれてるので、地元に近い環境みたいだが夏の様に暑い、スキルを使い温泉を探すと何故か近くに在るので向かうと、小川があり近くから砂を巻き上げゴボゴボと湯煙上げながら、温泉が沸き出てたがテンションが上がり過ぎどう魔法を使ったか分からないまま、いつの間にか天然浴場が出来てた。
「・・・・・・ヨシさん初めて魔法使ったのに、何でサクサク魔法使えるの?」
不思議そうに言われたが、私も何故使えたか分からないがそれより温泉だ。
「温泉が溜まるまで水で様な湯加減調整と、今日の食べるキャンプ飯考えないとな」
「僕は魚だね」
「・・・・・・たぶん温泉作った時に、近くに居た川魚は逃げたよ」
「チョットヨシさん酷いよ!」
「下流に行くか上流に逃げたのを釣れば良くない」
赤い首輪のトムは暫く考えてから、首輪からどう出したか不明な釣竿を担いで上流に無言で行った。
「殺気だって行ったが、釣れないだろうしあの倉庫や冷凍庫とかの食料を使うかな、マグロらしき冷凍切り身解凍させれば良いだろう」
この日は異世界最初の温泉と、イノシシ肉らしきのをシンプルにステーキにしたのと、カセットコンロで圧力鍋でご飯を炊きふっくらとたったご飯を噛み締めながら、トム達と焚き火を囲み色々話したが、私の前の職業で死んだか不明な身体で異世界に来たらしい、私は完全に魂だったがな・・・畜生!
あの崩壊した世界の私はハーレムで子沢山生活だったが、ある日巨大な化け物の出現で一瞬で世界は終わったらしい。
イヤ、普通前兆かそれに該当する事件起きるのは、鉄板だろうよとは思ったがその敵は、他の私の世界で倒したが未だに同じ敵は色々な時空で現れてるらしい。
「あの変なモンスターもだけど、あの自称元人間のゴブリンは厄介だよね」
「厄介だよ、何処の世界にも現れるからね」
人間の言葉を話すゴブリンか、変なモンスターも異世界には居るんだなと思った。
その日は私はソフトチューハイのほろ○いを猫屋から買い、トム達のリクエストでマタタビ酒を買い、泥酔するまで飲み翌朝・・・
三人揃って二日酔いの頭痛、私は適当にコーラを買い二日酔いに染みるコーラだったが、飲んだ事無い不思議な味のコーラだった。
日本のメーカーのコーラは大抵飲んでるが、このコーラは何か生ぬるいくて強炭酸なコーラだった、しかもクラフト系な味で余りコーラ感は弱い気がした。
軽く朝食を食べ青い首輪のトムに案内され、車輪の無い大型バイクを出しトム達に言われた通りに、操作すると動いたのでトム達を乗せ、鉱石が在る場所に向けて行く事にした。
「ヨシさんLet's Go!!」
「ガンガン飛ばしましょう!!」
「慣れるまで安全運転だよ」
「「えぇ~~!!」」
何故か非難の声を上げるトム達、バランス感覚とか馴らさせて欲しいよ。
「安全用のシートベルトしろよ」
「「もうしてる」」
「じゃあ慣らしながら行くぞー!!」
たぶんエンジン吹かして青い粒子がマフラーから出る、浮遊しながら前に進み加速を始め風を切り気分良く走る、山の谷間を走り馴れて来たタイミングで更に加速をし、ゴツゴツしたオフロードを気にせずに走れる安心感、エンジンを吹かしギアを上げ更に加速し疾風の様に走る。
「またドリフトのコーナーだよ」
「レースではないからドリフトしないよ」
(まあ最短で抜けたいから、ドリフトぽく成るが)
何故かトム達のテンションは上がるが、何故にそんなにテンション上がるんだトム達?
谷間を抜け広い場所に出たので最大出力を試す。
「イクゾ!!」
「「何かヨシさんのスイッチが入った」」
更に加速し速度表記はされないが、モンスターは居ないし何か兎らしき動物は居るが平和な場所だ、更に加速し大地を駆け抜け暫くすると青トムが手を振ってたので減速し、停まると。
「あの洞窟の中に鉱石反応が沢山したよ」
「洞窟は久々だね」
洞窟の前にまで行き降りて、大型バイクを仕舞い猫屋から工事用のヘルメットを買い、青トムの照明魔法で洞窟を進みながらアースホールて便利な穴を掘る魔法で掘り、根こそぎ鉱石を採って採って採りまくる。
「宝箱は僕にお任せ」
「昨日回収したのに、もう復活してるな?」
宝箱の話は聞いてないよ青トムよ・・・・・・
「鉄のナイフと回復ポーションか・・・」
「昨日は鋼鉄剣とメイスだったよ」
開ける度違うらしい、青トム先導で地下に向かい鉱物を回収しながら進むと、途中光る石を見つけ水晶だったので回収し更に赤トムに宝石探査を頼むと、ザクザク原石が出るが小粒だらけ。
「宝箱の方の宝石の方がマシだと思うよ」
「だね」
「何時かは三人で冒険も良いな・・・」
((絶対無いな・・・))
どうせその頃には彼女とか絶対居るとトム達は思った、そんな事を思ってるとは知らない義仲は楽しみだなと思いつつ、最下層に向かう。
「何か凄く深い場所に来たが、何か暑いな・・・」
「「?」」
普通の作務衣の義仲と、不思議装備のトム達とは体感は違うので噛み合わない。
「そうかな?」
「普通だよな?」
「何か外より暑い気がするよ」
装備のお陰で快適なのを忘れてるトム達は、暑いと言う義仲に理解が出来ないで居たが・・・
「・・・・・・何か奥から来てる様な音がするぞ二人共」
「「?・・・本当だ!!」」
何故かトム達より耳が良い義仲だが、基本体調が良い時しか役に立たない耳の良さだ。
何が来るんだ? 異世界最初のモンスター・・・やはり洞窟だし、何か重い音だしゴーレムかな?
「明かりを頼んだ僕」
「任せろ僕」
青トムは赤トムに明かりを任せ小太刀の様な刀を抜き、音のする方に向かい走って行った。
「石や鉄は刀では斬れないだろうに」
「あの刀は斬れるよ」
「・・・・・・え!?」
赤い首輪のトムの説明では、神鉄で作った武器や不思議な武器シリーズは堅いモンスターすら斬れるらしい。
「便利な鉄なんだな・・・」
「神鉄は普通の鉄より異常に丈夫だよ」
地下のトンネル支柱に使ってる訳だな・・・ 凄い揺れを感じた後、青トムが帰って来た。
「何か変なゴーレムだったよ、金ピカだったから金塊ゴーレムや白金ゴーレムだと思うよ」
青トムの後に続き行くと確かに金塊ぽいので、鑑定スキルを試すと金塊ゴーレム残骸と出るが、確かに異世界スキル鑑定は便利だ・・・しかも純金だから更に高価な金塊、何かアクセサリーとして出せば売れるな・・・
後でエルドールさんに相談する事にし、白金ゴーレム残骸や白オリハルコンや竜級オリハルコン、竜の鱗並みに硬いオリハルコンらしいオリハルコンを手に入れ、何か巨大な鉄の塊は神鉄らしく核らしい魔石は、虹色に光る神の雫と出たが何に使えるかは分からないが、青トムは相当強いみたいだ。
「少し手間取ったけど、再生するエロゴブリンよりは楽勝」
「なんだか分からないが、結構助かるよ」
「でもまだ奥に居るよね?」
赤い首輪のトムが、死んだ雅史のスキルを継承してると言うスキル地図で言う。
「僕らの中では唯一そのスキル有る僕だね」
「色々任せてよ!」
胸を張る赤い首輪のトム、青い首輪のトムはまた刀を抜き奥に向かいまた地響きが起き、赤い首輪のトムとゆっくりと奥に行く。
箱に回収しながらどんな武器を作ろうか考える、途中アイアンゴーレム残骸や銅ゴーレム残骸等を回収し、また巨大な残骸の神鉄ゴーレムを数分掛けて回収し更に巨大な揺れに洞窟の崩れる石が大きくなる。
「どんなモンスターと戦ってるんだ?」
「僕に言われても、ゴーレムとしか言えないよ・・・」
揺れが収まり際奥の広い場所に出ると、龍の様な鉄の鱗に切り裂かれた身体も鉄で出来た、ゴーレム龍らしき物が横たわる。
「核を見付けるの大変だったよ」
軽く前足で額の汗を拭う青トム、龍の胴体の真ん中付近がバラバラに斬られて居た。
「ヨシさん、コレ核だから早く回収してね」
「デカ!」
あのナ○ック星のドラ○ンボールより巨大な金色の核、神龍の魂の魔石を手に入れたがエルドールさんに色々聞こう。
「懐かしい宝箱発見!」
「虹色なら不思議装備確定だね」
トム達は罠の類いが無いと確信して虹色の宝箱を開けるが、何処のゲームの宝箱だよと言いたくなるが、トム二人は中を見た途端に興味を失くした。
「コレはヨシさんのだよ(確実に僕のサイズではない)」
「だね(僕らのサイズではない)」
宝箱の中を見たら何故か作業着や作務衣や、何か旅烏的なみとこなら弥七の様な、昔ながらの時代劇なら風来坊の旅の服装には心踊る気持ちだ。
「水戸黄門はやはりエルドールさんかな?」
「呼んだかい?」
「「「!?」」」
いきなり現れたエルドールさんに、心臓が飛び出る所だったが服を見せると。
「未来で君が作った装備じゃあないかな?」
「私なんかい!!」
色々突っ込みたいがそれより神の雫や、龍神の魂の魔石を見せると。
「私の力より強力な防具や武器が創れるが、普通の鉄に砕いた破片を入れると違う武器に変わるだろうね、トム君達が使ってる不思議武器シリーズは、義仲が未来で創った可能性のある武器だよ」
「「「・・・・・・え!?」」」
未来で私はとんでもない武器を作れるらしいが、まあまだ作って無いし未来の事は未来にしか分からないからね。
「この龍神の魂の魔石はたぶん、色々な世界でモンスターとして倒された龍や竜の魂が、エーテル魔力で結晶化して神の領域に達した核だろう」
そしてエルドールさんは神の雫を見て、一つの仮説を言う。
「世界を破壊する者に破壊された世界の、彷徨った神達の魂エーテルと融合した姿かも知れないが、まあ砕いて使って大丈夫だよ」
「軽!」
「「神様の魂砕いて良いて、恐ろしい神様だ!」」
エルドールさんはトム二人に人差し指を立てて、お茶目に言う。
「私は神では無い、神より上の存在だよ」
めんどくさいなと思いつつ、何かを訴える気がする神の雫。
「神鉄は神の血や魂が鉄に宿った物だから、この星は集まり易い場所だからどんどん使ってね」
何か色々知ってしまったが、何の神かは知らないがあなた方の魂が宿った鉄は何時か、あなた方の無念を晴らしてくれる者の武器や防具として、晴らしてくれますよ。
分かってくれたかは不明だが、返事の様に神の雫は目映く光った。
「神鉄の一部はエルビー君に渡せば、喜ぶと思うよ・・・たぶん」
そう言って帰って行ってしまったが、竜オリハルコンやドラゴン神鉄ゴーレムの? 神鉄はどんな性能か、エルドールさんに聞く前に帰ってしまった。
「まあ試作作ればその内分かるかな?」
「「行き当たりばったりだね」」
それを言ってはおしまいだ、私はトムの肩に手を置き回収漏れは無いはずなので工房まで帰り、先ずは基本のロングソードを頭の記憶からもスキャン出来るらしいので試し、万能工作機のディスプレーに出して立体で確認してから、アイアンゴーレムの破片を投入口に入れ必要量を入れると、一瞬で光りディスプレーに出たロングソードそのまんまが、真ん中の開閉扉が開くと現れた。
「ちょっと誰か試して来て」
「僕が行くよ」
赤い首輪のトムがロングソードを持って外に行き、その間に刀の作り方の本を取りに行くと知識庫を何故か持って来れた。
「新しいマスター、名前を決めて下さい」
「・・・・・・」
(賢者や大賢者は在り来たりだし、キャナルは雅史にかぶるしな・・・)
考えるが浮かばないので保留にすると。
「名前が決まるまでご利用出来ません」
「めんどくさいな相変わらず」
「うるさい、トムさん」
「うるさい言うな!」
何か喧嘩始めたが無視し、ロングソードで何を斬って来たかは分からないが。
「普通に枝は斬れたし、普通の剣だね」
「木を斬って来たんだな・・・」
こうして私の異世界での転職先は、賑やかなトムとの楽しい生活が始まった。
雅史「私の家を臭い言うな!」
義仲「淫ら野郎鬱陶しいわ!!」




