17 草原の戦い開幕
アズーナ「今日は私美少女妖精アズーナがナレーションだよ」
イーノリ「自分で美少女て言っちゃった」
リーサ「何か痛いな」
ユキーノ「彼女は大丈夫なのか?」
アズーナ「同情する様な目でみないでぇ~」
フラン「ほぺぶ……」
レジーナ「本編スタートよ」
レジーナに攻撃され、屍の様に倒れて居るフランだった。
翌朝ご飯の炊き上がりを見てから朝風呂に行き、それから朝食を取りに行き食事を作る、エレクは妖精エネルギーゼリーを2パック食べ、詩人は出した味噌汁をおかわりする普通の味噌汁のお椀で、イーノリ達は朝からホットケーキを食べ、私は納豆ご飯にジャガイモとニンジンと大根の豆腐入り味噌汁、孝介とカールも食べてるが孝介はそこに鮎の塩焼き、カールは巨大丼の卵かけご飯、米代はしっかり請求済み。
食べ終わりフランさんがやっと起きた時には、全員朝食を終わらせており絶望して居た、昨日ヨシナカに買って貰った白いロングスカートのローブは、軽く着心地良く何故か心踊るが………
「川魚美味しかったわよフラン」
「起こしてよ一人だけ起きて、朝食食べてるなんてレジーナの裏切り者!!」
レジーナに文句を言うフランに、ヨシナカは言う。
「急がないと此れから皆準備始めるから」
フランにそう言い残し、ヨシナカは自室に向かい二日酔いのアズーナを、ポケットスペースに入れ暁を装備し脇差の菊一文華を装備し、忘れ物を確認して部屋から出る。
一応昼は立ち食いで戦闘も有るので、各々(おのおの)自分専用の非常食や軽食を確認する。
猫屋で頼むのが大半でコンビニおにぎりも、猫屋に頼めば直ぐ配達される場所指定で。
基本地球の物は3%割高に成ってる、特急料金は27%割高で高い買い物に成る、昨日のフランさんの料金は勿論割高特急料金で、出張費も含まれてるが彼女が稼いだお金から払われて居る。
「このバー高いけど美味い」
「まあ基本高いからな……」
誰でもたぶん食べた経験ある、カロリークッキーバーとその液体やコンビニおにぎりをカールは、アイテム入れに仕舞い孝介達も各々入れる、私は大量に焼肉のたれを絡めた肉皿にご飯山盛り丼に、ウェットティッシュや大豆バーやウエハースや、スポーツドリンクに栄養ドリンク剤を完備、一応特別手当を上司に貰ってるが、全ては買えないのである。
結局あの温室は資材作ってる場所無いから、材料を買おうと思ったら破産するレベルなので、旅をしながら材料の鉄鋼やアルミ材を集める事にした、まあ後は倉庫内のスキルで部材加工をする、古い時代に行って材料探しも視野に入れる。
一応建築系のスキルは基本魔法スキルと、倉庫内スキルに分かれるが倉庫内は中に顔を入れられないが、ある程度の動物は生きたまま入れられる、特殊コンテナ部類が存在するとか上司は言ってたが、人間は不可能だしもそもそ死体以外は入らないと言われた、何か特殊な事情が有るらしい。
「そろそろ僕の刀どうにかしないとな……」
少し刃こぼれして来てるらしい、まあ刀鍛冶居ないしドロップ刀まだ有るが、試しに刀を一振孝介に渡してみる。
「前にドロップしたこの荒波て刀を渡すよ」
孝介は一応受け取り刀を抜くと、波紋が荒波の様に見え柄の握った感触も良いらしい、まあ太刀や大太刀よりは使い慣れてるだろう。
「有り難うヨシナカ、有り難く貰うよ」
早速帯にさ差し込み抜きの感触を確かめる、そして何故かクロードやブルースが欲しそうに見て居る。
「………」
「「…………」」
剣有ったかな?
剣の倉庫欄見たら有ったが、不具合有った訳でも無いし何か上司の作った武器らしきのが、何故か入ってるのだが前には無かったはず。
刀も増えてたが他にも大剣で、クロスクレイモアより大きそうな刀身のグランド・クレイモアクロスは、腕力と体力のバフが付くがスピードが高くないと、扱い辛そうでフレームクレイモアは炎の様に赤い刀身ぽい大剣、デストロイヤー……なんか物騒何ですが上司ですか? 固有技に、ファイナルクラッシュアトミックバーンと言う、何か相当ヤバい固有技? 兵器? が有るのだが、まあアイコンでは分からないから後で見てみよう。
剣はムーンクレイドルスターに、七星剣龍にブルームーンソードにカリバーンアース、何か伝説の剣の様な名前だな。
大型剣はディスブレードにデストロイヤー・破、何か物騒過ぎるのだが上司コレ大丈夫?
あとは氷河聖霊剣に聖霊七星剣の二つは、鍔に聖霊石が埋め込まれた大型剣みたいだ、まあアイコンでは全ては分からないし仕方ない。
突きのメイン剣細剣はローズスターに、ソールイータ……魂食らいとは物騒だが悪党を血を流さずに、何か倒せそうな気がする……代償無ければ良いな。
あとはフレイムレイピアに月下乱舞にフレームワルツ、アイシクル・エンドレスワルツ等、なかなかクセが強そうだ。
打槍は竜の爪で作ったらしきドラゴンファングに、聖槍グランドドラゴンにムーンカヤキスの槍、神の雷の鉾に龍神の鉾が有るが、何か強火力の予感。
他には星聖霊の槍やドラゴン素材らしき竜槍に、ゲレイロフォーク等ある。
ハンマー棍棒に杖系は、グランドアースハンマーに大地の杖に、大地精霊の棍棒やアースヒールスタッフやマジックスタッフ。
斧は神々しい武神の斧に禍々しい斧でデストロイヤーズ、破壊神の腕の様な……また物騒なのが他にも、アーススター……なんか何処かで聞いた事有るな、あとは神の雷何かハンマーぽい名前だな、雷が纏う斧なんて。
「さて行くかな」
「「待て待て!!」」
やはり呼び止められた、ブルースとクロードに。
「何か用?」
「僕には?」
「俺には?」
「アレは孝介の刀にダメージが有ったから、くれただけだよね」
孝介に聞いたが刀に夢中、余程相性が良いらしい。
「さてと行くか」
「「だから待て待て!!」」
「………モンスターからドロップするから、それを手に入れなよ」
帰って来た言葉は。
「「今直ぐ欲しい!」」
「知らんがな!」
ヨシナカは足袋ブーツを履き、ブルースとクロードを引き摺りながら外に向かう。
「「今欲しい!」」
「頑張れ二人共」
それだけ言って外転送陣に入り外に出た、まだ粘る二人を放置して草原を見る。
「ゴブリンは居ないが、レベルやモンスターの種類がまばらだな」
植物モンスターに草食モンスター。
【エーデルワイス】植物魔物
見た目巨大なエーデルワイス、カッターの様な硬い葉っぱを放つ、根子は脚として以外触手としての機能あり、花や一部部位等は薬草やハーブの様な肉の野性味を抑える等、色々な用途が可能。
平均レベル80位。
【ローズベリー】植物モンスター
薔薇の蔓触手に、甘い香りのベリーの実成る植物モンスター、ベリーの実は甘くそして食べると女性は肌がツルツルに成ります、目の疲労や視力アップ効果や疲れ軽減効果等有り、しかしモンスターの肉体を容易くバラバラに出来るトゲ蔓触手を、何とかしなければ手に入れられない。
平均レベル70位。
【クラッカーフラワー】固定植物トラップ魔物
種胞子の爆弾を撒き散らす魔物、どんな敵が近付いても攻撃する厄介な魔物で、高原や草原の花に紛れ隠れ黄色い花はクラッカーフラワーが、潜伏してるのでご注意あれ。
種胞子クラッカーが直に直撃すると、生命力を吸われ花の苗床にされてしまうのでご注意を。
平均レベル80位
【闘牛】獣モンスター
クラッカーフラワーの天敵の一種、クラッカーフラワーの種胞子が無効化、それ処かクラッカーフラワーを主食にする変わった牛モンスター、体型は牛の二倍で走るスピードは馬より速い加速性、闘牛の排泄物はたまに爆発炎上するのでご注意下さい。
平均レベル70~100位
【ビックレッドスターボア】
額か背中に巨大な赤い星のが見える個体程強く、小さい星が多い個体は弱くそしてスピードが速い、巨大な星が見える個体は身体の毛が硬く、防御がミスリルと鉄合金程度なら切り付けた途端剣が砕けます。
逆に突き攻撃が弱点ですが何故か、闘牛の角は弾く以外は鉄のレイピアでも、突き刺さりますがスピードは馬より少し遅い程度、大型馬と変わらないデカさの巨体でもある。
平均レベル250位。
「また鈍聖牛が居るんだよな………倒して良い?」
「それより剣くれよ」
「僕も格好いい武器を!」
まだ言うか………ならば。
「あの牛モンスターは、レアアイテムが出る(かも)よ」
それを聞いた二人は、見合い火花を散らすがヤツ闘牛のレベルは70付近なので良い敵に成るかも。
「私は鈍聖牛を倒させて貰うよ」
レベル487とレベル499が二頭遠くに居る、暁と私の糧に成って貰おう。
暁の鍔に親指で少し抜き、神速の領域スピード加速性し一気に空中歩行を併せ、居合で首を落とす。
斬り倒した身体を足場に蹴り隣の鈍聖牛の首を一太刀で斬り倒す。
硬い部分に暁を刺し暁の姿が変わる、澄んだ青刀身に水色の柄に変わり穏やかな波の様な波紋、どうやら進化したみたいだ。
「進化したみたいだな……水のよな感じだし、水龍でどう?」
名前 暁+9➡️名前 水龍
攻撃力312➡️攻撃力450
凄い成長進化したね、此はなかなかの収穫だけど前に知ってたら、もう今以上の攻撃力だよね……色々後の祭りだな。
ブルースとクロードは魔法でクラッカーフラワーや、闘牛を倒して居るしやっと出て来たカールと孝介、後フランさんとレジーナコンビ。
「さてとまだ居れば鈍聖牛を狩りに行こう、いつの間にか真神は帰ってたが、ビックレッドスターボアと戦わせて見るかな?」
もう一度呼ぼうとしたら。
「ここに居ります主よ」
影から顔を出す真神に言う。
「ビックレッドスターボア、五体倒したらさっき倒した牛のタン独占的に一本やる………」
一瞬で影から出て、影から無数の刃を放ちレベル200前後の、ビックレッドスターボアを瞬殺して行く。
影の刃を首に突き刺し倒して行く、ついでにエーデルワイスやローズベリーも容易く倒す。
「まあ良いか、何か真神のチートも把握出来たし」
胸を張りタンを待つ真神、食欲の為なら手段を選らばなそうだな。
「行くぞ真神」
解体したタン1ブロック投げると、空中で咥えキャッチ美味いそうで豪快に食べる、もう少し倒せば食費浮くなたぶん。
倉庫を見たら剣の欄に聖霊剣が追加されてた、どうやら聖霊石武器は鈍聖牛のドロップらしい、ビックレッドスターボアは星の牙の御守り、まあネックレスと一体8万円ドロップしてた、でかした真神大金星だしかも二十頭倒してるから160万、コレは真神にボーナスだな。
「真神もう1ブロック食え」
また投げたら空中キャッチ、美味そうに食う真神にカールはジェラシーを燃やすのだった。
「もっとビックレッドスターボアを倒してくれよ」
「仰せのままに主よ」
真神は草原を走り回る巨大なわんこ、ビックレッドスターボアを沢山倒せば、主からあの美味い肉が独り占め出来る嬉しさに、じゃんじゃん倒す。
「真神の餌の為に、私のレベルの糧と水龍の糧に成って貰うぞ」
再び見付けた鈍聖牛を神速領域を発動し、再び首狩りを始める水龍に成ってから更に切れ味が上がり、居合でなくともすんなりと刀身が入り、水の様な斬撃を放ちながら首を切り裂く。
更にこのエリアには居ない筈のまたまた、レベル1000とレベル1200にレベル1500と、レベル200前後30頭が群れで居る。
「ボーナスタイムか? それとも美味い罠かだが、罠でも行くしかない」
名前 水龍+5
攻撃力570
「水龍も成長してるし、やれるだけやるさ」
スピードを更に上げ先にレベルの三番目に高い、レベル1000の鈍聖牛を捉え首を切り落とし、斬った個体の身体を足場に蹴り、居合の体勢から次のレベル200の首を斬撃で斬り倒す、その個体をまた足場に方向転換し混乱して暴れる鈍聖牛の、レベル1200の個体を居合で首を切り伏せる、例え水龍が強く成っても攻撃が弾かれたら終わりだ、全部一撃必殺が常。
最後の強敵レベル1500の首を全力の居合で斬る、皮一枚に苦戦したが何とか斬り倒した。
「さて残り29頭は、少し魔法の試射的に成って貰いますよ」
レベル1500に水龍を刺し更に強化する、そして間合いを取り蹂躙の様に走って来る、鈍聖牛に向かい魔法を構築する。
「行け! ダークスタービット!!」
小さな球体がヨシナカの周りに現れ、無数の黒く尾を引いた黒き流星が意思を持つかの様に、鈍聖牛の弱点の脳天や心臓に動脈を狙い突撃する、音速を越えたスピードで無数の黒い小さな星は、急所を撃ち貫く。
「ついでに新しいモンスターも倒す!」
【レッドアイラビット】兎系獣モンスター
赤い瞳から呪いのイービルアイを放つが、キック力も有り普通の兎の体格で恐ろしくヘビーなモンスター。
平均レベル150位
【スノーバード】
白い空飛ぶ鶏のプテラノドンクラスの体格、鋭い爪に冷気を口からドラゴンブレスの様に吐く。
平均レベル8000~
「唐揚げにしてやるぞぉー!!」
残ってるダークスタービットを放ち、対空迎撃を開始呑気に飛んでるスノーバードをアゴから脳天貫通し、残り18羽も撃ち落とすがレベル1999ばかり。
カールと孝介もやっと来てレッドアイラビットを狩る、フランさんはコツコツとローズベリーをファイヤーボールで、一体一体倒して居る。
「真神無双は終わったみたいだな」
何故かビックレッドスターボアは、レア過ぎる日本円を稼いでくれた、日本に居た社会人時代の生涯年収をあっさり越えた、まあ一生は遊んで暮らせないが三年位なら、価格変動起きても生きられる位は稼いだ真神。
「受け取れ真神」
微妙に手に肉脂付いたがまたウェットティッシュで拭き、また嬉しそうに食べる真神に次は砂肝を投げる、また空中キャッチしたがカールが、真神が落とす瞬間を狙ってる気がした。
ビックレッドスターボアは、星の大きな個体の肉は野性味強烈に強いらしいので、味次第ではシルバームーンウルフ用の餌にする、まあ臓物はご馳走として出す予定。
小さい星の方は柔らかい肉で豚肉に近いらしい、後で臭み次第では香草で匂い軽減してから、カツかメンチカツを視野に入れる。
豚しゃぶや生姜焼き等は焼き肉にしてから、後々考える事にする。
「真神お疲れ様、帰ってゆっくり休め」
「それでは主また何時でもお呼びを」
影に巨体が帰って行く、さて次は誰を呼ぼうか? 何か影から呼んで呼んでの圧が、………まあ今は良いか後で。
遠くに何か鹿が居たが強そうな角だが、さて進めば進む程ビックレッドスターボアが、まだ回収されてるが何処まで行ってたんだろう?
「………あの鹿気絶しながら死んでるな……」
真神はどうやって気絶させながら、倒せたのだろうか?
「先に進み過ぎだよヨシナカ」
「オレにも肉頂戴」
「生肉要求するなよカール」
孝介とカールが合流したが回収が先、他のモンスター達に食われる前に回収を急ぐ、崖や森が深く成り景色が変わって行き、更に回収して奥に進み最後の回収場所に着くと、川の側に宝箱が有った、これぞようやくダンジョンらしく成った。
孝介が鍵や罠を見て周り罠は無いらしいので、鍵を開けると三人は息を飲む、中には金塊に宝石や色々な世界の金貨が入って居た。
「ダンジョンの醍醐味だな」
「もっと無いかな?ヨシナカ」
孝介は宝箱に魅了されたみたいだ。
「………食べ物入って無い」
ぶれないカール、宝箱に食い物は聞いたこと無い気がするぞ、空や骨だけとかは有りそうだが。
赤い色の宝箱以外にも青い宝箱や何か持ち運び出来そうな、取っ手付き木箱の宝箱が在るが罠も有りそうだ。
「まだ崖にも宝箱有るね、僕はそっちを開けるよ」
さっさと行ってしまった孝介、カールに肉入りおにぎりでブルース達を、呼びに行って貰った……カルビーおにぎり食べたかったな……
孝介しか罠や鍵開けスキル持ち居ないので、開けられそうなのを勘で何とか成らないし、さてどうしたもんか。
暫く孝介の罠解除や鍵開けを眺めてると、何か作業効率が悪いみたいだから、水龍の手入れをする。
名前 水龍+9
攻撃力 612
そろそろ進化素材必要かな、孝介が宝箱を全て開け終わり戦利品の話をしても、なかなか来ない四人宝箱も全部孝介が開けたし、戻る事にしたが戻ると四人は昼を食べて居た、行ったら待っても来ない訳だと、孝介と顔を見合せため息をした、回収してなかったテントの台所で昼を食べて居た。
孝介「皆昼食べてたけど、僕達まだだよね…」
ヨシナカ「待っても来ないしな……」
四人を見てぐったりとする二人だった。




