16 再びダンジョン星
レジーナ「私のレジーナがオープニングを勤めるわ、今回置いてかれた腹いせを華麗にフランに喰らわせるわ」
フラン「アレ痛かったよぉ~」
アズーナ「何が有ったんだろ?」
ローリエ「じゃあ本編スタート!」
アズーナ「存在感保つのも大変だね、ローリエちゃん」
ローリエ「アズーナちゃん言わないで!!」
レベル1~の鉄の観音開き扉を開き、前とは違う森や大地の風景が広がるが近くに居るのは、120位の身長の豚鼻のエロ顔の締まりの無い顔をした、布腰みのゴブリンは木の棒や鉄パイプに短剣や、短刀に手斧に石手斧やローブ姿の鼻の高い邪悪な顔で、140位の身長でローブに杖を持った、マジックゴブリンらしき的なヤツや、2m位の巨体でモーニングスターを振り回す、ゴブリンなんだがオーガとかオークの様な体つき、金属鎧を着て大剣を背中に背負って居る、あと何故ゴブリンはグリーン色が多いのだろうか?
【ゴブリン】獣人系淫邪妖精魔物
背は低いが邪妖精に属するゴブリンである、基本色々な種族のゴブリンが色々な星や異世界に居るが、大抵変わらない攻撃をするがたまに狡猾な種族も居る。
【マジックゴブリン】人獣系ゴブリン派生魔物
知能はゴブリンにしてはやや高く、人間の冒険者や魔法使いや魔力ある人間族を、倒した数と魔法適正を経て進化したゴブリンであるが、基本駆け出しの無知な冒険者が犠牲に成った結果。
【ゴブリン重戦士】人獣系ゴブリン派生魔物
ある一定のレベルと強さに人族を倒した数、体力と腕力が高い個体からレアに進化したゴブリン、巨大化した身体は怪力を振るい蹂躙する。
ゴブリンクレイモアと言う巨大な特殊大剣や、グレートハンマーやスレッジハンマー等、腕力に物言わせる得物を使う。
「今度は…………」
振り向いた四人の後方に、何故か居るフランさん。
ヨシナカが固まった先を四人が見ると、全員溜め息や困った顔にやれやれな顔をし、流石のフランもコレヤバい? て顔に成るが時既に遅く扉は消えて居た。
「やってくれたね」
「やったね悪い意味で」
「フランさんやらしたしたね」
「お嬢さんやらかしたな」
カール以外からやらかした人認定されるフラン、そしてカールは。
「歯応え無いゴブリンだなぁー」
もう戦って居た。
「僕の経験値がぁー」
「急げブルー、カールに全部狩られる前に!」
「空気読めカール!」
ヨシナカは鑑定したが結局ゴブリンだし、マジックゴブリンはレベル40程度だし豚鼻に至っては、レベル10程度だが、あのゴブリン重戦士はレベル100で孝介達には苦戦必須な敵、まあ接近戦だけならね。
「そこのゴブリン重戦士は、魔法攻撃してからトドメ刺せよ」
「なら僕の出番」
「私もお手伝いします」
「なら君は炎系放って!」
「はい!」
ブルースの指示に従いフランは魔法を放つ。
「ファイヤーボール!」
フランの放ったファイヤーボールは、ゴブリン重戦士ではなくマジックゴブリンに直撃、そのマジックゴブリンが放ったファイヤーボールは、クロードをすり抜けブルースの後ろに向かい飛ぶが、ヨシナカが脇に抱え回避するがカールが避けた、ロッククラッシュを更に回避をして運動量が増えるヨシナカ。
「フランさんはそこからあの小さいゴブリンを倒して、絶対無茶はしないでね」
念を入れて釘を刺すヨシナカ、何故か赤い顔でもじもじするフランだった。
「ブルース、そろそろ実戦でアレ使ったら」
ブルースの瞳の奥に光が見えた気がした。
「じゃあお言葉に甘えて、ダークスターファイヤー!!」
くす玉位の黒い球体に黒い炎のを纏った、ダークスターファイヤーは放たれゴブリン重戦士に直撃、巨体を吹き飛ばしながら黒い炎が、ゴブリン重戦士を焼いて行く。
「ブルーばかりに負けられないな!」
クロードも魔法を構成し、くす玉よりやや大きい位の黒い炎を纏った球体を放つ、クロードも直撃したが吹き飛ばすに豪快に焼いて居た。
「吹き飛べよ!」
「残念クロ」
「うるさいブルー! それに俺の方が火力が上だぁー!!」
凄い勢いでゴブリン重騎士を焼き尽くす、黒き炎は鎧すら焼きレベルはブルースより低いが、魔法のラッキーパンチ力はクロードが上みたいだ。
近くではちゃんと言った通り、安全な場所から魔法を放つフランさん、まだ実戦は危なかしいが花梨さんはなかなか、フォローが上手だったみたいだ。
「少し敵を………」
「ヨシナカまで参戦しないで」
「頼むから俺達の経験値の邪魔しないでくれ」
「僕が減らすから頼むよ~」
孝介達から攻撃するなと止められたヨシナカ、仕方ないのでイーノリに頼む。
「頼むよイーノリ」
「任せて下さい」
何故かどや顔で胸を張るイーノリは、空を舞い唱える。
「戦う者達に星の御加護を……」
暖かな光が全員に降り注ぎ、孝介の動きが更に加速しマジックゴブリンを斬り倒し、残り二体のゴブリン重騎士をダークスターファイヤーで、同時に放ち敵を燃やす。
ヨシナカはドロップアイテムを回収し、カールは腹が減ったのかおにぎりを食べて居た、エレクはスタンバイ完了し演奏を始める。
「行くゼー! 曲名戦う者達!」
ドラムの出だし後にトランペットがの音と共に、軽快に音楽が流れギターやベースが、戦いの雰囲気を盛り上げ孝介達の動きを更にアップさせる、ヨシナカはフランに向き。
「フランさん、次は炎の矢をイメージしたら」
「やってみます!」
杖の先に炎の矢が構成され、それが四つ現れたのでだいぶ火魔法の錬度が上がったみたいだ。
「!? ふぇ?」
「制御して放って」
「はい!」
驚いた顔で居たが制御し放つやが、美少女が驚いた顔はなかなか可愛い気がした、ちょっと天然気味感は否めないが。
「フレアーアロー!」
制御されたフレアーアローは何か頼りない軌道だが、豚鼻ゴブリンに命中し燃やして行く、まあ二つは外れ地面に刺さってるけど、だが森からまた豚鼻ゴブリンが現れる、何故かエロい目付きでフランさんを見てる様な。
更に何処かの幼稚園児アニメの主人公の様に、口が締まりなくだらしない顔で更に来るが、孝介にあっさり瞬殺されて行く。
「そろそろ私も……」
ヨシナカが戦おうとすると三人に止められた。
「イヤイヤまだまだ」
「ヨシナカは休んでなよ」
「俺達の経験値無くなるだろうが!!」
まだまだらしいので暫くフランさんを、サポートする事にしたがイーノリはやや不機嫌、アズーナは何故か懐のポケットスペースで寝てるし、ソコ寝やすいのか?
「もう一回フレアーアロー!」
めげずに再び放つと今度は普通に飛び、フレアーアローはゴブリンに直撃し四体同時に燃やす。
ドロップに少量の金貨と何故か野菜数種類、ジャガイモは植えた一部と渡されるまだ届かない、ジャガイモまであったが後でコロッケでも作ろう、美味いんだよなキタアカアカリとかのジャガイモコロッケ、ジャガイモの種類によって甘味が違うし。
「フランさん次ね」
「はい、お願いします」
次に中級の全体攻撃を教える、後ろからウルフの群れ接近して居た。
【ウルフ】狼系獣モンスター
普通の狼と変わらいが群れで行動する、だが強い敵や天敵には近付かない知能が有るが、弱い相手が近くに居るとたまにやって来る、空腹だと判断が鈍り天敵や強敵にも喧嘩を売る。
さて彼らに犠牲に成って貰う、あと試しに護衛を呼ぶ。
「来い! 真神!」
皆影から現れる真神。
「ただいま参上しました主よ」
「このフランて美少女を護衛頼んだ」
「美少女なんて………もうお世辞過ぎますよ~」
何かまた赤い顔でくねくね感ハンパないが、まあ放置して魔法を構成する。
「グラビティークラッシャー!」
ウルフ達の頭上に出現させた板状の重力の塊が、ウルフ達を一瞬で押し潰しぺちゃんこミンチに変えた。
「重力で敵を一網打尽に倒す魔法だけど、仲間が居ない時に使わないと、仲間即死だから気お付けてね」
「何か凄い魔法です」
孝介達から何か言いたそうな視線を感じるが、まだまだ現れるウルフにフランさんの魔法練習に成って貰う。
「まあ見えない巨大な鉄板を、敵に落とす感じかな」
「やってみます、グラビティークラッシャー!!」
フランは魔法を構成し、仲間の敵とやって来るウルフ上空に魔法を構成し、一気にウルフに落とすと魔力らしきイメージが、フランの目に見え始める。
(………もしかしてコレが、魔法が見える人達の世界……)
かも当然に魔法を放つブルースやクロードは、風の刃とか人各々違うとフランは初めて、魔法の可視化した世界を見る。
(魔法の可視化領域に入ったのかな?)
フランはまだ来るウルフに、氷柱を構成する。
「アイスショット!!」
二十の氷柱が具現化し放たれ、アイスショットは次々にウルフに刺さり、凍らせて行く。
「何かコツが掴めましたよ」
「なら次は………」
とヨシナカが魔法を放とうとしたら、後ろからまた言われる。
「ゴブリン終わったから、僕とブルースで倒すから遠慮して」
「ヨシナカは休んでて」
仕方ないのでフランさんには、今まで教えた魔法をブルースの魔法見ながら、放つ事にした。
エレクの演奏も終わり、全部倒し終わったらしく街道の様な道を、扉から出た方向方面に向け歩き出す、街道の様に開けた道を進みY字の分岐路を枝が倒れた方に決め、左に倒れたので進み一時間歩き草原に着く、日が暮れ始めたので不思議なテントを出し、魔物・モンスター避けを設置しテントの滑り台で、中に入り足袋ブーツを脱ぎ上がる。
「手を洗ってから部屋に行きなよ、私は先に台所に行くから」
フランは勢い付け過ぎ顔面から、ダイブは回避出来たが皆ブーツや靴を脱いでたので、ブーツを脱いでから上がり皆の真似をしマジック手袋を外し、手を不思議な泡で冷たい水で洗い流し後を追うと、皆別々の部屋に入って行くけど妖精達の後を追い行くと。
「フランさん此処は台所だから、部屋じゃあないよ」
アズーナがフランに言う。
「台所なら私料理出来るよ」
「でも今作ってると思うよ」
「?」
フランはノブの無い扉を……
「………ノブ何処?」
「スライドドアだけど」
「・・・え゛!?」
アズーナが開き入って行った、フランは恥ずかしさから顔を赤くし、妖精達の後ろから一緒に行く、何か揚げ物の香りがする。
》
さてコロッケ作るか。
猫屋に頼んだ薄力粉にパン粉に、卵にサラダ油を用意して、ジャガイモを蒸かして皮を剥いて種類ごとにジャガイモを潰し、整形して薄力粉付け卵を絡めパン粉を絡め、種類ごとに並べて油の温度が適応かパン粉を一つまみ落とし、確認出来たら崩れない様に揚げて行く。
「腹が減って来るな………誰も居ないし」
カ○メソースやケチャップを出し、揚げたてを一枚キッチンペーパーで取り、少し冷めたのをソースを掛け食べる。
「美味い!」
「……つまみ食いですか」
ふと隣を見ると何故か、フランさんが居たのだが……
「あげませんよ」
「………」
ジト目で見て来るが負けん。
「美味しぃ~」
アズーナとイーノリが食べて居た、私の目を盗み食べるとはダメだぞ。
「ハイハイ自分で食べたいのは、自分で作ってね……」
「じゃあ私、皆の分のサラダ作りますが野菜は?」
「私はサラダは要らない」
「え゛?」
フランは信じられないて顔をすると。
「「私達も要らない」」
「え゛!!」
「僕は唐揚げね」
「ヒロ自分で作れ」
「そんなぁ~」
フランは味方無しで一人自分のサラダを作る、冷蔵庫を開けるとトマトとか有るのに、マヨネーズやドレッシングが全く無い。
「調味料は基本無い物は自作か、持ち込み……だね」
呆然とするフラン、だが奴等は来た。
「さて自分のサラダは自分で作らないとな」
「ヨシナカは食べないから」
「僕は帰って食べれば良いから、当分魚と肉かな」
「オレは食べれるのなら……」
やって来た野郎共は慌て来る、孝介とブルースやクロードは食堂以外では見ない、コロッケと言う食べ物をヨシナカが揚げてたからだ、カールがサクサク美味いとか孝介変わり種を食べて居たからだ。
「どうせ食わないだろ」
「「「食うに決まってる」」」
三人は同時に言うまあカールは当然と、ヨダレを流し拭きながら見て居る、溜め息をしながら皿に入れ置くと争奪戦は、ヨシナカの睨みにより回避された。
一人一皿持って行き、サラダを作るのも忘れ各々の好みの味で食べ始める、ヨシナカどんどん揚げて火を止め指定席で、コロッケを食べ始める、ジャガイモの種類により味が違い箸やフォークが止まらない、トンカツソースやウスターソースにケチャップに、塩や醤油で食べる面々だが取り残されてる人1名。
「え~と……私の分は?」
「…………」
誰も答えなかった、自分の分を減らしたくないから。
「大皿のは早い者勝ちだが、カールだけ10分に一つな」
「そんなぁ~」
絶望するカールそしてクロードは。
「サクサクホクホクたまらないぜ」
「ちょっとクロ、僕のこっそり持って行かないでよ」
「カール、僕の食べたら斬る!」
孝介の皿から横取りを企んでたカールに、睨み牽制しながら孝介は食べる、カール無双が無いと知りカール以外安心してゆっくり食べるが、この争奪戦にフランが参戦し苛烈極まる戦場と化す、イーノリ達はヨシナカから甘いお菓子を貰い食べる。
「次は中にミンチ肉入れるかな、あとジャガイモはポテトフライとポテチもたべたいしな」
「ポテトサラダにしない?」
ヨシナカは真顔でフランに言う。
「自分で作って、私は手伝わない」
「………仕方ないわね、貴方の分も……」
「ご遠慮するよ私はマヨ嫌いなんだ」
ヨシナカは足早に去って行った。
「サラダ食べない何て、美味しいのに……ポテマヨとか」
人各々である、逃げたヨシナカはバーに行き酒を飲む。
「……酒は私を癒してくれる」
「乾杯!」
「今日もから揚げと酒が進むよ」
毎日進んでると思うよヒロ、あとアズーナは二杯までね。
「さて風呂に行くか」
バーから出ると立ち尽くすフランさんが居た。
「私………何処に寝ればいいですか?」
「………好きな空いてる部屋で寝れば良いよ、中から施錠出来る部屋も有るし………」
ヨシナカは二杯程度では酔わないのだ、部屋に向かい着替えを持ち風呂に向かう途中、また止められる。
「何処に行くんですか?」
「………風呂にだけど、女湯も有るよシャワー有るかは知らんけど」
そうフランに言い残し、風呂に向かうヨシナカだが。
「待って下さい」
「? お腹空いたのかな?」
「違います、着替えとか考えずに来たので……」
もじもじするフランを見て、ヨシナカは猫屋タブレットを出して。
「フランさんの名字てエスポワールだよね」
「? はい………」
ヨシナカは猫屋女性職員で、フラン=エスポワールの数日間の部屋着と、パジャマや下着に相棒をメールをして頼んだ、ついでに魔法のローブを頼む事にした。
「魔法のローブは………妖精のローブで良いかな」
「?」
じゃあ取りに行こう、フランさんを連れて。
「何処に行くんですか?」
「君の荷物を受け取りにね」
「?」
受け取り場所に行くと猫屋の女性職員が居た、三毛猫らしくスラットしたOL風のスーツ姿、紙袋四つと暴れてる紙袋一つ有った。
「ご注文の荷物です」
「コレお代です」
特急料金込みで払った。
「またのご利用をお待ちしてます」
まだ暴れて居る紙袋、恐る恐る見るフラン。
「フラン居るんでしょ! 早く出しなさいよ!!」
「!? その声レジーナ!」
紙袋を開けると居た黒猫のレジーナ、そしてフランさんに一撃喰らわす。
「私をまた置いて行くなんて、今日は肉球ビンタでは済まないわよ」
身体を肉球ビンタからの、空中で身体を回転させてサマーソルトキックをアゴに一撃入れる。
「痛い……酷いよ~レジーナ」
泣きながら文句を言うフランさん。
「成敗よ!」
だいぶご立腹なレジーナさんだった、そして夕食も食べたと聞いてまたサマーソルトキックが、フランさんのアゴに決まったのは言う間でもない。
「まだ朝の十時間だった気がするけど……」
「それ私が猫カフェに入った時間だね」
どうやら時間感覚がおかしい気がするのだが、まあ良いかな。
「コレ魔法のローブね、当分帰れないからこっち使ってね」
「「当分………」」
絶望な顔をする二人だった、そしてフランさんのボディーに跳び蹴りを喰らわす、身軽でヤンチャなレジーナさんだ。
「………痛いよ~」
「自業自得よフラン!」
怒りのオーラが、レジーナさんの背中から溢れ出てる。
「では私は風呂に」
「私も行くわ、フランに制裁したら良い運動に成ったし」
それは運動だろうか?
「私も汗流さないと」
途中まで一緒に行き男湯に向かうが。
「女湯はアッチ」
「私は混浴でも構わないわ」
「レジーナが行くなら……」
赤い顔をしながらとんでもない事を言うフラン、ヨシナカは言うレジーナに言う。
「混浴なんてねぇーよ!」
「男湯に私達が入れば……」
「女湯に行って下さい」
フランさんに丁重にお断りしました。
「温泉~♪ 温泉~♫」
ヨシナカは脱衣場に行き作務衣を脱ぎ、景色が良い露天風呂の方を開ける、上司がくれたこの不思議なテントは今も成長し、色々設備や部屋が増え続けて居るが、一番増えてるのは温泉だろう。
「身体を洗ってから満喫の旅に行こう」
身体を洗い流し最初の乳白色の温泉で疲れを癒す、何か魔力が回復してる気がする。
「さて暖まったら次に行こう」
川が何処からか流れる不思議な岩風呂温泉に浸かる、無色透明で微かにハーブの様な香りがして癒される~
「この温泉気に入った、明日から此処に入ろう」
温泉巡り旅は二つ目で終了した、不思議なハーブの湯に浸かり精神をリフレッシュし、色々悩みを洗い流した気分に成った、スッキリしてから脱衣場に戻り作務衣部屋寝巻きに兼用に着替えて、部屋に向かう途中また止められる。
「私の部屋を決めてくれませんか?」
涙目で風呂上がりに色っぽいに、美少女の湯上がりブカブカTシャツ姿は反則だ。
「………適当で良くない?」
「だって分からないんだもん!」
ヨシナカは溜め息をし適当な、フローリングのベッド付きの部屋を案内した、色々Tシャツの中に視線が向かう煩悩を抑えて、フローリングの内鍵部屋に案内した。
「じゃあ」
逃げる様に去るヨシナカ。
「………普通にベッドあるね………」
「本当にテントに入ったのフラン?」
二人の案内を終えヨシナカは飲み直しに向かった、さっきは葡萄酒だったので次はジンカクテルを頼む事にした。
「何時ものジンカクテル」
「…………好きですねカクテル」
「まあね、たまには一緒に飲もうやトムス」
「まあ今日の当番エクレールだし良いかな」
グラスを持ち乾杯をする。
「トムス毎日有り難うさん」
「新鮮な生魚有り難う御座います、エクレールと毎日感謝してますよ、あの川魚美味かったです」
たぶん前に気分転換に孝介と釣りに行った時のだな、何故か途中から競ったけど何故だったかな?
器用にブランデーを飲むトムス、また酔い潰れてるアズーナと姿が見えないアヤネ………
「あ!!」
部屋に行くとまだ寝てるアヤネ、君どんだけ寝る気だ?
「さて飲み直しだ」
次はウオッカのカクテルを頼み、トムスと語り合ったがやはり出身は寒さ厳しい南極らしいが、迷子に成ってた所を上司にスカウトされて来たらしい。
「まあ戻る気はないけど、寒いのはもう面倒だし何日も空腹はキツいよ」
「まあ妻は上司に頼んでね」
「呼んだかい?」
唐突に現れる上司、もう驚く気力は無い。
「トムス達のお見合いでも世話して下さいと」
「わかった考えてくよ、それにヨシナカは精神図太く成ったね」
上司に向かい一言。
「上司のお陰で女難続きで、それは図太くも成ります」
「………まあ怨み節消えたし良いか、帰りはヨシナカの倉庫の中に鍵が有るから、帰る時は鍵を出せば扉が出るから……聞いてないね……」
一人? 納得する上司を放置して、トムスと酒を飲み交わし何故か上司まで、神酒を飲みながら「息子がね…」とか泣き上戸に成って居た、毛布を一応掛け照明を消し部屋に帰る、トムスは専用口から帰るらしいが、アルコール抜けないと銀河鯨内に戻れないらしい。
その日は久々にぐっすり眠れた、そう何の悩みもなく。
シャロ「この頃出番少ない気がするわ」
エルビー「私なんてちょい出モブ扱いよ」
ミル「私なんてもっと少ないわよ」
不満の声が出てるが、出番は更に減るのだった。




