14 他の世界からの迷い人
撫子「今日は私撫子だよ~」
優姫「何で私ちょいで枠なの?」
恵理「ゆーちゃんより私をヒロインに」
シャーロット「いえいえここは姫の私が」
撫子「何だか分からないけど本編スタートなんだよ」
シャーロット「私は………」
強制修了
まだ資材は揃わないので魔法を使い、器用そうな見た目のアースドールを作り畑の世話をさせる、魔力線を構築し畑の管理に必要な経験を魔力線に伝え記録させる。
草取りや間引きに水が不足すればホースを使い、ボタン制御色のポンプで水を撒かせる。
一応二体作り作動確認をしてチェックを終わらせて、次男の蜜生産にも生かす為に、アースドールを数十体作りライドスが居る、次男の場所に向かうとライドスは新しい店を作って居た。
「妖精雑貨屋か」
ヨシナカの突然の出現にライドスはビビる。
「蜜採取用のアースドール作って来たぞ」
「何だ脅かすなよ」
何かやましい事でもしたのだろうか? ライドスよ。
「なら頼むぜ、新しく妖精の一部雇ったが効率がな」
彼女達の主食は蜂蜜等の甘い物。
「食べて収穫量が増えないと」
「ご名答」
やれやれと次男の身体表面に魔力線を構築して、アースドールに魔力線から命令は発して、仕事を開始させる。
採取用の採取アイテムを手にして動く、回収した蜜は工場に繋がるパイプに流し入れ、色々なアイテムに加工しライドスの罪滅ぼし行脚を、するらしいが下は色々と混沌世界みたいだけど、歴史の一つらしく介入は今はしないらしい。
「コーラとポテチの差し入れは」
首をかしげ思いがそうとするが、差し入れ頼まれた記憶は無い。
「………そんな約束はした覚えは無い!」
「してないからな」
「……………殴って良い」
頭に来たので聞いてみた。
「暴力反対!」
「そんなにコーラとポテチ欲しいなら、猫屋に頼め」
少し間を置きライドスは言う。
「金がない」
「知らねえよ!」
本当知った事ではない、ライドスを放置し戻る事にした、憩いの家の軒下で玄米茶とみたらし団子を置き、未だに花びらごと散る光輝く星桜を見ながら、花と団子を楽しむ。
「やっぱ団子はみたらしだよな………」
庭に入れない人達を尻目に、桜を眺め咲き誇る花達に囲まれ心穏やかに過ごす、ミネットを見ると何故か癒される。
「苺美味しいよ!」
「美味いか」
「美味しいですお兄さん」
ミネットとイーノリが満足そうに、木娘苺を食べる。
「イチゴジャムも試すかな?」
「パンケーキに掛けて食べたい」
「ミネットちゃんナイスアイデアよ」
何かミネットとイーノリが、話を進めるのだが……まあ良いか
幸せそうに苺を食べる先を見ると、何か赤いポニーテールが見えたが気のせいにして、セキュリティレベルを12に上げる。
台所に行き天使の梨を皮を剥き切り分け、イーノリ達と縁側でら見せ付けながら食べる。
庭を拡張して動物を増やすかな?
夜中にセキュリティエリアを拡張して、フェンリル達を番犬代わりにして、自動餌出し機を数ヶ所設置しドックフードを入れて、8頭分の機械の値段と餌代は少し高い。
翌日はフェンリル達のお陰で平和だ、流石にフェンリル達の目の前で変な行動はしないだろうが、用心はしてもし足りないのが常だ。
チェルが来たので出発の支度をして、イーノリとミネットを肩に乗せ万能トラベル移動で、孝介達と合流しトムス達の所に向かい、時間跳躍しまた伊岡だが時代が代わり、前に倒した盗賊のアジトに再び行くと、苦手な部類の女子高生が居た、ブラウスを着崩し胸を強調し開きいかにもなギャル。
「良い女だな俺の相手をしろよ」
「金あんの? オジサン? 金払えないなら汚い手に離しな!」
ヤバいアレ系ギャルらしい。
「がぁーはッはぁ」
「笑えるぜ!」
「何がおかしんだよオッサン、殺すぞ!」
「…………」
鼻で笑いながらギャルを後ろから抱き締め口を塞ぎ、Yシャツを破こうとしてたが近くを見たら、黒髪セイラー服にブレザーのツインテールに、何故か厚着の銀髪お嬢様らしき三人が居た、仕方がないから行くがギャルは助けたくない何となく。
「やれやれ盗賊は同じ事ばかりだな」
「何だテメェ~は」
「…………」
ギャルは早く助けろと睨んでたが無視、盗賊に聞かれたので答えた。
「盗賊掃除に来た者さ」
「|盗賊掃除《世の中のゴミクズ片付け》だろヨシナカ」
「あんま変わんないな言ってる事」
クロードうるさい。
「だぁ~れがゴミだぁ~」
「さあゴミ掃除の始まりだぁー」
「ヨシナカだいぶストレス溜まってるね」
ブルースそれは言わないでくれ。
神速を使いカールは雑魚を斬り倒し、瞬動を覚えたクロードが華麗に剣で敵を斬る、ブルースは三人の美少女を魔法で守り、アカシックを抜き大柄の男を先に消し、ギャルや美少女はビビり何か匂うが始末して行く、更に森から気配を感じ始末に向かい弓や槍を持った、雑魚の攻撃を躱し矢を風魔法シルフの守りで、風の障壁で弾き更に始末する。
森の敵の次は街道近くをうろうろしてる、旅人偽装盗賊掃除だ!
更に始末し遠くに冒険者………には見えない異様な、旅人集団が見えたが始末したし問題は無いだろう、ロリ二人とショタと侍に全身鎧の騎士二人……異様だな。
ヨシナカは後始末を終え戻ると。
「ねえあーしの男に成らない?」
「ヨシナカ助けて!」
「ヨシナカ助けてくれ!」
ギャルに追い詰められてるブルースとクロード、肉食系らしいギャルはイケメン二人が気に入ったらしい、舌舐りしながら近付くギャルに後ずさる二人だが、ギャルの濡れたスカートから匂うのだが。
「臭!」
言ってしまった。
「あ~ん! ヤンのかデブ!!」
態度が悪いギャルに一言。
「お漏らしギャルは要らん」
「!?…………ブッ殺す!」
真っ赤な顔をしドカドカとやって来るギャル。
私は死なないしそもそも、殺す事は不可能だし。
ヨシナカは精神魔法を構成し、スリープで野獣を眠らせた。
一応チェルに聞く。
「どうする?」
「私は案内人のエージェント、保護の後は知らないわよ」
「やあ!」
上司が現れた。
「…………もしかしてこの事件の中心て」
何か思い出した様に上司は言う。
「………アッ! 私だね」
五人揃ってズッコケた。
上司が人攫いしたわけではなく、移動してたらその移動空間を面倒に成り、空間を不安定にさせ神隠しの様な現象を起こしたらしい、迷惑過ぎませんか? 上司。
「私が原因か………まあこの子達の中から好み……いやなんでもない」
疲れて文句が言う気力がない。
「後で送り届けて下さいね上司、その汚ギャルは今直ぐクーリングオフ!」
「「クーリングオフは分からないけど同感」」
クロードとブルースが怯えながら言う。
「何処に運べば?」
後はカールに任せ、汚れてる三人を連れ銀河鯨に戻りシャロさんと花梨さんに、三人を任せたが大丈夫だよね。
前に助けた女性達も猫カフェの仕事馴れて来たし、希望が有れば給料渡して旅立たせるかな、希望次第だけど。
三人を風呂に入れ綺麗にしてから、上司に頼み三人を送り届けたが、雅史反省中が何か項垂れてたような……
二人はもう少し働きたいらしい、出ても住む場所も故郷も無いらしい、それをシャアさんに相談したら。
「人手が足りぬ孤児院がある、若いやる気のある人材を募集してたな」
何か怪しいが年長二人の意思を尊重して聞くが、子供の世話ならと忙しくもない、カフェから二人は去って行った。
それに花梨さん何もしてないし、仕事位そろそろして貰わないとな、希望するなら雅史に渡すか死んだ後に偽装し、生きてたて変えられなくも無い。
だが答えは帰りたくないだ、雅史は使えないらしいしもう原因の元カレには、逢いたくないし気になる彼は居たけど逢えるかとか、色々言ってたが私は彼女にする気は無いと、キッパリ言ったが諦めないと言われた、何故にと思ったがまあ良いかとも思った。
数日後花梨さんとシャロさんにミルの三人に成り、シャアさんがローリエの違う時間軸の大人の女性になった、ローリエを連れて来たが私は出ない、何か雅史に間違えられる確率100%は確定、しかも人妻に成ってるが面影はあるし、チェルが今シャロさんに勉強教わってる、ローリエが家出しなかった大人の姿とチェルから教えてくれた、まあ美人に育つローリエの未来の姿に………。
「アレが大人に成ったローリエか………すば……」
(理想の美人ではないか………だが人妻はアウトだ!)
何やら深刻な話をしてるみたいだが、シャアさんも何やら疲れてるみたいだ、だが客が二人しか居ないからて深刻そうな話を、此処でしなないで欲しいのだが。
「結婚パーティーをやはり奴は阻止を企んでたが、何処で行われるかまでは把握出来なかったらしいな………」
溜め息をするキャスビル
「バカな人、彼が開くのだからハウゼンが手が出せる場所で、パーティーをする訳無いのも考えられない程、色々落ちぶれたみたいですね………頭痛い……」
ローリエは深い溜め息をして、おでこに片手を当て疲れた顔をする。
「シャアさんに苦めのガトーショコラに、あの女性に苺ケーキを無料で出してあげなさい一也くん」
「了解です支配人」
一也に任せ私はバックヤードから店を出た。
「あんなに美人に育って、私は嬉しいぞ」
ヨシナカが連れて来たローリエは、最近12歳に成ったばかりらしい、何故分かったかはステータスが12歳に成ってたからだ。
さてあんな美人にローリエも育てないと、何時かは旅立たせて自分の道を探させないとな。
今日もクロードが細剣の講義をしてるし、そろそろローリエもモンスターと戦う事を教えよう……けど、何でこの頃フランソワーさんまで入ってるのだろうか?
それは女としてアピールして、一緒に居れると証明する為だがこの頃散歩してない為、体力が足りないフランソワーのだった。
ローリエの特訓場所を探す為に、狐のお面を上司に頼み時代劇風に服装に変え、着物姿で花梨さんやシャロさんにフランソワーさんにバレなかったので、知り合いでも正体はバレてない事を確認し、お面着けても不思議にご飯も食べられるので便利に使う事にした。
先ずはソロで釣竿を背負って雅史の邪魔に行く、何かトムにバレてそうだが雅史やその仲間は、誰かの知り合いとしか認識しなかった。
これはなかなか面白い、孝介用の魚も釣れたし去る事にしたが、孝介に釣りに連れて行かなかった事を文句を言われた。
あとブルースやクロードにカールも、仮面は意味ないらしいがイーノリ達にも意味が無いみたいだ、絆が深い仲間程意味が無いらしい。
逆に戦いに関係無いローリエには絆は有っても、認識はされないらしいので色々複雑。
一応伊岡と聖条京にも扉をランダム時代転送したら、狐耳尻尾の女性が客に来た。
「ここは何処かしら?」
看板を見てないらしい。
「猫カフェですよお客様」
シャロさんが対応したが、聖条京は失敗みたいだから今回だけにする。
「妾は色々分からんがもてなしなら、受けてやろうぞ」
もてなしをする場ではない、美味しい飲食を提供してお金を払って貰う店だ。
「お客様お金はお持ちですか?」
「妾は帝、その様な物持ち歩かぬ、早うもてなすが良い」
「お客様お帰り願いますね」
ヨシナカの登場に驚くが、座席から動かないのでそのままご退場して貰った。
「聖条京扉は永久閉鎖と」
「強引過ぎませんか?」
シャロさんに言われたので。
「食い逃げされるよりマシ」
買い物する資金を増やす為に始めた店である、たまにお節介以外はしないのである。
だがある日ヨシナカすら忘れてた扉から、一人の少年が入って来た。
「いらっしやい」
少年はキョロキョロと店を見て、席に座り肉料理を迷いなく見て注文する。
「この料理食べてみたいです」
それは魔物合挽き肉ハンバーグシチュー、なかなか見る眼はある。
「魔物合挽き肉ハンバーグシチューを一つ」
猫カフェの料理長が燃えに燃え、料理を一瞬で作ってるが大丈夫だよね、食中毒とか?
一也が料理を運び少年は目を輝かせ、食べ始めると涙を流しながら食べる。
ハンバーグで涙を流すとは、フランソワーさんと良い勝負だろうなと眺め、食べ終わった少年は此方に来て言う。
「修行させて下さいお願いします」
頭を下げて来たが困るのだが。
「僕の名前はルーウィックです、色々な料理を修行したいのです」
ヨシナカは少し考えた後、少年に料理の支払いを終わらせてから料理長に会わせた。
料理長は余り喋らないだけで料理の指導には、ちゃんと喋りカールを味見役にして料理を教え始めた、朝早くから夜まで働きながら覚える事に成った。
まあ今の停泊場所とあまり変わらない時間みたいだ、まあ何時かは移動するけど。
「またあの娘を助ける依頼よ」
何かチェルがまたかて顔で居る。
「今回は孝介と行こう」
銀河鯨を時代移動してやって来たが、孝介と降り立つ伊岡は時間軸が違うらしい、微妙に街に活気の差が違う。
「またあそこかな」
「だろうね」
裏路地を進むと成長した、幼女撫子ちゃんが居たが黒装束三人も居た。
「姫様来ていただきます、我が主の妻として」
「嫌だ嫌だよ、あんなお爺さんの妻なんてぇ~」
黒装束しててもバレてるが、それはアウトなのでは……
「我が主の御家の為にお子を」
「断られ過ぎて、もう撫子様しか残ってないのです」
切羽詰まり過ぎだろう。
「私は好きな人と結婚許されてるから、お爺さんとか生け簀か無い格好いい大名の息子とか、店の跡取りとかキザな冒険者とか嫌なんだよ~」
何か成長中に色々あったみたいだな。
「そこを何とかぁ~」
「諄い人嫌なんだよ~」
男は仕方なしと。
「成らば力ずくで」
「……死ぬのと諦めるのどちらか選べ」
もう面倒なので出る。
「何奴」
警戒する黒装束。
「迷惑な悪を斬り消し去る者」
「同じく」
何故背後から出てくる孝介?
「見られたからには殺れ!」
問答無用だな良かろう。
「恨むなら自分を恨めよ」
「一人は生け捕りにしないと」
「私知ってるから大丈夫だよ」
間合いは盗賊より大変だったが、アカシックを抜き孝介が殴り飛ばし、それを斬り捨てを三連続して撫子ちゃんに案内され、その武家屋敷に進入してジジイを不意討ちで消した。
撫子ちゃんを送り再び悪党の懐の金で、孝介は鰻を食べに私は団子を食べる。
「さっきはありがとうなんだよ~」
「………送って行ったはずなんだが?」
「私だってお団子を食べるんだよ」
そんな事は聞いてない、困った子だな。
「おじちゃん三色団子お願い」
「姫様少々お待ちを」
常連かぁ~い。
ヨシナカはみたらし団子を食べたら、代金を置き逃げたのだった。
数日は黒狐の衛門盗賊一味を消し、鬼の闇盗賊一味を消し金を一部貰い、撫子ちゃんの実家城前に置いて去り、鬼神盗賊が何やら撫子ちゃんの実家に、忍びにやって来たらしいので始末し、誘拐されたりする前に片付けるが狙われ過ぎじゃない?
また他の茶屋に居たらまた隣に座る、色々困った子だ超大和撫子美少女幼女撫子ちゃんだが。
みたらし団子食べたら代金置いて逃走、最後の朱狐の五郎蔵盗賊一味を始末し金を千両箱を全て貰い、また時間を移動して再び撫子ちゃんを助けに行く。
「なんだ貴様は!」
「我等の邪魔をするな狐の仮面の男」
「何者だぁー!」
五人で屋根から飛び降り参上。
「悪党に名乗る名はない、悪事を働いた事を懺悔しながら斬られろ」
「野郎共やってしまえー!!」
六人の男が一斉に動き出したが遅い、アカシックを抜き斬り消す更に援軍十人増えたが問題ない。
「ブルース、撫子ちゃんを頼む」
「任せろ」
魔法で撫子ちゃんを守りつつ応戦するブルース、カールは殴り蹴り面倒なのは斬り捨て、孝介やクロードはバッサバッサと斬り捨てる、ヨシナカも脇差を抜き二刀流で刀を弾き斬り消し、摺り足で間合いを計りつつ斬り消して行く。
更に五人増えるがゴキブリが増えただけ、アカシックで更に斬り消し悪党を逃がす気は無い、逃げた一人を泳がせ孝介が追い、最後は残党全て倒し終わり任務完了。
「ありがとうなんだよ~」
「全く困ったお転婆姫撫子ちゃんだ」
「アレ? 私名乗ったけ?」
更に美しく成った撫子ちゃんの頭を撫で。
「また猫カフェに食べに来な、近くに扉はある」
「?」
この時まだ撫子の記憶には、食べた物の記憶しか思い出せなかったのだった。
「苺大福また食べに来な、また食べさせてやるぞ」
「苺大福食べたい!!」
「気お付けて帰りなよ撫子ちゃん」
ヨシナカは全て片付け銀河鯨を移動させ、次の任務に向かった。
そして言われて探す撫子、猫のシルエットの看板を見付だし扉を開いた先には、懐かしい記憶が甦る。
優しく色々甘い物を食べさせてくれ、毎回口を拭いてくれてたお兄さんに、美人な銀髪のお姉さんが居て灰色髪の女の人が、またケーキを食べてる光景が再び前と変わらずに存在した。
「いらっしやいませお客様」
「久しぶりですお姉さん」
「?」
シャロがこの美少女があの幼女と知るのは、数秒後に知るのだった。
撫子「メインヒロイン登場」
シャロ「姫だからてメインとは限らないわ」
フランソワー「令嬢の私だってヒロインの筈なのにぃ~」
さてメインヒロインは存在するのだろいか?




