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異世界時空を旅する者達(仮)  作者: 猫を愛でる会
任務開始
13/32

11.5 猫カフェ

フラン「今日のオープニングナレーションは私、フラン=エスポワールだよ」

アレッサ「私はアレッサよそして、私達の登場に刮目せよ!」

シャロ「贅肉成敗よ!」

エリーゼ「…………………」

(誰か助けて………)

フラン「本編スタート」

ヨシナカが店の扉を移動させて2日後、遂に新たな客がやって来た、黒いローブには杖と箒がクロスしその上に止まる梟の校章、灰色髪の編み込みに金の細工が付いた桜の花の絵の入った、赤いかんざしを刺し白い膝丈のワンピースに、肩にはスマートな黒猫が横に成り伸びていた。

灰色の髪は美しく光を反射し、腰まで伸びた髪をたなびかせながら熊手を片手に歩く。


「いらっしゃいませ!」


ミルが応対すると、少女は聞く。


「このお店何のお店ですか? 白い毛のケットシーさん」


ミルは答える。


「………看板見ましたか?」

「………あの可愛い猫ちゃんの看板?」


看板は見たが理解せずにはいったらしい、シャロは説明しょうとしたらスキルが発動する。


まさか二人目の恋敵が現れる何て………でも、胸は私と同じ位かしら、計測は………A………そう私はBだから私より小さいわね、女子力は…………計測評価SSですって………そんな……強敵はこの子!


シャロは動揺する。


待ってまだ終わりでは無いわ、私は転生して更に女子力が高いはず、ヨシナカさんに好かれない筈は無いわ!

……魅力は100オーバーのSS+判定評価……何かの間違いよ………


焦りと動揺がシャロを襲う。




灰色ロングの美少女は魔女見習い、フラン=エスポワールは将来は遺跡に入り、誰も到達してない遺跡の一つを踏破するのが夢の1つ、恋愛的将来は好きに成った人に尽くして、子供達と幸せライフを夢見る16歳(もうじき17歳)、学校は卒業したけど魔女試験がまだ合格出来ないから、飛行能力と学力はクリアーしてるのに攻撃魔法は、威力不足と魔法種類不足で初心者魔女に昇格出来ない、赤毛でギャルのキュルケは学力以外では優秀そう、授業中に居眠りしたり男漁りしてるから、ギリギリの学力が試験では不合格ライン、バケツで空を飛ぶケリーは攻撃魔法コントロールが不規則、狙ってやってる様にキュルケのお尻や胸によく魔法が着弾する、ついでにキュルケの彼氏達にも股間に着弾し大惨事事件も、ケリーは起こして居るがクラスの女子は皆、この時皆気分がスッキリしたのは口が裂けても言えない。


今日は図書館に籠り魔法を増やす努力をしたけど、やっぱり読んでも魔法は増えないし気分転換しに、学校近くを散歩してたら何か運命感じちゃった!

可愛い猫の看板の扉を開くと、白い毛のケットシーさんと銀髪の美人さんが居たので、私は一応ここの事を聞くと呆れ顔で銀髪の美人さんが来ると、私の隠してる秘密の能力が解き放たれた。

銀髪の美人さんの胸を見ると、私と変わらない大きさらしい大体AA………私はBだから勝ってる。

他は………女子力SSですって………しかも魅力SSS+てチートよチート!


フランは計測結果に動揺し、初めて心から感じる不安がフランを襲う。



そんな二人を遠目で見るミル、案内どうしょうか腕を組み考えるのだった。


「? なにやってんの?」


ヨシナカの登場で事態が動き出す、そしてド・ストライク美少女の来店に動揺したが、現実がヨシナカに冷静さを取り戻す。


「お客様? とシャロさんがあんな調子で?」


今日は本名不明美女妖精のさおちゃんと、我等が可愛い妹妖精ミネットが、肩に乗り一緒に行動して居る。


「私が癒しますよ」


癖毛ウェーブミディアムのさおちゃんが飛び、唱え始める。


「癒しの神様降臨して下さい………私に」

「…………………」


さおちゃんに光が降り注ぐ………意味はない。


「ヨシナカお兄ちゃん、私が代わりにするね」


ミネットが翼を広げ飛び、唱え始める。


「星さん星さん、その優しい光で皆を癒して………お願い……」


シャロとお客の女の子に暖かな光が降り注ぐ、星の瞬きの様な綺麗な光が、そして二人は正気に戻った。


「私は一体?」


シャロは周りを見渡しヨシナカと目が合う。


「アレ? 私は一体?」


フランも周りを見渡し、ヨシナカと目が合いときめく?


「……………」

「……………運命かな?」

「何の運命なんだ?」


お客の女の子の肩に居る、黒猫が喋るとミルが言う。


「私とは違う同類」

「一緒にしないで!」


黒猫は器用に立ち上がり優雅に、ミルの方に向かい言う。


「レジーナて精霊使い魔よね?」


フランはレジーナに聞くと。


「あっちは猫精霊(ケットシー)なんだから、精霊付いてるからだわよ!」


そう言いミルをみるレジーナ。


「私の方がスマートだけど!」

「スマートだけで役に立たなそう」


ミルとレジーナの間に戦慄が走る。


「はいはい仕事してミル」

「でもご主人、あの者が先に喧嘩を……」


ヨシナカに連行され、ミルはバックヤードに連れて行かれた。


「………でお客様どうしますか?」

「………お茶して行きます……」


変な空気が二人の間に漂うのだった。


「メニューです……水は此方に……」


そして美人店員は去る。


「………ファミレス喫茶とはメニュー違うよ!」

「猫精霊用のメニューも有るわね、私アイスミルクね」


即断即決のレジーナさんだったが、そもそもメニューは少ない。


「私はメロンショートケーキと、桜フレイバー紅茶」


近くのベルを鳴らして注文をし、出て来たのは瑞々しいメロン尽くしの、生クリームショートケーキと桜の花びらが一枚浮かぶ、桜フレイバー紅茶。

カップを手にし香りを楽しみ一口飲むと、桜の香りと優しい春の風が………風が………目を開くと、美人店員さんが何故かメニュー表を扇いで風を送る。


「……何をしてるのですか?」

「紅茶が熱いのかしらと……」


酷い言い訳をするシャロだった。


ショートケーキも美味しく、合格してるアネッサやエルを連れてまた来たいと、フランはそう思った時に外から爆発音が。


「………またクロードさんかしら?」

「アレは支配人では?」


奥から顔を出すイケメン、だがフランにはそれしか響かない何故か、どんな男子を見ても心がトキメか無かったさっきまで。


「またローリエちゃんにせがまれて、魔法見せたオチですよ」


魔法と聞き二人に訪ねる。


「その人誰にでも魔法教えてくれますか?」


フランには藁にも縋る魔法である。


「支配人とブルースさんなら、教えてくれますよ。」


だが一人苦々しく結城を睨む女が居た……シャロである。


(何でこのタイミングで言うのよ、空気読みなさいよ結城!)


そんな事を知らず結城はペラペラ喋り、ヨシナカ達の所に案内した。


(本当に結城空気読まないわ!)


彼には知った事ではないし、結城は実は出身は二つ在り一つは母方の曾祖母の指輪で、時間と時空を越え異世界に転移し同じ名前の帝国に、流れ着きスキルでスカウトされるまで辺境国と言われる、大和帝国で大衆食堂で働いて居た。

その曾祖母が結婚する前の火遊び相手が、まさか大和帝国で新婚旅行し居た事を知らない、しかも曾祖父かも知れない人物である。

そして今その雅史が妻と旅行してる事も知らない、そして結城はお客を連れクロードと、ブルースとローリエとヨシナカが居る場所に案内した。


「「「「?」」」」


四人一斉に何故結城が人連れて来たんだと、不思議に結城を見る。


「お客さんが魔法を教えて欲しいそうです」


それを聞いて仕方ないなと、クロードとブルースが前に同時に出る。


「なんでクロードが居るのさ」

「ブルースはどうせ魔法自慢からだろ?」


やれやれと見るヨシナカ、ローリエはヨシナカを見ると。


「ヨシナカお兄さん、次の魔法」

「回復は雅史をボコボコにしてからでないとな」


少し考えてから結城を見るヨシナカ。


「一也君」

「嫌です」


実験体の雅史の地獄を見てる結城は断る。


「仕方ないな適当に、ライトフレアー!」


赤い魔力弾を空に飛ばし。


ボン


と赤い光が炸裂し松明の灯りの様に落下して、地面に着弾すると光は消えた。


「何あれ?」

「照明弾の魔法だね」

「しょうめいだん?」


首を傾げるローリエちゃん説明は大変そうだ。


「まだ色々魔法有りますか?」


必死の形相で、お客さんが聞いて来るので。


「ファイヤーボールとか、エアボールとか複数攻撃のライトボールとか、威力強いダークボールとかダークスターファイヤーとか……」


ブルースがダークスターファイヤーに食い付く。


「それ僕に教えて!」

「ズルいぞブルー、何か格好いい魔法は俺が覚える!」

「普通に闇魔法なんだが……」


一応実演する、黒いくす玉位の黒い玉をイメージし、暗い炎が球体を覆いそして……


「ダークスターファイヤー!!」


暗い炎を纏った球体は放たれ星の様に、目標無き空の果てに飛んで行った。


「アレをイメージして……」

「俺も負けられないな……」


イメージしてる筈だが何故かソフトボール位の、ダークスターファイヤーが構成される二人。


「何で小さいんだ?」

「ブルーと同じなんて屈辱だ……」


二人は同時に放ち再び魔法を構成、さっきより二回りデカイ球体だが。


「「違う!!」」


暫く二人気が済むまで続けた。


「他はファイヤースターブレッド!!」


指に炎の弾丸が構成し放つと、巨大化し加速するファイヤースターブレッド、弾丸に二つのリングが現れてそのまま、また空の彼方へと消えて行ったが、その後放った弾丸達はとある国に着弾し、慌てるとある国だった。


「私は必要無いが、エアーウイング!!」


フランは何も無しに空を飛んでるヨシナカに、驚きながらキラキラ瞳で未知の魔法に心踊る。


「空中歩行あるし、要らない魔法だね」

「なんか凄い」

「お姉さんもそう思うよね!」


ワクワクな二人はテンションが上がるが、ヨシナカはテンションが低くなる。


「さてまだあの二人やってるけど、ローリエは魔法を制御して操る所からだよ」

「うん」


光の玉を出し両手から解き放つローリエ、ホタルライトを意識を集中し動かす。


「不思議な魔法ですね?」

「アレも照明魔法だね、口に出さずに光を出せるしイメージだけで、光が現れるのが特長かな」


フランも試してみる。


「さっきの光をイメージして……」

(綺麗な妖精の様な光をイメージして………)


両手の間に光が構成し光の粒子が、光の玉から光溢れる。


「へぇ~ いきなりピクシーライト構成したか」

「え!?」


集中が切れピクシーライトは消えた。


「あっ! 私の魔法がぁ~!!」


膝を着くフランだった、ヨシナカは魔法は全てイメージ、魔法の本にもヒントは沢山有ると言って、アイスショットやアイスアローに、アイスジャベリンにファイヤーランスにアイスランス、マジックアローやラ・テルトランスを見せた。


「ラ・テルトランス格好良い!」


眼を輝かせるローリエにはまだ早い。


「アレは精神魔法だから、精神力がまだ足りないからローリエには早いよ」

「ぶぅ~!」


何故か精神魔法だけは精神力も影響し、威力が高い上位魔法程精神力は必要不可欠。


「アイスランスとか、先に覚えて習得して将来簡単に使える様にしょうなローリエ」

「うん、がんばる!」

「私もローリエちゃんに負けられない」


いつの間にかやる気満々のお客さん、何がなんだか分からないが頑張れお客さん。


ヨシナカはまた違った魔法を使う。


「スターライトシャワー!!」


ヨシナカは光の球体を空放ちそして上空で炸裂すると。


「「「「「!?」」」」」


光の雨が降り降り注ぐと全員驚き見上げる。


「此方も覚えるぞブルー」

「だねクロ」


スターライトシャワーは敵と術者が認識しない限り、誰にもダメージを与えない全体攻撃魔法だが、何故か雅史の尻に攻撃が当たったのは気のせいだ。

ブルースとクロードは魔法が一発で成功し、他の場所に居たカールの尻を攻撃したのは、日頃の鬱憤だろうか?

暫くして解散しお客さんに会計を促し、クロードはクロード先生の細剣講座を始め、ローリエとブルースに指導を始める。

そしてヨシナカは忘れ物を思い出し、雅史が去った後のフランソワー滞在注目家の近くを通る。

フランソワーは雅史の姿を見て、慌て後を追う何故かは分からないけど、フランソワーは追い付き捕まえる。


「ハァ……ハァ……ちょっと………良いですか……」


ヨシナカはフリーズした、美しき美少女に呼び止められるとはこれは、何かのギャルゲーイベントかと……だが、少し冷静に成り嫌な予感が脳裏をノックする、絶体雅史関連の可能が有ると警告する。


「どなたですか?」

「………え?」


フランソワーはフリーズする。


「私の名はヨシナカ、此処に忘れた大切な木を取りに来た者」

「マサシさんですよね?」


フランソワーの言葉にヨシナカは。


「雅史ぶち殺す、やはりここら辺荒らしたの奴か!」


ぶちギレるヨシナカは盛大に、怒りのオーラを吹き上げると美女は、ガクブルと震えて居たのだった。


「…………怖い………」

「すまない、お嬢さんは悪くないが雅史が悪い」


怒りを静めて美人に向き合う。


「あのクズ………いや………ここの雅史に何か用かな?」


ヨシナカは怖くないよオーラで対応、だがガクブルのフランソワーには通用しない、仕方ないなので少しアレだがお姫様抱っこし、端正で綺麗で儚そうな銀髪美女を抱え移動する、ブラウスと青いスカート姿の美女は震えて、涙眼が保護欲を掻き立てるが、大切な種を植えた場所を探して山の端で見付ける。


「………何ですかこの木?」


美人はまだガクブルで居るが、木の事を聞いて来たので。


「スノーライトツリー……冬に成ると、夜に実が光る不思議なツリーさ、この玉やドングリみたいな実が光るらしい」


猫屋で珍しい種を手に入れて自然発芽させたけど、結局1本しか500年で育たなかった。


「クリスマスツリーだな低い………」


魔法で掘り回収し倉庫に入れて。


「怯えさせた罪滅ぼしに、ごはんでも作ろう……まあパスタかハンバーグか、シチューだが………今日は煮込みシチューハンバーグだった」


ガシッとヨシナカの腕を掴むフランソワー、ハンバーグに反応し逃がしてはダメと本能肉的に、ヨシナカの腕を掴みそして、フランソワーは雅史とは違う雰囲気に、この人に付いて行こうと決意した。


「荷物纏めて一緒に行きます」

「…………え!?」


決意を固めたフランソワーは雅史から去り、ヨシナカに付いて行ったが、ヨシナカが去った後上司が現れる。


「さあ逃げられないよ、恋愛謳歌は必要だよヨシナカ君、家庭を持てば少しは金儲けと雅史憎しが解消されるはず」


そう言って姿を消す、上司エルドールだったが。


「そろそろ息子と孫にも会わないとな………なんか、忘れられてそうだな孫に」


そしてヨシナカは憩いの家に、ミネットとカールも呼び、フランソワーと四人でビーフシチューベースの、煮込みハンバーグを食べる、外で騒ぐ妖精の言葉は入っては来ない。


「ん~美味しい!」

「美味しいねお兄ちゃん」

「美味しいぜ旦那!」


カールを放置し楽しい食卓に成った、そしてフランソワーは胃袋と恋心をヨシナカに奪われたのだった、もう後悔は嫌なフランソワーは行動を起こす。


「自己紹介がまだでしたね」


スカートを指先で掴み一礼し。


「私はフランソワー……そうですね、フランかハニーて呼んで下さい」


なんか色々意味が分からんが、最後のは置いとき親しくも無いので。


「フランソワーさんですね」

「ハニーで良いですよ!」


そんな呼ぶ予定は無い。


「此れからどうしますか? フランソワーさん」

「ハニーですダーリン!」


話が通じないのだが………


「私はヨシナカだよ、フランソワーさん」

「……いけずです」


何でこうなった………


頭を抱えるヨシナカだった、そしてヨシナカに此れから女難が待ち受ける、遅いので今日は隣のまだ使って無い、フローリングの部屋を使って貰い、明日からシャロさん達と暮らして貰う、同性増えてローリエも喜ぶだろう。


「私のお陰だなヨシナカ君」


見付からない場所から言うエルドール。


「………あ! また寄り道した、クランベル今会いにお爺ちゃん行くからね!」


それはさて置きまだ目覚めない妖精を、ヨシナカは介護しまた仮寝床に戻した。

目覚めない妖精と奇妙な同居は続くが、ヨシナカは知らない夜にとある事が同居始めた日から、妖精に異変が有った事をそして、何故ヨシナカが目覚めてる時に眠ってるかは、ヨシナカは知る術は無い。

翌朝は朝温泉をしてご機嫌なヨシナカ、目覚めない妖精の側に有った蜜が空に成ってたから、もしかしたら目覚めて飲んだのかもと思い、妖精のすべすべほっぺたを触ったが起きないので、何時起きても蜜や甘い物が食べれる様に置いて置く、フランソワーを空いてる適当な部屋に案内した。


銀河鯨に来たエクトワール氏と猫カフェの物資と、費用を金貨で払い後払いの商品の支払いも終わらせ、そしてシャロさんとローリエに、新しい住人を紹介した。


『また新たな恋敵(ライバル)が!』

『!?……この人達は恋敵(ライバル)!』


視線の先から火花を散らす三人娘、ヨシナカは我関せずで居る。

そしてシャロのスキルが発動する。



まさかまさか………胸は私と同じ位よねて………計測B………わたははそうCに近いB+だから問題無いわ。


嘘は良くない。


女子力はD………敵では無いわね、昨日のお客さんよりて魅力は……え!……100オーバーのSSSですって………まずいわ、転生して魅力アップしても此はマズイわ………


シャロは童謡しフリーズしてたので、ヨシナカは女の子の部屋に入るのは躊躇ためらいヨシナカはシャロを、店の一角でに寝かせ去る、お姫様抱っこされ幸せなシャロだった。



そして開店後何故かフランソワーは、何をするでも無く店に居る、そして昨日お客のフランが店には現れるのだが。


「今日も魔法おし………!?」

「!?」


銀髪フランソワーと灰色髪フランは、出会って直ぐ思った彼女は恋敵(ライバル)だと、しかも何か被ってると。


「良いのですか? 、そっちのお友達は放置で?」


ヨシナカはお客さんの学友らしき子を言うと。


「彼女は誰ですかダーリン」

「フランソワーさん、昨日会ったばかりで彼女風吹かないで下さい、彼女は昨日店に来たお客様です。」

「魔法を少し教えて貰いました。」


輝く笑顔でフランはフランソワーに言うと。


「魔法の数がポンコツだからフランは」

「うんうんフランはポンコツね」

「「グフッ!」」


何故か二人揃って膝を着く。


「どうせ料理と剣の腕ははポンコツですよ………」

「フランソワーさんの事を、言って無い気がするよ」


フランソワーさんが膝を着き言い、お客様………フランさんは膝を着き。


「そこまで言わなくても……酷い!」

「エルが悪い」

「アネッサの方が酷かったよ……」


赤毛ツインテールの眠そうな眼のアネッサと、おっとりピンクロングの巨乳のエリーゼが言い合う。


「私はフランがポンコツと言っただけ、魔法の事はエルが言った」

「私に擦り付けないでぇ~!」



だがフランは更にダメージを受ける、スキルが反応し銀髪美女を測定する。


私と変わらない筈なのに胸はA+ですって………でも私はB+よ私の方が有るわ。


何故か昨日より増えてるのだが?


女子力は…………判定Dね………大丈夫ねて……魅力判定URですって………そんな馬鹿な………チート限界突破よ!


フランは残酷なチートに打ちのめされる。



「いらっ…………どんな状況?」


復活したシャロはカオスな現場に立ち尽くす、事態はあやふやに成り先にお茶をする事にしたフラン、幸せそうに頼んだ桜ラテを飲む。


「…………桜ラテ美味しい~」

「うむ、此はなかなか………だがエルはこの後ダイエット」

「何で私だけダイエットなの?」


アネッサに聞くエリーゼは。


「胸の贅肉ダイエット」

「仕方無いのよ~て、贅肉じゃあないもん!」


そしてとある三人は。


「「「贅肉反対!!」」」

「何で私だけ敵意向けられてるの?」

「走り込みの運動すると、胸の脂肪減るよ!」


ヨシナカも参戦。


「何で男の人にも言われてるの私? それに私平気のCなのにぃ~!!」


嘘である更にデカイのだが、エリーゼの話を結城は聞き。


「…………バインバイン堪らないです」

「一也は仕事しろそしてあの胸、爆発しろ!」


雅史に初めて怒られた結城だったが、最後に本音が漏れる雅史。


「平均でも肩凝るから嫌なの!」

「じゃあ胸脂肪ダイエットだね」


アネッサがエリーゼに言う。


「するわよ、すれば良いんでしょ!」


やけくそに言うエリーゼ、さて贅肉減らし肩凝りは解消されるのか?


「私は贅肉無いからおかわり」

「私の胸は贅肉じゃあないのにぃ~!!!」


エリーゼは胸をパフパフしながら言うと、結城は鼻血を出し倒れた。


「一也は減給」

「一也減点だな」

「君達仕事してくれ」


料理長が雅史と結城に言う。


食べ終わったフランの魔法特訓が始まる。


「ファイヤーレーザー!!」


ヨシナカは前方に手の平をかざし、炎のレーザーを放つ。


「「!?」」

「私あんな魔法見た事ないよ!」

「そもそもそんな魔法は、学校にわ無いわよアネッサ!」


仰天する二人だがまだ終わらない。


「「ダークスターファイヤー!!」」

「「!?」」

「何なのあのイケメンも!」

「素敵………ポッ………」


クロードとブルースは、ヨシナカより小さい球体に納得出来ないのだが、さてエリーゼ嬢が惚れたのはクロードか、それともブルースなのか?


「こうだよ、ダークスターファイヤー!」


昨日より大きいくす玉位の黒い玉をイメージし、漆黒の炎を纏わせ放つヨシナカ。


「ふざけるな! 昨日と違うだろうが!」


黒い彗星の様に空の彼方に、ダークスターファイヤーは消えて行った、クロードはクレームを言う、仕方無いなので前方に手をかざし魔法を構築する、小さな黒い玉が巨大化して行き……


「仕方無いなクロードは………じゃあ、ダークジュピター!」


黒い球体にリングが現れ、ヨシナカは手の平から放つ。


「……発射!!」


轟音と共にダークジュピターは空の彼方に消え、雲の中で炸裂して雲が散り青空に成る。


「………フ!」

「……フ! じゃねーよ! アレ危ない魔法だろ!」

「戦略中級魔法だけど?」

「だけどじゃねーよ!」


こうして暫くヨシナカとクロードの、コントが続いた。


「クロードはまだまだだね」

「うるせーよ!」


まだダークスターファイヤーが,イメージの様に構成出来ないと文句を言う。


「魔力を球体に集中させないと」

「ヨシナカこう?」


ブルースが実戦し、スターファイヤーと変わらない球体を形成する。


「やれるじゃん」

「なんだイメージばかり気にしてたからだね、クロは……まだ先かな?」

「ぐぬぬ……」


クロードは悔しくて練習するのだった。


「では氷から行こうか」

「はい」

「「むむむ………」」


何故かシャロさんとフランソワーさんに、睨まれてるのだが何故だ?


「先ずは使う魔法のイメージ、アイスショットなら氷柱をイメージ、アイスアローは弓の矢じりでアイスランスは、騎馬の槍かな」


「アイスランス!!」


ヨシナカの手の平の先に瞬時に作られた、氷のランスは騎馬のランスとは違うが、大きさ的にはランスに匹敵する大きさ。


「それを目的の場所に放つだけ」


高速で放たれたアイスランスは、雲を突き抜けて行った。


「私達も習得してみる?」

「だね………」


ヨシナカは白鯨長男から銀河鯨に移動し、魔法練習場所を開放した。


「此処なら威力が分かる」

「「「…………」」」

『此処何処?』


ヨシナカは手始めに氷ではなく、火魔法を使う前方に手の平をかざし。


「さあド派手に一発、ファイヤーバード!!」


ヨシナカの前方に五芒星が現れ、五芒星から炎の鳥が現れ練習場らしきの奥標的に突撃し、燃やし尽くす。


「「「「「!?」」」」

「次はなアレだなブルー」

「だねクロ」


そして二人も。


「「ファイヤーバード!!」」


一発で二人共に習得出来た、ファイヤーバードは羽ばたき標的を炎で突撃砕き、壁にぶつかり消えた。


「「ヨシナカ越えだー!!」」


ただファイヤーバードを制御してないだけだ。


「アレも覚えよう」

「そうだね」


アレッサとエリーゼは更に決意する、ヨシナカは名前を聞いてから魔法を教えて、シャロは仕事に戻りシャアさんの接客をし、負けてられないとフランソワーさんも練習する。

フランさんの欠点が大体分かったので、フランさんを連れおりこちゃんに頼み、とある本を持って来て貰った。


「………あのこれって………」

「魔法イメージが苦手な子供にて本」


ガクと項垂れるフランさん、ヨシナカは欠点を指摘し本を渡した理由と、魔法が少ない理由を教えた。


「……私の魔法イメージが乏しいと………」

「ハッキリ言って………」


フランの中で何かが終了の鐘が鳴る。


「イメージ以外なら君は、君の友達以上の才能が有るよ」


ヨシナカは光を差し伸べるが、ドン底に落としたのもヨシナカである。


「私は叶えたい夢の為に、魔法が沢山使える様に成りますか?」


ヨシナカに問うフラン。


「君の努力次第、ピクシーライトをイメージ出来たから、可能性は無限さ」


フランは新たな目標が出来た、いつかこのヨシナカさんに近付き一緒に居たいと。


「後は頑張ってね」

「え?」


置いて行かれた、こうしてフランと楽しい仲間………


「私モブじゃあないよ」

「そうよそうよ」


……は猫カフェの常連に成った。



エリーゼ「最後酷い!」

アレッサ「エルはモブ贅肉だけど」

エリーゼ「アレッサ酷い!」

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