10 悪党に人権なぞ無い
ライドス「皆久し振りライドス様だ、今回は俺の過去が発覚してしまうぜ」
イーノリ「新入りなのに態度デカイ」
リーサ「他ではもう出てるからって、私達の場所に乱入しないで!」
ローリエ「そうよ、恋敵が増えるのに」
ライドスは心が折れた。
ヨシナカ一行はチェルの先導の元ハルモニアに向け、街道を進むローリエを肩車し景色を見せ、たまに現れるゴブリンをどう倒すか見せながらレクチャーし、ブルースが魔法の先生をし魔法の扱い方を教える、貴族学校の教えとは違うらしく一から教えるブルース、教え方が良くファイヤーボールを小さいながら形成出来た。
クロードも黙ってられず土魔法を教え、小さな石つぶてを撃てるコントロールを養った。
クロードは孝介に頼み細い枝を木刀にして貰い、細剣の足運びや突きの運びをレクチャー、ついでにブルースまで一緒に練習して居た、細剣だけならクロードは一番の使い手である。
ローリエは素振りをブルースとする、足の運びを身体に教え込むクロード、手を上げたり罵倒はせずゆっくり教えて行く。
まあカールとの手合わせを見たローリエは、風圧やらヨシナカが一瞬で消えたりと、理解不能でフリーズして固まって居た。
王都アクシズを出て二日目クライス街を通過し、その近くの森の奥に行くと盗賊アジトを確認。
「……孝介分かってるな、幼女に流血はダメだからな」
「過保護だなヨシナカは」
「確かに」
「右に同じく」
孝介の発言に同意するブルースとクロード、でも幼女には教育に的に宜しくないのだ、異世界であってもだそれに何時かは自立させないと成らない、まだまだ幼い少女にはまだ命のやり取りは早い。
「ブルースは魔法で雷撃魔法で死なない程度に、クロードはローリエちゃんの前方護衛」
「任せろ、元王宮(門番)騎士の名に懸けて」
胸を張るクロードに、冷ややかな眼で見るブルース。
「カールは後方経過」
「了解大将」
「何故に大将何だ? カールよ」
「気分的に」
ヨシナカは頭痛がしたのだった。
「私達は初参戦、頑張るわよ~」
モカは気合いを入れ、アヤネはまたヨシナカの懐で寝てる、マーヤは肩で器用に緑茶を飲んで居たが、飲み終わると反対側の懐ポケット空間に入り寝る………
「次はミネットとシモージとサオちゃん辺りも、旅に連れて行かないとな。」
まだまだ妖精や精霊は居る、トモカズは基本銀河鯨のメンテナンスらしい、トモヤはトモカズ達の現場監督らしい。
おりこちゃんは例の図書館の秘書管理、たまに風景スケッチや下に降りて絵を書いてるらしい。
孝介は分身の術と隠密スキルをフル活用し、洞窟の前の見張りを強襲し気絶させる、周辺警戒の盗賊は孝介分身が縛り上げて居る、孝介は催涙効果抜群の煙玉を火を着け四玉放り込む、小さな爆音と共に煙がアジト洞窟から出て来ると、ゴキの様にカサカサではないが出て来る。
「何だ? 敵襲か?」
「見張りは何をしてる?」
「誰もゲホッ!」
孝介が出て来た悪党を襲撃、更に五人出るといきなり倒れる悪党達は、ステルスの孝介に引き摺られてる光景は、幽霊に引き摺られてる様な光景。
「ゲホッゲホッ………誰だぁー卑怯ものガァー」
厳つい大柄な男が現れたが、ヨシナカの出番すら無く制圧は完了した。
「姿を見せないとは卑怯………」
泡を吹き倒れる厳つい大柄の男は、孝介の式神修験者が引き摺り運んで行った。
「………もお終わりですか?」
ローリエが聞いて来たので、孝介以外全員頷く。
「………コウスケお兄さん強い!」
複雑な顔でそれを聞く孝介以外全員、助ける人は居なかったが何故か絵画や宝石装飾剣、細剣エスパーダ・ロペスと言う名の剣に、宝石や金塊がザクザク。
「懐暖まるザクザク………」
「買い物予算増えるね」
ホクホク顔で回収するヨシナカと孝介、エスパーダ・ロペスは暫くクロードが所有する事に成った、グラディスみたいなカッティングが含まれた剣、鞘も女神の細工がされた美術品。
更に南下しローリエが寝てる間に本業を始める、ローリエにはあのテントの中の一室を、ローリエ専用部屋を与えたそして闇に紛れ、エルサレンとハルモニアの分岐街道の、ピークウエル山脈側の山の麓の森に、櫓を組拠点にしてる山賊?に奇襲を掛ける。
「行くぞブルース」
「一丁食らわせますよヨシナカ」
二人は同時に魔法を放つ。
「「ファイヤーボール!!」」
櫓二つを同時に奇襲し着弾と共に爆発炎上、ゴキの様に慌てる有象無象達を始末を始める。
「行くぞアカシック!」
アカシックの刀身が輝き悪党共を無へと消し去る、孝介は先に中に潜入し人質達を警護、カール達は外の敵を一掃を始める。
「何の騒ぎだ!!」
ヒゲモジャな大男が吠えるが、カール外の仲間は命が消えてる最中、そして出入口から逃げ戻る仲間に吠える。
「何があった?」
「頭ヤバいです、変な野郎に仲間が消されてます」
仲間の言葉に理解が出来ない山賊らしき頭、全員剣やナイフを構えると現れた男、異国の者で有るのは分かるが何故か足が動かない、全員間合いを取り男と対峙する。
「人質に成る奴を連れて来い!!」
「無理です頭、反対側通路はコイツを倒さないと!」
しまったと山賊の頭らしき男は、憎しみの顔でヨシナカを睨む。
「貴様は何者だぁー!!」
ヨシナカは言う。
「悪党に名乗る名は無い、出られぬ地獄で悪事の数々を悔やむのだな、まあ存在自体消えるが仕方無いよな!」
そして山賊らしき頭は言う。
「参ったから命だけは……」
「………頭……」
悔しい顔をし命乞いをする頭だが。
「私が貴様らを生かすとでも、命乞いした旅人を何人殺め何人いたぶり、何人苦痛の末命をゴミの様に扱った?」
ヨシナカの言葉に抵抗する為に襲い掛かる。
「悪党に人権は無い!! 容赦はせぬと、ちゃんと言ったはずがな」
脇差も抜きアカシックで斬り消し、脇差で剣を弾き叩き斬る。
カキーン
脇差と剣が火花を散らす、ナイフでは勝ち目が無いと近くの剣を手にする、斬り倒され消え行く仲間や屍に成った仲間、恐怖でチビりながら向かうが斬り消される。
「何なんだ此は……何の悪夢なんだぁー!!」
山賊らしき頭の最後の言葉はそれだけだった、死体も消し後処理をする、孝介は静かに成り鍵を開け人質を解放、骸は光魔法で浄化し穴を魔法で掘り、埋めてから石を置き花を供える。
外の始末もして血の臭いにウルフが現れた、だがヨシナカ達の気迫にビビり逃げ出した、そして捕まってた人を癒すのに、モカとアヤネは大活躍をした。
翌朝出発し川を渡りローリエに、初のゴブリン退治を経験させた、だがローリエはゴブリンをゴブルリン君にそっくりと言う、ヨシナカ達は何か思い出しそうだがまあ良いかと、放り投げた。
ハルモニアを通過し竜王国とドラルーラの分岐点、勿論ドラルーラに向け歩かず一旦銀河鯨に戻った。
「ローリエ、此処が我等の拠点だ」
「ヨシナカお兄さん凄いよ!」
旅の間に仲良く成りローリエは眼を輝かせ、クルクルと身体をバレリーナの様に回転し見渡す、丁度ミルが歩いてたので後を頼んだ。
「ローリエは留守番しててね。」
「ヨシナカお兄さん早く帰って来てね」
「ミル頼んだぞ」
胸を張りミルは。
「任せて下さいご主人」
再び降りて近くの山の洞窟付近の盗賊を急襲、孝介が隠密でヨシナカは普通に中に突撃し、外では出戻った盗賊を倒して行く、分身の術で周囲に逃げた盗賊を始末する分身孝介、中に人質は居ないが広い場所に、舌を出しニヤニヤする痩せマッチョが居た。
「ヒィーヒッヒ……何だ?貴様達は?」
「悪党に名乗る名は無い、成敗する!」
ヨシナカは孝介と連携し向かう、周りに殺気が駄々漏れで隠れてるのは明白、近くの木箱の陰から投げナイフやクロスボーで攻撃する。
攻撃も当たらなければ良いだけの話し、罰ゲーム道場の辛さに比べれば屁でも無い、アカシックで斬り消し逃げ出した痩せマッチョを、孝介が顔を飛び蹴ったら有らぬ方向に、首が曲がり即死した。
「………まあ良いか」
「蹴りで即死して………」
ヨシナカは後始末をして先を進む、夜国旗を越え国旗の街エルロイの郊外に潜伏する。
夜中を過ぎ任務に向かう、街の灯りは消え領主アクトラ家に潜入する、ヨシナカは空から孝介は塀を乗り越え、クロードは抜け道を封じにカールは裏口を警備、ブルースは魔法で住民や門番を眠らせ、交代要員も魔法で眠らせる。
屋敷の人気の無い場所を孝介が開け入り、ヨシナカは喘ぎ声と鞭の音がする場所に、ヨシナカは空中歩行で孝介は隠密スキルで足音を消し、音のする場所に行くが換気口だったらしく、地下への道を探す。
建物奥裏口側に向かう途中に地下階段を見付ける、階段を降りて扉の開いた音がしない様に細工して、扉を開け中に入るとメイド服の女性が檻の中に居たり、裸にされ目に生気が無い女性や、ハエが集り身体が病魔に犯された少女、白い液体を股から流し放心してる女性達、そして声が聞こえる。
「早く父上エレノーラを手に入れてくれよ」
居かにも悪党な小僧の声がする。
「まあ焦るなゴスアク、エレノーラを手に入れる工作はもうすぐ終わる、王家の末席の婚約者を奪うからには工作は必要だ、分かるかゴスアク?」
悪党な小僧もといゴスアクは、自分の手に入れたい女の為に悪事の工作を、父親にして貰ってるらしいが王家の末席に工作て、普通にヤバい気がするのは気のせいだろうか?
「高い契約金だったが、また税を上げれば良い」
ヨシナカはキレかけて居たが我慢する、こんな糞の官僚や治める者が居るから世の中が、未だに良く成らないと怒りたかった。
「犯罪ギルドに出張中して貰っただけはある、まあ新規の他国の犯罪ギルドらしいがな……」
女をいたぶりながら弄びながら言うゲス、犯罪ギルドの詳細は出なかったが、悪事を見逃せない。
ヨシナカはゆっくりアカシックを抜き、そして向かう。
「貴様どうやって屋敷に入った!!」
ヨシナカを視界に入る成り言うゴスアク、そしてその父親が口を開く。
「私を誰と知っての狼藉か、私はこの国の元王の直系のライアスいや、ゴクトウと知っての狼藉か!」
「………父上今私も初めて知りましたが………」
ヨシナカにそんな物は通よしない、冷たく冷えた声で言う。
「知った事か、悪党に人権も権力すら無い地獄に行け!」
ゴスアクはビビってるがゴクトウは、ニヤリとし言う。
「ヤツを殺せ!」
だが何者も現れない、ついでに孝介も居ないがヨシナカはゆっくり歩き向かう。
「懺悔なんてさせない、沢山の者が苦しんでるが貴様らは一瞬で、全ての輪廻から消してくれるわ」
ゴクトウ一瞬で間合いを取り斬り消し、そして汚く怯えながら垂れ流すゴスアクをひと突きで消す。
「………夜中は女の肌には大敵なのに………」
アヤネは眠そうに出ながら言うが、一日殆んど寝て居る。
「仕方ないわね~」
アクビをしながら仕事を始める。
「精霊の御霊よの者達を癒し、精神をも癒したまえ……」
そして次はモカの出番だ。
「次は私ね、星々の奇跡よこの者の失いし肉体を、癒したまえ………」
檻の中の女性達に光が満ちるが、全て回復しなかったのでアヤネの特殊効果の服のお陰で、銀河鯨に運べそうだ。
その頃孝介は屋敷の屋根の上でアサシンと対峙してた、手練れらしく楔帷子を仕込んでおり手強い、仕方なく使いたくなかった武器を出す、ヨシナカと同じく人を原始の塵にする力がある刀、ヨシナカと違い代償を払う……代償は一週間魚料理禁止と辛い。
食べると歯に激痛が走ったり頭痛が二日続いたり、足の小指を一週間何処かの角に当たる呪いだったり、地味に痛いのは嫌なのだった。
「仕方ない此で終わらせる!」
「…………」
両者同時に動き擦れ違いの瞬間に、孝介は一撃を入れ敵を倒した。
「魚料理がぁ~」
孝介は精神的ダメージを負った、ヨシナカはチェルと合流し後始末をした、屋敷の奴隷メイド達も連れて銀河鯨に帰還した。
「アセナ頼むよ」
「お任せをご主人様!」
「アセナも意思疎通出来るように成ったか………」
アセナは魔法を使い月の光を女性達に浴びせ、常態異常や全ての異常を回復させた、性病とかの病気も回復したらしく全員、身体が動く事身体の不調が消え喜ぶ者、悪夢でも産んだ直後に殺され現実に戻り、精神を病んだひとはマーヤの精神回復で癒して貰っう。
「やってやるわよ」
マーヤの周りに光が踊る様に現れる、そして始まる。
「精霊の加護よ皆に安らぎの光りを………」
病んだ女性達に暖かな光が包み込み、優しく暖かな光が女性達を癒した。
「………此処何処かしら?」
マーヤはグッとポーズをして言う。
「悪い記憶は私が全て浄化しました」
浄化てとヨシナカはツッコムのを抑えた。
「帰る場所が無いなら暫くは、寝る場所を提供しょう」
女性達は少し考えて聞く。
「両親に会いたいです、帰れますか?」
ヨシナカは言う。
「帰れる場所が在るなら帰ると良い、全ての身体の異常はこの子が治した、身内が居ない者は私が面倒見るよ。」
背筋を伸ばし澄ました顔でいるアセナ、もっと褒めてと尻尾を振る。
帰れる女性達を帰すのは大変だった、帰る家が焼かれて居たり両親が殺されてたり、働いてた店が裏切った果てに口封じに消されてたり、何かを感じ親戚の所に逃げてたり国外に逃げてたりと、一週間も掛かりチェルの情報が無ければキツかった、技術もある自立を望んだ人には盗賊や悪党達から巻き上げた、資金を提供しアフトラ家の悪い金も渡し、半年は生活出来る資金が有るらしい。
そして残った少女と幼女の二人と18歳の女性に、19歳の女性が二人残ったが、部屋は有るしメイドをして働いてたので、暇なら掃除を頼んだが………掃除する場所が有るかは不明。
食事のメニューの見方や頼み方を教え、何故か孝介は魚以外を食べてた。
ローリエは幼女と少女に勉強を教えてる、基本算術たが数学はどんな世界だろうと基本は必要、買い物して生きて行く以上必要。
そしてローリエ三人娘はフェンリル達に乗り、はしゃぎながら延び延びの過ごして居る、ローリエは少しづつ身長が伸び始めたが、胸の無駄肉は増やさせるものか!
そして数日が経ちまた道場のレベルアップ、慣れて来た孝介達には厳しいが私も厳しい、あのマシーンが増えてるからだが、怪しげな窪みも追加され競技場の様な広さに成った道場、上司の道場は今日も難解だ。
「………さて約束の子に会わせるから来なさい」
「………もう少し休ませて下さい上司………」
五人は屍の様に倒れて居た、窪みを踏むと黒い奴等が現れてハリセン片手に襲い掛かる、また他では落とし穴だったり六人の黒い奴等が襲って来る、踏んだターゲット一人にだ。
それを踏むのはカールだが何故か判定は、何時もクロードが請け負う悲しき運命。
「次やったら激辛ソース、カールに飲ます」
「それ昨日ブルースにしてたよね」
ブルースがクロードを睨む、カールの近くに食器を置いたのが運の尽きだ。
「そろそろ起きてくれヨシナカ」
「私だけですか?」
一斉に全員頷く、激しい修行で疲れた身体を立ち上がらせ、上司に付いて行くと一瞬で違う景色が広がる。
周りは雲海そしてその中に二匹の白鯨………そして、新たな仲間が居た。
「紹介しょう君と同じく雅史だが、色々罪を重ねた…いや子孫を残すのに夢中に成った、君が神に拾われた可能性の成れの果てかな?」
上司はそうヨシナカに言う。
「コイツは、魔法で爆発して良いですか?」
「彼も君の分身だよ?」
ヨシナカはキッパリ言う。
「そんなリア充複数も知りません、爆破です」
困ったなて雰囲気を出す上司だが……
「すみません、僕の紹介も………」
「いえ私ですよね?」
何か言い争う二人?
「俺だろ?」
まだ居たが妖精の少年?はねんどろ体型、だがこのライドスて妖精は転生者らしい、興味半分でステータスを見た。
「紹介しょう彼はライドス、転生者だ」
上司が紹介するとライドスは。
「俺はライドスいや、日本名は山田一郎だけど一応勇者もしてたが、妻達に浮気がバレて逃げてたら妖精に成った、未練は妻の一人ハイエルフの瑠花を死なせてしまった事だ、まあその妹……何でもない、俺は願いを叶えるために働かせて貰うぜ」
この話には少し嘘もあるが、刑期の理由もありそして上司はライドス言う。
「刑期200年だからね、ハイエルフ達宥めるの大変だったからね、まあ彼女の死は仕方無いが……」
どんな事をしたのだろうか?
「次は彼だね、彼の名は結城一也だよ」
黒髪でニヒルなイケメンだが、160位の身長の結城一也は挨拶をする。
「初めまして結城一也だ、僕は大和帝国て異世界人さ得意は料理です」
「此方こそ私はヨシナカ、そこのリア充と同一人物だけど私は、リア充達とは違う」
ライドスは雅史を見て首を傾げると。
「彼は自責の念が在るから、刑期自己申告で無期だね」
ライドスは少し考えてから言う。
「………俺より過酷だな頑張れよヨシナカ」
雅史に言うライドス。
「私はこっちだライドス君」
「ふざけてると刑期増やすよライドス」
「………すみません」
上司に怒られ謝るライドスだった。
「そして彼女はあの、雅史が助けなかった」
脱け殻雅史を指差しながら言う上司。
「シャロと申します、私は給仕や料理が得意です」
銀髪でウェーブ髪ロングの絶世の美少女が、営業スマイルを放つ眩しいが少し前に、同じ名前の小さな子とリア充雅史の妻を思い出すが、髪の長さや髪色が違うしと別人として認識する。
「………眩しい」
「……眩しいな」
「……何故助けなかったんだろ?」
雅史が遂に言葉を発するが、それだけだった。
「ライドスには禁書図書館の管理を、後過去の君が来るけどハイエルフ定めた刑期終了後だし、そこは任せるよまあ色々仕出かすと刑期増やすからね」
上司は念を押しをしそして何かを思い出したライドス、だがその時にはもうライドスは旅に出て、何もかも忘れ精霊の迷宮で目的を果たそうとするが、初恋の幼馴染みの蘇生転移と瑠花の蘇生は失敗に終わる、一番の目的は幼馴染み瑠美の蘇生だったが、叶える事は最初から無理だったが、元の姿に戻り妻達とやり直したいを願えば、叶ったのだった。
「結城君にはヨシナカのサポートと、後はヨシナカ次第かな」
後に猫カフェとケットシー憩いの店の料理人になる結城である、ケットシー憩いの店は猫屋の休憩とたまに来る、迷い人等から料理や雑貨にお土産の提供と、それなりの運搬費用込みの金の回収をする、たまにヨシナカの天敵が来るが大金も手に入る、猫カフェは基本脱け殻雅史とシャロと、暇な時には監視のユキーノやトモカズと、開店の最初のメンバーには結城とミルも居る。
「彼女は君が助けた子の勉強や、君が気に入れば奥さんに……」
ヨシナカは即答で。
「あり……お断りします、私は自分を本気で好きに成った人しか信じません、吊り橋効果とかは論外です。」
ヨシナカはヨシナカで、プライドが有るはずだ………たぶん、そして現時点でとある三人は脱落候補だ、妖精は普通に論外です。
「では解散!」
ヨシナカに付いて結城とシャロは来て、ライドスは魔法を使い妖精を白鯨に連れて来た、そして少しライドスの刑期が増えたのは言うまでも無い。
魔法で騙して乗せたのだから仕方ない、色々誤魔化しつつライドスは白鯨の運営を始めた、混乱の異世界の世の前の世界から始めた。
そしてリア充雅史はもう1つの白鯨を運営……いや、管理をして居た基本花や木の手入れだけ。
「ローリエに勉強の先生だ、彼女はシャロさん沢山学ぶんだよ」
シャロは前に出て挨拶をする。
「初めましてローリエちゃん、私はシャロです」
何故か背後に花やバラのエフェクトが………
「初めましてローリエですわ、以後よろしくですわ」
スカートを持ち一礼するローリエ、流石貴族令嬢だが二人が目を合わせると、二人の空気が変わる。
「!? ……………」
「!? ……………」
『何故か恋敵の気がする』
二人同時にそう思った。
「お兄さん、貴方のイーノリが癒しに……」
『!? 何か敵が増えてる』
唯一のスキルを持つシャロのスキルが発動し、ローリエを測ると胸はややぺったんこ判定に安堵する、女子力は低く安心するがだが、魅力測定が不能と出るとシャロは、ライバル要注意幼女と認識する事にした。
こうして物語は進むのだった。
シャロ「此処でもメインヒロイン、目指すわよ」
ローリエ「違うわよ、私がメインヒロインですわ」
撫子「違うよ私だよ~」
イーノリ「違います私です」
アズーナ「違うよ私だよて、あと撫子ちゃんまだ先の登場だよ」
全員にフライング出に睨まれる撫子だった。




