【200文字小説】いたずらな風さん
3人並んで歩道橋を歩く女子高生めがけていたずらな風さんが吹いた
「うあっ!?」
「どひー!」
『嫌あっ!』
3人の男子生徒は見た
ハーパン!
ハーパン……
純白!
「おー、スゲー! 感動!」
「風さん、GJ!」
「……」
3人の女子高生がキッ!と睨む
純白だった子はハーフっぽい飛び抜けた美少女だ
2人の男子生徒はうかれた
「天使だ!」
「俺、もう永遠に生きて行ける」
しかし僕は見た
あの子、お腹にも顔があった
カエルみたいな顔があった