表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その勇者、ポンコツにつき  作者: イルク
7/7

あーん、パクっ

高校生が書いた拙い文章ですが温かい目で見守っていただけると幸いです

俺は自室のベッドの上で物思いに耽っていた

思い返すと今日1日だけで色々なことがありすぎた

シャワー中に全裸で召喚されたことに始まり、姫様の水も滴るいい男事件、そしてこの豪邸を貰い、壁に埋まってリーンと出会い、とどめに打ち上げ花火だ

これも全てスキルのポンコツが関わっているのだろうか

そんなことを考えてみるが頭が働かない

何故なら、俺の脳の8割はさっきのリーンが占めていた

路地裏で笑った彼女は確かに俺の瞳に魅力的に映った

けど本当はあそこまで可愛かったなら納得だ

俺が今まで見たどんな俳優やアイドル達なんて比にならない

もし彼女が地球にいたならば、人類史上最も可愛い少女とでも言われるのだろうか


「(ダメだな、完全にやられてる…)」


自分がこんなにすぐ一目惚れするようなやつだとは思ってなかった

気がついたら彼女のことを考えてしまう

明日からどうすればいいんだ…

眠ることもできず、ただ時間だけが過ぎていった







窓から明るい光が射し込み、鳥たちの囀ずりが聞こえてくる

朝になった

昨日は結局ほとんど眠れなかった

部屋についている鏡を覗きこむと、見事な隈がついた俺がいた

顔を洗いにいくかとあくびを堪えながら部屋を出る

リーンはまだ起きてないようだ

腹が減ったが、俺がなると何かしら起きてしまうから作れない

とりあえず彼女を起こすことにした

やけに緊張してしまう

深呼吸をして俺は彼女の部屋の扉をノックする


「リーン、朝だよ」


返事がない

空腹にも勝てず俺は部屋に入る

彼女はベッドで枕を抱き締めて眠っていた

とりあえず起こそうかと思い体をゆする


「んん、ハヤトさまぁ」

「え」


寝ぼけてるのだろう

彼女はにへらと微笑むと俺の頭を持ち、引き寄せた


「うおお」


俺はそのままベッドに引きずりこまれる


「へへ~ハヤトさまぁ、ふふ」


リーンは俺をまるで抱き枕のように抱き締めて頬擦りする

ヤバイヤバイヤバイヤバイ

特に俺の理性が、

もう全身が燃え上がるかのように真っ赤に染まる

逃げ出したいが彼女に手と足でガッチリとホールドされているから出来ない

どうしようか必死に考えていると彼女の行動がどんどんエスカレートしていく


「あーん、パクっ」

「!!!!」


リーンが俺の耳たぶを甘噛みしてくる

その瞬間俺の中でこれ以上はまずいと警報がなる

俺は彼女を起こすための行動にでる


「リーン!朝だよ!これ以上はまずいって!」


体を拘束されながらも必死にゆする

すると彼女が寝ぼけてたのからしっかりと目を覚ましたのか、俺を見て顔を赤く染める


「な、なんでハヤト様がい、一緒に寝ているんですか!?」

「俺はお前を起こしにきたら、お前にベッドに引きずりこまれて抱き枕にされて耳たぶを甘噛みされていたんだが…」

「う、うそ…」


だんだん思い出してきたのだろうか

赤かった顔がさらに赤みをましていき、ついに大声で泣きはじめた

評価やコメント等たいへん励みになります

少しでもいいと思ったり、アドバイスや指摘ありましたらお願いします

それと私事になりますが、学校の期末考査が近付いてきたため今は1日1回更新ですが、ペース遅れると思います

ブクマ登録してくださっているかた、申し訳ないです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ