水も滴るいい男
拙い文章は許してください
「ゴホン!ま、まあステータスは全ての項目で過去の勇者様の10倍以上あるではないか!」
あ、やべえ。王様に惚れそう
そのとき一人の兵士が駆け込んできた
さっきのやつだ
「勇者様の服をお持ちいたしました!」
「さすがだ!ありがとな」
「いえ、おきになさらず!」
そしてパンツを手に取った瞬間気づいた
さっき忘れていたのはこのことだったのか
「なあ、タオルねえんだけど」
「「「「あ」」」」
「た、ただ今とって参ります!」
さっきの兵士さんが駆け出した
あんなスピードで走り続けて死なないんか?
そんなことを考えているとヤバめの視線を感じる
辺りを見回すと案の定姫様だった
「なあ、王様。姫様やばくないですかね?」
「すまんがこやつは筋金入りの変態だ。異常なる変態性というスキルが原因だが…」
「そんなスキルもあるんだな。まあポンコツ見たあとならすんなり信じられるわ」
もう一回姫様を見てみる
さっきは顔を隠していたが今は隠してない
内股を擦り合わせ頬を紅潮させ、鼻血を垂れ流し恍惚の表情で俺を見つめている
完全にアウトである
とりあえず無視をする
「勇者よ、聖剣授与の儀式をおこないたい。名前を教えてくれないか?」
「ハヤトだ」
「よし、では勇者ハヤトよ。貴殿を正式に勇者と認めよう。そして更に聖剣を与えよう。この聖剣は銘をシグルド。相手の攻撃を受けるかダメージを与えることで威力を増していく。ステータスが異常なまでに高い貴殿にふさわしいであろう。この剣をもって魔王を撃滅せよ」
「はっ!」
俺は正式に勇者となった
これでステータスに勇者が追加された筈だ
更に聖剣も手に入れた
けどこんな大切な儀式を全裸でやっていいの?
ダメでしょ?ねえ?
そのとき兵士さんが戻ってきた
「タオルをお持ちいたしました!」
「ありがとう」
俺はタオルを受け取って身体を拭いていく
ずっと濡れたままで気持ち悪かったからその分さっぱりする
下着を穿こうとした瞬間だった
「水よ!」
姫様が魔法を発動した
俺の身体がまたびしょ濡れに逆戻りだ
あーいらいらするな~( ^∀^)
「水の滴るいい男ね、素敵…」
彼女はそう言うと顔を恍惚に歪めた
表情が完全にR18である
そのとき姫様の後ろから王様が歩いてくる
姫様はそれに気が付かない
完全にトリップしてる
そして王様はアイアンクローで姫様を頭から持ち上げる
「いたいいたい死んじゃう!ねぇ!やばいこれ!やばいやばいぎゃあああああああ!」
「何度言ったら分かるのだ!勇者様がキレたら我ら皆殺しにされる可能性だってあるんだぞ!誰かこいつを閉じ込めておけ!」
「はっ!」
この国の闇を覗いた気がした
まだまだ下手くそですがいつか上手くなるためアドバイスや評価、感想をいただけると嬉しい限りです!
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