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その勇者、ポンコツにつき  作者: イルク
1/7

全裸で召喚されたの俺が初めてだろ

異世界召喚、チート能力、勇者、ハーレム

数多くの男子が1度は夢見る男のロマン

俺もこうなりたい

俺も世界を救いたい

俺も可愛い女の子達とあんなやことやこんなことしたい

けどそんなのは所詮妄想でしかなくて

何人の男が涙を飲んだだろうか

生まれた頃から顔とスタイルだけは無駄に良かった俺

ある日突然異世界に召喚された

嬉しいに決まっている

だけどあえて言わせてもらいたい


「あの、召喚のやり直しって可能でしょうか?」












俺は生まれた頃から恵まれていた

父はイケメンプロサッカー選手、母は元アイドル

顔もスタイルも運動神経も経済力も他の人とは一線を画する

そんな俺も唯一つダメな点があった

そう、俺は誰もが認める神ポンコツなのだ

神は俺を作るとき様々な要素にポイントを振りすぎたためその分ポンコツにされたと多くの人に言われた

ある日俺は学校をさぼった

理由は寝坊

わざわざ寝坊を怒られるくらいなら体調不良で休んでしまおうという考え

そして俺は全力でヘッドバンキングを始める

10秒後、俺は体温38.2度を達成した

親が二人とも出掛けたあと俺は暑さで目を覚ました

汗がきもちわるい

俺はキモいとは言わない

だってそうだろ?

お前ら保健室に


「先生、なんかきもちわるいです」


とは言うだろ?

だけど


「先生、なんかきもいです」


こうは言わないだろ

きもい、ダメゼッタイ

とりあえずシャワーを浴びることにする

髪と身体を洗い終わり流していると突然足元に魔方陣のようなものがあらわれた

こ、これは異世界召喚!?

やばい!今全裸なんだけど‼

とりあえず身体をタオルで拭く時間すら惜しくて、脱衣徐に突撃する

その瞬間俺は光に包まれた










光が収まり辺りを見回す

王様らしき人や姫らしき人、騎士や魔法使いらしき人が多くいる

彼らは口を半開きにしていた

とりあえず俺は彼らに言わなければならないことがある


「あの、タオルいただけませんか?」

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