6-MS-87 コルトに16歳の神授を取り戻せ - 世界は所詮化かし合いタヌキアンドフォックス -
「申し遅れました。私はソールパッツァ商会の番頭筆頭を任されていますイグナーツと申します。...... ~ ......」
・・・
・・
・
神眼を意識して渋い声の美少年を視る。
***********************
【名前】ソナハナ・ロプコブラッド
※注意※ ー偽装中ー
1.ソナハナ → イグナーツ
※注意※ ー隠蔽中-
1.ロプコブラッド
【性別】男
※注意※ ー偽装中ー
1.女 → 男
【種族】人間属樹人種高位樹人族
・水の樹人族氏族
※注意※ ー偽装中ー
1.樹人種 → 人間種
2.高位樹人族 → 人間族
※注意※ ー隠蔽中-
1.水の樹人族氏族
【個体レベル】288
※注意※ ー偽装中ー
1.288 → 38
【生年月日】AR1191年9月27日・邪の日
※注意※ ー偽装中ー
1.AR1191年9月27日・邪の日
↓
R4067年9月27日・邪の日
【年齢】14886(見た目年齢15~19歳)
※注意※ ー偽装中ー
1.14886 → 18
【血液型】A
【髪色】背面反射光で淡い水色に見える薄緑色
【髪型】ハイレイヤースタイル
【身長】160cm
【体系】細身
【利腕】左
【本業本職】戦闘型
恩寵JOB:看破者・レベル10
※注意※ ー偽装中ー
1.恩寵JOB:看破者・レベル10
↓
父系継承JOB:鑑定士・レベル2
【眷属隷属先】水の中精霊キュライレーサ
※注意※ ー隠蔽中-
1.水の中精霊キュライレーサ
【状態】ステータスの偽装及び隠蔽
※注意※ ー偽装中ー
1.ステータスの偽装及び隠蔽 → なし
【生命力・体力】17536
※注意※ ー偽装中ー
1.17536 → 36
【魔力量・魔力】22528
※注意※ ー偽装中ー
1.22528 → 28
【物理攻撃力】7232
※注意※ ー偽装中ー
1.7232 → 32
【応用技巧力】23040
※注意※ ー偽装中ー
1.23040 → 40
【物理防御力】6848
※注意※ ー偽装中ー
1.6848 → 48
【敏捷性・素早さ】23440
※注意※ ー偽装中ー
1.23440 → 40
【知識知恵・記憶】26112
※注意※ ー偽装中ー
1.26112 → 112
【非物理防御力】25899
※注意※ ー偽装中ー
1.25889 → 89
【運】39
※注意※ ー偽装中ー
1.39 → 77
【精霊力】2(精霊水属性限定)
※注意※ ー隠蔽中-
1.【精霊力】2(精霊水属性限定)
***********************
『物凄く雑な偽装と隠蔽ですね』
『主殿もそう思われますか』
『そりゃそうでしょ。だって、十八歳でレベル二百八十八はないでしょう』
『十八歳のヒュームのユマンが中年男性のような低い声というのも滑稽です』
『それを言うなら二百八十八なのにHPが三十六って何ですか。声よりも面白いじゃないですか』
『杜撰過ぎて噴き出すのを堪えるのが精一杯です。私の中では性別など最早どうでもプッ……』
「...... ~ ......さて、そろそろ魔導具を止めていただけないでしょうか」
「魔導具ですか?」
俺は、わざとらしくイグナーツことソナハナさんに聞き返した。
「まだまだ若輩ものではありますが、これでも番頭筆頭を任された身です。【イヴァリュエイション】はそれなりに得意なんですよ。私のスキルを無効化するにはそれなりに値の張る魔導具が必要でして」
俺達を真っ直ぐ見つめながら語尾を濁しての含み笑い。
この状況、正体を知っている俺達には喜劇にしか見えない。
「アドミン。魔導具とは、もしかしてこの指輪のことではないのか?」
アドミン?
突然、エリウスが訳の分からないことを言い出した。
『主殿の偽名です。ここで名乗ってしまっても構いませんが、ソールパッツァ商会を少しだけ泳がすのですよね?』
『折角ですからね』
「綺麗な指輪ですね。あっ、オホン、その指輪が阻害の魔導具なのですか?」
『主殿はいつも通りコードネーム、アドミン。私はオルファンでお願いします』
『オルファンですか……それで行きましょう』
『はっ』
オルファンねぇー。神界で純金とか金百%って意味だったよな。ちゃっかりカッコいい名前付けちゃってるし。
指輪か、どうしよ……って、俺、付けてるわ。そう言えば井戸の調査をしてる時、勝手に指にはまって、でもこの指輪は外れないんだよな。
何かそれっぽい感じの物ないかな?
神授スキル【タブレット】に収納した魔導具っぽい物を慌てて探す。
『エリウス』
『……』
『エリウス』
『……今の私はエリウスではなりません。オルファンです。お間違えのないようお願い致します』
『オルファン。探し物をしてる間、任せます』
『畏まりました』
・
・
・
良い感じの物が見つからない。仕方がないので神授スキル【マテリアルクリエイト】でペンダントを創造し首にかけた。
「日頃から肌身離さず付けている物だったのでついうっかり忘れていた。ちょっと待って欲しい」
俺はペンダントを首から外し仕事用の机の上に置いた。
「何て美しいサファイじゃなかった。そのペンダントは魔銀石百パーセントに五カラット以上の一粒サファイアが使われているようですね。それだけでもとても高価な代物です。それを魔導具にしてしまうとは、流石というべきなのでしょうね」
流石? え、あれ、俺が作ったって何処でバレた?
「指輪に使われている聖獣の雫もそうですが、やはり貴方方とはこれからも仲良くやって」
トントントン。
「大番頭様、例の書を持参した者が二名、大番頭様に是非挨拶をと申しております。お通ししても宜しいでしょうか?」
おっと。
『エリウス、これってそうですよね?』
『……』
『オルファン、挨拶したいって二人って、本来ここに来る予定だった女性の二人組ってことですよね』
『私も同じ考えにございます』
さて、どうしたものか。
貴重な時間をありがとうございました。
 




