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このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
―ララコバイア編ー
294/1227

4-98 邪闇の魔法陣と、New転位陣ネットワーク。

 余談です。


 リーファ(R歴)四〇七五年(4075年)九月(9月)二一日(21日)(無の日)。光の時間。時刻は午前九時(9時)四〇(40)ラフン()。現在。


 連合国家フィリー加盟国は()カ国。

 議長国のアシュランス王国。通称、大樹の国

 ゼルフォーラ王国。正式名称、ゼルフォーラ聖王国。通称、聖王国。

 ララコバイア王国。正式名称、ララコバイア海洋王国。通称、海洋王国。

 ドラゴラルシム王国。正式名称、ドラゴラルシム竜王国。通称、竜王国。

 ターンビット王国。通称、息吹の国。

 ジャスパット王国。正式名称、ジャスパット東西朝王国。通称、二朝王国。


 連合国家フィリー準加盟国は()カ国。

 フィンベーラ王国。正式名称、フィンベーラ魔導王国。通称、東魔導王国。

 ベリンノック王国。通称、火焔の国。


 連合国家フィリー加盟審査中保留国は()カ国。

 アイゼンタール王国。

 ズィルパール王国。

 ベトギプス王国。通称、結束の国。

 カルーダ王国。正式名称、カルーダ魔導王国。通称、西魔導王国。


 来たる日を無事に乗り越えた後には、全一二(12)カ国が集まっての式典が執り行われる予定だ。参加国は増える可能性が高いらしい。

 ただ、結婚式の前にするのか後ろにするのかその調整は難航しているとかいないとか。

 

 幸運の神殿(ギャンブルの聖地)は、莫大な富を生み出し続ける一二(12)の神殿。


【アシュランス王国】

 1.スカーレット州王都スカーレット市(州都を兼ねる)の神殿。

 2.フィーラ州副王都フィーラ市(州都を兼ねる)の神殿。

 3.ゼンスタード州ゼンスタード市(州都)の神殿。

【ゼルフォーラ王国】

 4.聖都モルングレーの神殿。

【ララコバイア王国】

 5.王都ラワルトンクの神殿。

 6.副王都トミーランの神殿。

【ドラゴラルシム王国】

 7.王都ドルガの神殿。

【ターンビット王国】

 8.王都ネコトミの神殿。

【ジャスパット王国】

 9.東朝王都ラマバムの神殿。

10.西朝王都コカベースの神殿。

【フィンベーラ王国】

11.王都フィンベーラの神殿。

【ベリンノック王国】

12.王都グルザンシュの神殿。


 そして、今のところはまともな一三(13)の神殿。


【アシュランス王国】

 1.カトムーイ州州都カトムーイ市の神殿。

 2.ククイム州州都ククイム市の神殿。

 3.ダカイラ州州都ダカイラ市の神殿。

 4.ラクール州州都ラクール市の神殿。

【ゼルフォーラ王国】

 5.デェイビュー領

   公都フォーラムの神殿。

 6.トゥージュー領

   公都サーフィスの神殿。

 7.ミィストゥリィー領

   公都サンガスの神殿。

 8.アヴィル領侯都ブリーチの神殿。

 9.ヴィクナン領侯都リッツの神殿。

10.トニナス領侯都リリスの神殿。

11.パマリ領侯都コルトの神殿。

12.ブオミル領侯都ロイの神殿。

13.パマリ・クロシェット領

   侯都クロシェットの神殿。


 何れも何れはフォルティーナの梃入れによって膨大な利益を稼ぎ出す神殿へと変貌を遂げてしまうだろう。


 尚、幸運の神殿以外の神殿は全てアシュランス王国スカーレット州の王都スカーレットに存在する。


 旧教こと世界創造神創生教を教義とする世界創造神創生教会の教会『創生教会』は、ガルネス神王国を中心に、マルメット王国、三皇帝ヴァルオリティア帝国、ベリンノック共和国等に、一九九(199)存在する。

 ガルネス神王国神都(自称)ガルネスにある世界創造神創生教会の教王庁ガルネス大寺院。修道院、教学院を含む。


 正教こと正創生教を教義とする正創生教会の教会『正創生教会』『正教会』は、ゼルフォーラ王国やアシュランス王国を中心に、四八七(487)存在する。

 カルーダ王国王都セラワンリンネイにあるセララワントン大寺院。ゼルフォーラ王国パマリ領侯都コルトにあるコルト大聖堂。アシュランス王国スカーレット州王都スカーレットにあるノートルダム大聖堂とスカーレット大神殿と各種神殿を等を含む。

 同じく正教こと正創生教を教義とする正創生教会の教会『聖人教会』は、ガルネス神王国、マルメット王国、三皇帝ヴァルオリティア帝国以外の国の首都や主要都市には必ず存在する。

 アシュランス王国とゼルフォーラ王国に限っては全ての集落に設置建立して回った事もありどんなに小さな集落にも存在する。

 聖人教会の数は、四三三(433)

 また、『聖人教会国宝教院(孤児院擬き)』は聖人教会と同じ数だけ存在する。


 余談でした。



―――アシュランス王国・王都スカーレット

   グランディール城・国王執務室

R4075年9月21日(無)09:40―――


「下がって良いですぞぉ~。はい」


「はっ!」


 転位陣ネットワーク程じゃないけど魔導具【空飛ぶ船】も役に立ってるみたいで良かったよ。

 自然の力の循環から風属性の自然魔素(まりょく)だけを集めて清澄風属性として運用出来る様にしたら、パイロット(操縦士)の【MP】消費が何故か(ゼロ)になったんだよな。

 今度原因をって思ってたんだけどそれに集中出来そうだ。

 戦争でデータ収集は余り気分が良いものじゃないけど機会は機会だ有難く便乗しよう。どうせ軍を使うつもりだったし。

 色々と手間が省けたって感じだな。

 欲しいデータは、乗り心地に操舵感に操縦性に適当に張った各属性シールドにカムフラージュ機能にブースト機能。あと、安眠カプセルの感想も欲しいな。

 勢いに任せて三〇〇〇(3000)人級の空飛ぶ船を五隻も造っちゃった時は、『あっ!天球の実験・・・』盛大に脱線した事を後悔したけど、ハァ~~~これならあと七隻イヤ十隻位造っておけば良かったよ。



「パトロンどおぉっと陛下。今のに捕捉するとですな。地下組織は存在していました(・・・・)ですぞぉ~」


 陛下?・・・あ、うん?あれ、報告終わってるし・・・。


「陛下!?・・・導く者として上の空は宜しくありませんですぞぉ~。良いですかなぁ~?」


「ちょっと考え事してました。すみません」


 陛下って事は、ここからは真面目な話ですね。


「考え事ですか」


「空飛ぶ船を使った感想が欲しいなと」


「ふむ、なるほどなるほどなぁ~るほど。分かりました。その件もまとめて報告を上げさせましょう」


「ありがとうございます」


「いえいえ。さて、地下組織の件ですが・・・」



・・・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・



 さっき報告に来た女性文官はアイラさんという名前らしい。chefアランギー様とアイラさんの報告をまとめる。


 世界中の都市、都市と言っても比較的大きめの都市に限るらしいが、ようは大都市には例外なく旧教の指示を受けた地下組織が存在する。

 地下組織の規模は大小様々。構成も様々。連絡鳩は陽動。何らかの手段を用いて連絡を取り合っている。

 何故、連絡を取り合っていると断言出来るのか。

 それは、比較的大きめの地下組織に限られた話になってしまうらしいが一連の動きを見れば分かるそうだ。


 存在していた。・・・していた。つまり、既に解決済という事らしい。

 連合国家フィリー関係国は解決済。

 chefアランギー様はいったい何をどうやったのか。


 それは......


***********************


 chefアランギー様は、俺が飛び回り設置した転位陣ネットワークに手を加えていた。


 聖人教会。大聖堂。神殿。各行政施設。各軍関連施設。王宮。王城。有力貴族の屋敷。


 俺が設置したのは、国か軍か教会が関係する場所だ。

 どうやらそれがダメだったらしい。


 アシュランスカードの普及に伴い消費【MP】の壁が取り払われ転位陣ネットワークを誰でもが気兼ねなく利用出来る様になると、教会や国や軍にしかないのは都合や使い勝手が悪いと心付けと共に陳情が多く寄せられる様になった。


 心付けってそれ、

「賄賂じゃないですか」


「私達神に似せ創造されたコルトのヒュームは袖の下に優秀な伸び代を持つ存在ですからなぁ~。各国にはそれなりのおおぉぉっと、・・・話が脱線してしまいましたですぞぉ~」


 これくらいならいつもよりも遥かにましだな。とは言え、

「心付けの件も気にはなりますが、転位陣ネットワークと地下組織がどう繋がるのか気になります」


「そこで、転位陣ネットワークを廃止し、新規の転位陣ネットワークを設えました。手始めとして、転位陣ネットワーク網を五つに分けました」


 五つに?


「創造神様の大神殿要するに仮初の創神殿です。アシュランス王国であればスカーレット大神殿。ゼルフォーラ王国であればモルングレーのパレスエリア内に移築したデサント宮殿。あの宮殿には降臨の間がありますからなぁ~」


「デサント宮殿って、モルングレーの副王宮の事ですよね?」


「その通りですぞぉ~。大樹の館、副王の館、英雄の館。時に副王宮とも呼ばれているようですがまさにデサント宮殿の事ですぞぉ~。はい」


 脱線しそうだ。軌道修正、軌道修正。

「それで、仮初の創神殿がどうしたんですか?」


「アヴェニューを設えました」

「は?」


「アヴェニューを設えました」


「アヴェニューって何ですか?」


「五つに分けた内の一つですぞぉ~。ただぁ~加盟国には仮初の創神殿すら無い始末。使えそうな建造物も見当たりませんでした。そこで苦肉の策として各国の王宮王城内の世界創造神創生教会の教会跡地を整え設えました」


「へぇ~」


「いやはやアヴェニュー設置時に回収しておいてよかったですなぁ~。まさに神のみぞなせる業」


「えっと何を回収したんですか?って言うか、結局アヴェニューって何なんですか?」


「パトロン殿はずっと忙しくしていましたからなぁ~。知らなくて当然ですぞぉ~。話す機会も今ですからなぁ~。ふむ、それではお教えしましょう。アヴェニューとはパトロン殿の想像通り......


【アヴェニュー】

 ・転位陣ネットワーク網の一つ。

 ・連合国家フィリー加盟国の

  国家元首元首一族専用の転位陣。

 ・アヴェニュー間のみ移動可能。


 ①アシュランス王国王都スカーレットの

  スカーレット大神殿の十階に増築した

  転正殿に設えた『アヴェニューアン』


 ②ゼルフォーラ王国聖都モルングレーの

  パレスエリア内デサント宮殿(副王宮)

  降臨の間に設えた『アヴェニュードゥ』


 ③ドラゴラルシム王国王都ドルガの

  竜宮内世界創造神創生教会の教会跡地を

  整地し直し設えた『アヴェニュートロワ』


 ④ララコバイア王国王都ラワルトンクの

  王城アウフマーレライ内王族聖人教会

  旧世界創造神創生教会の教会跡地を

  整地し直し設えた『アヴェニューキャトル』


 ⑤ターンビット王国王都ネコトミの

  王宮内世界創造神創生教会の教会跡地を

  整地し直し設えた『アヴェニューサンク』


 ⑥ジャスパット王国東朝王都の

  王宮内世界創造神創生教会の教会跡地を

  整地し直し設えた『アヴェニューシス』

  ※西朝王都の王宮は急な斜面を利用した

   天然の要塞。適当な場所が無く除外※


......フィンベーラ王国、ベリンノック王国、アイゼンタール王国、ズィルパール王国、ベトギプス王国、カルーダ王国は、正式な加盟後に設えます。ですが設置場所は既に整えてありますですぞぉ~。はい」


「なるほど。それで回収しておいてよかった物っていったい何ですか?」


「土台ごと運び込んだ為、どの転位陣も床を予め整地する必要があり少しばかり掘り起こしました。その際、妖魔種族が好んで使っていた邪と闇が交わる刻にのみ稼働する『邪闇の魔法陣』を見つけました。まぁ~安心してくだされ全て私の空間に回収してあります。しっかしぃ~掘り起こす床全てに埋まっていた為、回収するのが趣味に成りかけてしまいましたですぞぉ~。はい」


 ・・・またこのパターン?聞いた事無い系のオンパレード来たぁ~。


「妖魔種族と邪闇の魔法陣ですか。初めて聞く言葉何でその二つがいったい何なのかは分かりませんが、先に確認したい事があるんでこの二つについては後で確認させてください。旧教の教会跡地の床に埋まってたって事は、旧教が絡んでる絡んでたと考えて」

「その通りですぞぉ~。パトロン殿が身柄を確保したクレメンス・オデスカルは邪闇の魔法陣を使いゼルフォーラ王国からヴァルオリティア帝国へと脱出していました」


 クレメンス・オデスカル。誰だっけ?


「へ、へぇ~・・・」


「おんや。まさかとは思いますがそこからですか?・・・ふ~む・・・然らば、時はリーファ四〇七五年六月一〇日大樹の日。遡りますですぞぉ~。その日、パトロン殿はゼルフォーラ王国の王に謁見しました。世界創造神創生教会の教王パスカル・ホノクレマ五世の名代としてゼルフォーラ大陸大教区大司教クレメンス・オデスカルは」

「あぁあぁあはいはい思い出しました。あの時姿を消した人だ」


「思い出されましたか。その通りですぞぉ~。シュヴァルツ()のクレメンス・オデスカルは本人が本人である事を忘れ正しくは名も自分も何もかもを失い何も無き存在となりあろうことか本人だった存在がクレメンス・オデスカルその人を演じていたのですぞぉ~。つまりジュー()堕ちですなっ!」


「あの大司教はジュー堕ちしたシュヴァルツ・・・だった」

 

「回収した邪闇の魔法陣の履歴から逃げた事が分かりました」


「名前も分からないのに・・・うん?副王宮があるのにどうして」


「あぁ~それなのですが、掘り起こしている内に趣味になりかけてしまいましてぇ~。はい。と、言うのは冗談で、何となく気になりましたので世界創造神創生教会の教会だった建造物の床を降り起こして回ったのです」


「なるほど」

 ・・・根気のいる作業をありがとうございました。


「大聖堂もですぞぉ~」


「ありがとうございます」


「いえいえ、勝手にやった事です。パトロン殿が気にする必要はありませんですぞぉ~。はい」


「・・・それで、結局」

「ですから、パトロン殿の想像通りですな!」


 えっと、何も想像してない・・・です。ごめんなさい。


「ただ残念な事に私は神です」


「残念な事は絶対にありませんが、神様ですね」


「そうなのです。残念な事に私が下界に干渉する事を良しとしない融通の利かない理ばかり存在します」


 そうかな?あぁ~・・・結構自由に干渉してると思うけど。

「そうですね」


「融通の利かない理に抗い挑み続ける事で料理は料理足る料理へと進化し万人の料理となる訳なのですが。気付いてしまったのです。まさにそうなのです」


 意味が分からなくなって来たぞぉ~。が、ここは。

「なるほど」


「その通りなのですぞぉ~。全ての道は料理に通じる。それ即ち最高のchefと賛美され今も尚究極至極を求め新たな道に挑み続けるこのアランギーは料理を司る神であり全ての道と通じし神なのです。然しながら例え全ての道が通じていようとも大いなる干渉は理への違反行為。結果的にパトロン殿が設置した転位陣を移設する方法を採用したという訳ですぞぉ~。はい」


 ・・・えっと、

「そうなんですね」

 どういう意味だ?


「ただ残念な事に私も忙しく暇ではありません」


「ですね」


「そこで、まずは連合国家フィリー加盟国内を回りました。どうせ、シュマンやリュエルやプロムナドやラモーを設えるつもりでしたので物の序で回った訳なのですがぁ~、おっと、説明がまだでしたな。シュマンとは......


【シュマン】

 ・転位陣ネットワーク網の一つ。

 ・連合国家フィリー加盟国、

  準加盟国、審査中の国の

  首都間専用の転位陣。

 ・シュマン間のみ移動可能。

 ・外壁の外に建造した『テールポート』内に

  三つの転位陣の間。

 ・テールポート内はアシュランス王国領。

 ・アシュランス王国では、

  スカーレット内。


【リュエル】

 ・転位陣ネットワーク網の一つ。

 ・連合国家フィリー加盟国、

  準加盟国、審査中の国の

  主要都市間専用の転位陣。

 ・首都はテールポートに隣接する

  スタシオン広場内に建造した

  『スタシオン』内に

  十の転位陣の間。

 ・主要都市はスタシオン広場に

  建造した『スタシオン』内に

  五つの転位陣の間。

 ・スカーレットには、

  スタシオン広場が九ヶ所。

 ・アシュランス王国は、

  全ての集落にスタシオン広場と

  『スタシオン』が存在する。

  ※ただし規模は臨機応変※

 ・リュエル間のみ移動可能。


【プロムナド】

 ・転位陣ネットワーク網の一つ。

 ・連合国家フィリー加盟国、

  準加盟国、審査中の国の

  外壁を持つ集落と一番近くの

  主要都市間専用の転位陣。

 ・主要都市は、スタシオン広場に

  隣接する『センターカーズ』内に

  十の転位陣の間。

 ・外壁を持つ集落は、外壁の外に

  建造した『カーズ』内に

  五つの転位陣の間。

 ・主にプロムナド間のみ移動可能。

 ・例外としてラモーと繋がる

  プロムナドが存在する。

 ・アシュランス王国には、

  プロムナドは存在しない。


【ラモー】

 ・転位陣ネットワーク網の一つ。

 ・外壁を持たない集落と一番近くの

  外壁を持つ集落間専用の転位陣。

 ・集落の比較的中心に建造した

  『トワ』内に一つの転位陣の間。

 ・外壁を持つ集落は、

  カーズのプロムナドが、

  ラモーを兼ねる。


......これにより、転位陣ネットワークの混雑が解消され、心付けを振り撒く輩も減るという訳ですなぁっ!そうそう、不届きな輩には神罰を与えておきました」


「え、えっと、心付けを渡した人と受け取った人にですか?」

 神罰って、それやり過ぎじゃ・・・。


「確かに甘いのは分かっています」

「いや何て言うか寧ろ重いような・・・」


「私の空間は料理の為だけに存在すると言っても過言では無い料理の為だけに存在する無。何をとち狂ったのかは分かりませんが料理を司る神から料理を食材を盗もうと堕神悪神猥神にも劣る卑劣で非道な愚か者の集団が存在したのです」


「泥棒って事ですか?」


「愚か者の集団は、無責任にも無の中で事切れ侵入したばかりか空間を汚す始末。悔い改める機会すら自ら放棄していたのです。ですので魂に神罰を与え処理しました。実に残念です」


「chefアランギー様。一つ確認したいのですが、今っていったい何の話をしてるんでしょうか?」


「事前に回数していた邪闇の魔法陣の話ですぞぉ~」


「あぁ―――、ですよね」

ありがとうございました。

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