4-43 新迷宮④+1~メア下界~(設定)
2020/10/29 修正
【モーヴェバッフォロー】 → 【モーヴェバッファロー】
「じゃ~このドラゴンは、メア下界。魔界の悪魔種のドラゴンなんですか?」
マルアスピーとリュシルと俺は、昼食の間に置かれた大きな円卓に、俺を中心に並んで座っている。
魔導具【MRアイズ】が映し出すモーヴェドラゴンを観察しながら、リュシルの話を雑談混じりに聞いていた。
「旦那様もアスピーも物覚えが良い故もう少し詳しく話そうと思うが聞きたいか?」
「えぇ、そうね」
「是非、お願いします」
マルアスピーが他の事に興味を持つ何て珍しい事もあるもんだ。トゥーシェが生まれた世界の話だから興味を持ったとかかな?
「ならば、......
・・・・・・・
・・・・
・
......獣下等種族は、身分関係無く悪魔種族の血が流れる獣。半悪魔種族。コルトで言うところの亜種に近いと考えてくれ。こんな感じなのだが分かったか?」
リュシルの話をまとめると、
***********************
≪メア下界≫
―――
≪創造主≫
【絶対神】
①邪の女神様を創造神として信仰
②神名は統一されていない
【女神ナンハーレン】
【女神リナレクト】
【女神ブレクトリガウフェルト】
【創造神シハレクト】
【創造神ガウハーレン】等多数存在
☆余談☆
フォルティーナは役に立たなかったが、
chefアランギー様の情報によると、
邪の女神様の正式な神名は
【ナナンフェルテリーナ】
愛称や偽名を複数持っていた。
『ナナ』
『フェルテ』
『リナ』
『テリーナ』
『ルナ』等多数存在。
―――
≪国名≫
【メア王国】
①メア下界に唯一存在する国
②総人口480億人以上
※ピーク時の2億年前は1500億人以上※
③事実上メア下界全土を統治する
※総面積はコルト下界の約27倍※
④諸侯区が12区ある
⑤隷属区が1区ある
⑥複雑な身分制度が存在する
―――
≪メア王国の領と区≫
―――――
≪領と区≫
【王国領】
①中央と呼称する者が多い
②メアの総面積の約30%を占める
③人口約4億4700万人
【十二諸侯区】
①諸侯国と呼称する者が多い
②メアの総面積の約59%を占める
③人口約
【隷属区】
①辺境と呼称する者が多い
②メアの総面積の約11%を占める
―――――――
≪王国領の都市名≫
【王都ミルトン】
①メア王国の首都
②メア王国の国王が統治
③メアの総面積の約6.3%を占める
※面積はコルト下界の約1.7倍※
④市街地の面積は、
コルト下界のゼルフォーラ王国の
ルーリン平野の約1.2倍
⑤人口約1億3000万人
【ユーノ市】
①メア王国の臣民都市の1つ
②七魔公の1人。
夢魔族の長が統治
③メアの総面積の約3.5%を占める
④市街地の面積は、王都ミルトンの5分の1
⑤人口約4000万人
【イート市】
①メア王国の臣民都市の1つ
②七魔公の1人。
吸魔族の長が統治
③メアの総面積の約4.9%を占める
④市街地の面積は、王都ミルトンの7分の1
⑤人口約4100万人
【ハーコ市】
①メア王国の臣民都市の1つ
②七魔公の1人。
魂魔族の長が統治
③メアの総面積の約3.2%を占める
④市街地の面積は、王都ミルトンの10分の1
⑤人口約3600万人
【ミーサ市】
①メア王国の臣民都市の1つ
②七魔公の1人。
狼魔族の長が統治
③メアの総面積の約2.7%を占める
④市街地の面積は、王都ミルトンの7分の1
⑤人口約4800万人
【ナース市】
①メア王国の臣民都市の1つ
②七魔公の1人。
猫魔族の長が統治
③メアの総面積の約2.9%を占める
④市街地の面積は、王都ミルトンの6分の1
⑤人口約4200万人
【キーヌ市】
①メア王国の副首都で臣民都市の1つ
②七魔公の1人。
艶魔族の長が統治
③メアの総面積の約2.1%を占める
④市街地の面積は、王都ミルトンの3分の1
⑤人口約5100万人
【クーサ市】
①メア王国の臣民都市の1つ
②七魔公の1人。
影魔族の長が統治
③メアの総面積の約4.4%を占める
④市街地の面積は、王都ミルトンの4分の1
⑤人口約5900万人
―――――――
≪十二諸侯区の区名と区庁都市名≫
【レパラットピール王国】
①区都ファアル
②数千の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
鼠魔王ザラストロが統治
④メアの総面積の約3.8%を占める
⑤人口約7億5000万人
【ホーメカウトーン王国】
①区都バカラ
②数百の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
牛魔王アステリオスが統治
④メアの総面積の約5.7%を占める
⑤人口約5億6000万人
【タリスヴァンガディア大王国】
①区都ナミル
②数百の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
虎魔王ギルガメシュが統治
④メアの総面積の約5%を占める
⑤人口約3億5000万人
【バリーバニーランド大帝国】
①区都アルナブ
②数千の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
兎魔王ラプラスが統治
④メアの総面積の約6.6%を占める
⑤人口約7億9000万人
【ウェードカルンドーナ帝国】
①区都ティンニーン
②数千の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
竜魔王バハムートが統治
④メアの総面積の約6%を占める
⑤人口約2億1000万人
【ソロルゴ―ン王国】
①区都ソーバーン
②数百の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
蛇魔王バジリスクが統治
④メアの総面積の約3.4%を占める
⑤人口約4億3000万人
【グリーナリートール王国】
①区都ハーフェル
②数百の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
馬魔王オロバスが統治
④メアの総面積の約7%を占める
⑤人口約5億4000万人
【バフォメランド王国】
①区都ファフル
②数百の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
羊魔王バフォメットが統治
④メアの総面積の約4%を占める
⑤人口約7億人
【グレーテッドソウル大王国】
①区都ケルド
②数千の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
猿魔王グシオンが統治
④メアの総面積の約2%を占める
⑤人口約10億6000万人
【カーミンククロー大帝国】
①区都ターイル
②数千の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
鳥魔王ラウムが統治
④メアの総面積の約8%を占める
⑤人口約7億人
【ヘルカヴァスニア大王国】
①区都カルブ
②数百の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
犬魔王サーベラスが統治
④メアの総面積の約4.3%を占める
⑤人口約5億3000万人
【モールズラングラン帝国】
①区都ハンズィールバッリー
②数百の都市が存在する
③十二魔侯の1人。
猪魔王パイアが統治
④メアの総面積の約3%を占める
⑤人口約5億7000万人
―――――――
≪隷属区の区名と区庁都市名≫
【ペルヴィスゼナン王国】
①区都ランドン
②数万の都市が存在する
③人魔族の王で
悪人族の王が統治
※代替わりが激しく覚える意味が無い※
④メアの総面積の約11%を占める
⑤人口400億人以上
※悪人族と獣下族が多い※
―――
≪身分≫ ※階位順※
――――
―【国王】サザーランド・ボナ・サザーランド
①魔王又は悪魔王とも呼ばれる
②リュシルやトゥーシェの祖父
③種族は夢魔族だが、
国王サザーランドの血統のみ
夢魔族と呼ばれる
―――――
――【王族】
①国王サザーランドの一族
②トゥーシェ、リュシル等
③種族は夢魔族だが、
国王サザーランドの血統のみ
夢魔族と呼ばれる
④100人位はいたと思う・・・
―――――――
―――【七魔公】
①魔公又は悪魔公と呼ばれる
Ⅰ.夢魔族の長
1⃣非サザーランド血統
2⃣悪夢族等の上位種
Ⅱ.吸魔族の長
1⃣吸血族等の上位種
Ⅲ.魂魔族の長
1⃣悪霊族等の上位種
Ⅳ.狼魔族の長
1⃣孤狼族等の上位種
Ⅴ.猫魔族の長
1⃣怪猫族等の上位種
Ⅵ.艶魔族の長
1⃣夜女族、怪女族等の上位種
Ⅶ.影魔族の長
1⃣影結魔族等の上位種
―――――――――
――――【十二魔侯】
①魔獣侯又は悪魔獣侯と呼ばれる
Ⅰ.鼠魔王ザラストロ
1⃣鼠魔族、悪鼠族の王
Ⅱ.牛魔王アステリオス
1⃣牛魔族、悪牛族の王
Ⅲ.虎魔王ギルガメシュ
1⃣虎魔族、悪虎族の王
Ⅳ.兎魔王ラプラス
1⃣兎魔族、悪兎族の王
Ⅴ.竜魔王バハムート
1⃣竜魔族、悪竜族の王
Ⅵ.蛇魔王バジリスク
1⃣蛇魔族、悪蛇族の王
Ⅶ.馬魔王オロバス
1⃣馬魔族、悪馬族の王
Ⅷ.羊魔王バフォメット
1⃣羊魔族、悪羊族の王
Ⅸ.猿魔王グシオン
1⃣猿魔族、悪猿族の王
Ⅹ.鳥魔王ラウム
1⃣鳥魔族、悪烏族の王
Ⅺ.犬魔王サーベラス
1⃣犬魔族、悪犬族の王
Ⅻ.猪魔王パイア
1⃣猪魔族、悪猪族の王
――――――――
―――――【上卿】
①上位の悪魔貴族
②約8000人位存在する
Ⅰ.夢魔族
1⃣3000人位はいたはず・・・
Ⅱ.七魔公の一族
1⃣500人以上存在する
Ⅲ.十二魔侯の一族
1⃣1000人以上存在する
Ⅳ.辺境伯爵位、伯爵位を持つ者
1⃣人数不明
――――――――
――――――【卿】
①中位の悪魔貴族
②約1億人存在する
Ⅰ.悪夢族
Ⅱ.吸魔族
1⃣吸血族等の上位種
Ⅲ.魂魔族
1⃣悪霊族等の上位種
Ⅳ.狼魔族
1⃣孤狼族等の上位種
Ⅴ.猫魔族
1⃣怪猫族等の上位種
Ⅵ.艶魔族
1⃣夜女族、怪女族等の上位種
Ⅶ.影魔族
1⃣影結魔族等の上位種
Ⅷ.子爵位、男爵位を持つ者
――――――――――
―――――――【下卿】
①下位の悪魔貴族
②約4億人存在する
Ⅰ.吸血族
Ⅱ.悪霊族
Ⅲ.孤狼族
Ⅳ.怪猫族
Ⅴ.夜女族
Ⅵ.怪女族
Ⅶ.影結魔族
Ⅷ.騎士爵位、勲章を持つ者
―――――――――――――
――――――――【上級種族】
①上級悪魔
②約12億人存在する
Ⅰ.鼠魔族
1⃣悪鼠族等の上位種
Ⅱ.牛魔族
1⃣悪牛族等の上位種
Ⅲ.虎魔族
1⃣悪虎族等の上位種
Ⅳ.兎魔族
1⃣悪兎族等の上位種
Ⅴ.竜魔族
1⃣悪竜族等の上位種
Ⅵ.蛇魔族
1⃣悪蛇族等の上位種
Ⅶ.馬魔族
1⃣悪馬族等の上位種
Ⅷ.羊魔族
1⃣悪羊族等の上位種
Ⅸ.猿魔族
1⃣悪猿族等の上位種
Ⅹ.鳥魔族
1⃣悪烏族等の上位種
Ⅺ.犬魔族
1⃣悪犬族等の上位種
Ⅻ.猪魔族
1⃣悪猪族等の上位種
13.人魔族の王とその一族
※悪人族の王でもある※
14.その他の〇魔族
――――――――――――――
―――――――――【中級種族】
①中級悪魔
②約60億人存在する
Ⅰ.悪鼠族
Ⅱ.悪牛族
Ⅲ.悪虎族
Ⅳ.悪兎族
Ⅴ.悪竜族
Ⅵ.悪蛇族
Ⅶ.悪馬族
Ⅷ.悪羊族
Ⅸ.悪猿族
Ⅹ.悪烏族
Ⅺ.悪犬族
Ⅻ.悪猪族
13.人魔族
14.その他の悪〇族
―――――――――――――――
――――――――――【下級種族】
①下級悪魔
②100億人以上存在する
Ⅰ.悪人族
Ⅱ.ペルヴィスゼナン王国の貴族は、
メア王国では貴族として扱われない
―――――――――――――――――
―――――――――――【獣下等種族】
①下等悪魔
②320億人以上存在する
③コルト下界の伝承や御伽噺に登場する
悪魔の多くは下等種族。最下層の悪魔。
④半悪魔種族、亜悪魔種族
Ⅰ.悪魔種族の血を受け継ぐ獣
Ⅱ.強い悪気を持つ獣
Ⅲ.会話が成立する獣
Ⅳ.他
***********************
こんな感じだ。
何もかもが桁外れ。
身分や階級が非常に複雑で逆らう事は死を意味する。
優劣を明確にする為、同位の種族間の争いが絶えない。
力こそ正義。力があれば下位が上位を処断しても良い。
罪は、
絶対神様を冒涜する行為。
王国領で法律に違反する行為。
魔王サザーランド強要誓文に従わぬ行為。
・
・
・
「大変そうね」
マルアスピーは心の底から思っている様だ。
「そうでもないぞ。コルトの様に我慢したり難しく考える必要が無い故、慣れてしまえばメア程自由に楽に生きられる所は無いと思う。旦那様よ、そうは思わぬか?」
「それって、力を持つ側の言葉ですよね。持たない側の意見は違うと思いますよ」
「そうかもしれぬ。まぁ~何にせよ妾の情報は約六十万年程前の物故、今は多少変わっておるやもしれぬ。歳月を語るには良い頃合であろう。・・・アスピーは覚えておるか?」
リュシルは、遠くを見つめながら、マルアスピーに問い掛けた。
六十万年経たなくても、語って良いと思います。寧ろそんなに経ってしまうと当事者不在です。
コルト下界の場合は、ですが。
「いったい何をかしら?」
「妾が初めてコルトを訪れのは約六十万年前。ヒューム属達の集落が増え始めた頃であった。訪れる度に様変わりするコルトは興味深く好奇心を掻き立てられた。懐かしいと思わぬか?」
そういやトゥーシェって何をやって創造神様に捕まったんだ?
確か、創造神様が捕まえて、フォルティーナに預けたんだよな。
・・・六十万年前にコルト下界に来た!?どうやって?・・・訪れる度にってどう言う事だ?
「そうね。私が生まれる前の話過ぎて、懐かしいとは思わないわ」
「トゥーシェが馬鹿な事を、愚かにもあんな事をやりさえしなければ、トラウマになる事も無く良い思い出のままであったというに。そうかアスピーは生まれる前であったか」
トゥーシェが捕まった事と関係がありそうだ。
ありがとうございました。