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このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
―ララコバイア編ー
222/1227

4-29 井戸の底の大都市④~聖域と悪~

無駄話に終わると思われる天井絵の話が長くて申し訳ありません。

―――ララコバイア王国・フォルヘルル領

井戸の底の都市・神殿とも宮殿ともとれる建物

R4075年09月13日(水)23:50―――


 俺達は、南口の玄関ホール、西口の玄関ホール、北口の玄関ホール、正面玄関の可能性が高い中央口の玄関ホールの順で天井絵を確認して回り、最後に東口の玄関ホールへと移動した。


 勿論、移動途中にあった部屋の調査を行いながらである。



「これでハッキリ致しました」


 オスカーさんは、天井絵を射抜く様な鋭い眼光で睨み付けていたが、確信に至ったのだろう。瞼を閉じ腕を組むと何度も頷き、少しだけ間を空けてから語り始めた。


「まずは、北口の玄関ホールの天井絵について説明致します。北口の玄関ホールの天井絵は、旧世界創生記第二悪七眼の老亀を世界の中心とし描かれているようでした。そして天井絵が表している七眼の老亀の世界の舞台は北の大陸フィンベーラです。白く濁った滝と荒涼とした台地。今の姿からは想像も出来ないと思いますが、天井絵の一画に描かれておりましたあの滝は大瀑布ガルネスです」


「へぇ~」


 北口の玄関ホールの天井絵、北口の・・・北口のぉ~。・・・何となくしか思い出せないや。タブレットに記憶しておけば良かったかも。


 それに、大瀑布ガルネスを見た事が無い。姿って言われても正直スケールの大きさすら想像出来ない。水煙の聖域に至っては滝壺の底って話だ。肉眼で見える訳が無い。


「ほぉ~」


 エリウスは、頷いていた。本当に分かっているのか疑問である。実に怪しい。



・・・・・・・(オスカーさんの)


・・・・(説明は)


・(長かった)



 それにしても、疑問だ。


 chefアランギー様の御話では、数億年前・・・約八億年前のコルト下界は、北大陸フィンベーラと中央大陸ゼルフォーラは陸続きの一つの巨大な大陸だったって。


 それに、ミュー(中精霊)さんが言ってた二千万年から三千万年前頃の北大陸のフィンベーラ砂漠は大樹の森の管理下にあった深い森だった。大陸が二つに割れ始めると時を同じくして森は枯れ出し急激な砂漠化が進んだ。地下道が砂で埋まってしまうまでは徒歩で行き来出来ていたが、かなり前に往来は途絶えてしまった。自然の力の循環が大樹から切り離されたのもその頃らしい。


 一千万年の開きはあるが時間的に誤差の範囲として認識している。


 オスカーさんは、前時代古代文明の頃或いは、アヴォンハイリーファ歴の時代頃を、旧世界創生記の舞台と考えていたみたいだから、北大陸はあるって体で話を進めるしかないのかもしれない。・・・う~ん、それでも疑問だぁ~。



・・・・・・・(オスカーさんの)


・・・・(説明は今回も)


・(長かった)



「次に、南口の玄関ホールの天井絵について説明致します。南口の玄関ホールの天井絵は、旧世界創生記第五悪五尾の鳳凰を世界の中心とし描かれているようでした。そして天井絵が表している五尾の鳳凰の世界の舞台は南西大陸ベリンノックです。深紅の噴煙と紫色の溶岩、爆発を繰り返し蒸発する大海原。今の姿からは想像も出来ないと思いますが、あの火山は憤怒の火山フルムテルです」


「「なるほどぉ~」」


 って、憤怒の火山フルムテルは遠目にしか見た事がないんだよなぁ~。遠慮を知らない激し過ぎる活火山らしいけど噴火している姿も見た事が無い。火焔の聖域に至っては火口の底って話だしもし仮に間違って見えてしまったら逆に怖いくらいだ。



・・・・・・・(オスカーさんの)


・・・・(説明はやっぱり)


・(長かった)



「次に、西口の玄関ホールの天井絵について説明致します。西口の玄関ホールの天井絵は、旧世界創生記第三悪一角の獅子を世界の中心とし描かれているようでした。そして天井絵が表している一角の獅子の世界の舞台は南西大陸ベリンノックです。青光りした巨大な岩の柱と漆黒の岩石砂漠、陽の光を遮る茶褐色の雲と雲の中を縦横無尽に光る稲妻。今の姿からは想像も出来ないと思いますが、あの一枚大岩は間違いなく結束の一枚大岩です」


「「なるほどぉ~」」


 ごめんなさい。結束の一枚大岩も遠目に眺めた事があるくらいで、見た内に入らないと思います。ごめんなさい。大地の聖域は一枚大岩のだいたい中央らへんのその辺りにあったと思うから今度挨拶に行きましょうって・・・話はそこで止まったままです。ごめんなさい。



・・・・・・・(オスカーさんの)


・・・・(説明はとっても)


・(長かった)



「そして、ここ東口の玄関ホールの天井絵について説明致します。東口の玄関ホールの天井絵は、旧世界創生記第六悪六宝玉の黄竜を世界の中心とし描いているようです。そしてこの天井絵が表している六宝玉の黄竜の世界の舞台は東大陸ネコトミサールです。紅蓮の空を飲み込む黒灰に染まった十三本の竜巻と死者に捧げられし瘴気と真空の谷。今の姿からは想像も出来ないと思いますが、あの谷は息吹の谷です。見間違え様がございません」


「「なるほどぉ~」」


 ・・・本当にごめんなさい。聞いた事しかありません。思い描いた景色や姿があってる自信が全くありません。ごめんなさい。


 風穴の奥底に聖域があるって事は知ってます。それだけです。ごめんなさい。



・・・・・・・(オスカーさんの)


・・・・(説明は非常に)


・(長かった)



「最後になりますが、中央口の玄関ホールの天井絵について説明致します。中央口の玄関ホールの天井絵は、旧世界創生記第十悪の世界終末の世界を描き、全ての悪を加法した悪、最悪。死その物の事ですが、その死をも上回る悪を表しているようでした」


「オスカー殿。ヒューム(人間)にとって最悪、死以上の悪とはいったいどの様な悪なのですか?」


 それも気にはなるんだけど、まずはこっちを聞いてからだよな。


「エリウス。死以上に最悪な事も気になりますが、俺から先に質問させてください」


「はっ!畏まりました」


 そんなに畏まらないで欲しんだけど・・・。


「・・・ありがとうエリウス。それじゃエリウスには申し訳ないんだけど、先に質問させて貰います。オスカーさん、全ての悪をたした悪は死なんですか?」


 神授の来たる悪って、死って事なのか?


「なるほどのぉ~。私は通常の眠りの状態ではありませんでしたので、皆が言うあの夜に神授をいただいておりません。目覚め又聞きし知り得たのですがそれでも宜しいのであれば、集団神授の来たる日の悪に重ね説明致しましょう。まずは、全ての悪を加法した悪についてです。世界創造神創生教が世界で唯一の宗教に成ってしまう以前の世界では、略奪、不貞、虚言、横着、中傷、離間、胴欲、厭悪、因業。悪や悪行にキリ等無いと考えますが、全ての悪の行き着く先、全ての悪を加法した先には、必ず殺生即ち死が存在すると考えられていたそうです」


「へぇ~」


「正道に戻った今となっては、世界創造神創生教こそが悪その物、邪悪の代名詞となっておりますが、旧教以前の世界の概念で考えた場合、旧教が犯した悪とは十悪何れの悪に当て嵌まりますかな?」


 旧教が犯した悪・・・略奪だろう。不貞だろう。虚言に、横着もか。中傷だろう。離間もだな。胴欲は常にって感じで、従わない者や異端に対しては厭悪も普通だった。他の意見を聞き入れない閉鎖的な感じは正に因業。・・・あれ?略奪、不貞、虚言、横着、中傷、離間、胴欲、厭悪、因業。九悪全部じゃないか。つまり最悪の十悪って事か?


「九悪全部みたいなんで十悪って事でしょうか?」


「正解でもあり不正解でもあります。九悪を加法した最悪は死です。死は全ての悪が導く未来に例外無く待ち受けております」


「不正解なのはどうしてですか?」


「それはですね。・・・死へと導く九悪を導く存在があるからです」


「「九悪を導く存在!?」」


「はい。それは、・・・無だと言われております」


 無って無属性の無だよな。


「無?無ですか?」


 エリウスは、良く響く大きな声で確認した。


「この無は無属性の事だと考える学者も大昔にはいた様なのですが、私が幼い頃に読み憧れた冒険譚の世界では」


 違う解釈があって当然だ。無。いったいどんな悪何だろう。


「無知なる悪の事ですねっ!?」


 エリウスは、俺の期待を裏切り、オスカーさんの言葉を遮った。


「エリウス様。それも正解なのかもしれません。ですが、冒険譚の世界では少しだけ違います」


「ふむ」


「エリウス。オスカーさんの話を先に聞いた方が良いと思うんだけど良いかな?」


「・・・も、申し訳ございません。主殿。畏まりました」


「無知なる悪とは無知の知に真理が及ばぬ者。つまり因業を犯す存在だと記されております。ですので、九悪を導く存在とは少し違うかもしれません。ただ、幼き頃には気付けなんだ今の私だからこその解釈を付け加えさせていただきます。意図的な者もおると思いますが無知故に幸せ。一見無責任にも思えますがこれを優しさと取った場合、無知なる悪とは、この様な優しく幸せの中に生き様とする者を中傷し厭悪し因業する者達によって生み出された三悪を極めた劣悪な言葉。或いは曲解。そうですなぁ~・・旧教によって歪曲された悪意と言い切ってしまった方が適切かもしれませんな。・・・・・・おっとこれでは私も旧教に負けず劣らず九悪の幾つかを犯しておりますな。ん?おっ!」


 オスカーさんは、考え込んでいる様だ。


 どうしたんだ?


「なるほどのぉ~。少しの気の緩みが心に悪を導き悪は死へと導く。悪に前後は無いのかもしれませんな」


 語りながらまとめてた様に見えてたけど、正解だったか。


「無とは私達に全てを指し示しているのかもしれません」


「へぇ~」


 様子するに、漠然とした無が存在し、九悪を導き、死に繋がる。って、事なのかな?


「ほうぉ~・・・。抽象的な話過ぎて良く分かりませんでしたが、事象と概念については時間がある時に必要に応じ語り合いましょう。それでは話を戻します。ヒュームにとって、最悪の死それ以上の悪とはいったい?」


 エリウスは、再び質問した。


「来たる悪とは、悪が導く死最悪以上の悪。邪悪或いは極悪。もう一度断っておきますがこれは冒険譚英雄譚の中の一節に過ぎません。姑息なる旧教が人心を国家を文明を惑わす為に利用した。悪用された空想ファンタジーの世界の一節でしかありません・・・......」


 かなりショックだったみたいだ。


 幼い頃に読んだ本が真実を語っていなかった。世の中そんな本ばかりだと思うけどなぁ~。


 夜ベッドで母さんに読んで貰った恋愛譚なんか綺麗過ぎるだろうこの二人。絶対無理だ。絶対この二人は結婚出来ない。絶対幸せになれない。でも、最後は幸せに暮らしましたとさめでたしめでたし。・・・はっ?そんな事あるかぁ~。って、現実は本の中の様に甘くない。リアルを生きる命に対し現実は比較的必要以上に手厳しい。


 物心付く前から親父に大樹の森の中を引っ張り回され魔獣と対峙させられた。そして、死に物狂いで生に噛り付き生き永らえて来た。


 あの時のあいつのまるで一級品の喜劇でも見ている様な大笑いした顔と声を俺は今でも覚えている。恐怖の余り忘れる事何て出来ない。身の丈を軽く凌駕した恐怖によって若干誇張された話になっているかもしれないが、あれは森熊ではなくビッグライトアーム(巨右腕)シルバーバックッス(背銀二筋)ウッズベアー(魔森熊)


 ・・・今、思い出す様な事じゃないな。オスカーさんの話に集中するとしよう。


「......無は悪。始まりの九悪。最悪は死。それは、」


「オスカーさん。それって、無に始まり、無に終わる。完璧な無など存在し得ない。無とは無に在らず。って、奴に似てませんか?」


「お気付きになられましたか。その通りなのです。無が悪であるならば、完璧な悪など存在し得ない。悪とは悪に在らず。完璧な悪を追求し続けるのであればの話になってしまいますが、最悪の先の極悪邪悪。その先に存在しているかもしれない更なる悪。そしてそのまた先の悪。凡そ永遠に続くであろう先の見えぬ虚構。まさしくエリウス様が先程仰っておりました抽象的な概念の世界です」


「うむ」


 エリウスとオスカーさんは一瞬だけ目配せし、エリウスは悔しい位に良い顔で力強く頷いた。


 そして、オスカーさんは話を続ける。


「来たる日。来たる悪。旧世界創生記我が幼き頃の夢物語の世界では、悪は善によって正道に誘われ世界は必ず救われます」


 旧世界創生記って・・・幼子用の絵本か何かだったのか?


 何のヒントにもなってない。それどころかこれってただの無駄話?


「つまり、無発九悪経由死最悪着。死最悪加法無死発十悪経由世界終末着。それが極悪であれ邪悪であれ最悪よりも先に存在する以上危険だと言う事ですな」


 はぁっ?


「エリウス様。その通りでございます」


 はいっ↑~?


 エリウスとオスカーさんは、清々しいまでに晴れ晴れしい表情で見つめ合い、何かを理解し合っていた。


 どういう事?・・・今の話って何?



 えぇっ?



・・・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・




 オスカーさんからそれなりに色々と沢山話を聞いたが、東西南北中央口の玄関ホールの天井絵に意味を見出せないまま。


 俺だけが意味を見出せないまま。


 俺達は三階中央の大広間へと移動した。


「これはまた有り得ない広さの沐浴場ですな」


「沐浴場?」


「はい。ロイク様。あの中央にある壇は身分の高い者が沐浴を行う清めの為の物です」


「沐浴ってあの沐浴ですよね?」


「はい。肉体を洗い清める為の施設の事です」


「神聖な気配が微塵も無い沐浴場ですか。ハッハッハッハ、随分と罰当たりな場所に作ったものですなぁ~。ハッハッハッハ」


 ここって沐浴場なのか?


 その前に気付く事があるだろう。


「エリウス。オスカーさん。大広間に入っておかしな点に気付きませんか?」


「確かにエリウス様の仰る通り神聖さに欠けておりますなぁ~。もしこの建物が地上にあったのであれば、ガラス窓から差し込む光が壇の中央に集まる様になっている様ですから、ここには光の時間が集まっていた事でしょう。清らかな光と清らかな水を湛えた沐浴場。さぞ美しかったのでしょうなぁ~」


 あれ?・・・何かオスカーさんが想像力豊かなとっても凄い人に見えるんですけど。


「おぉ~。流石はオスカー殿。天井絵だけでは飽き足らず沐浴場にまでとは御見それ致しました」


「いやいや、沐浴の場を室内に隠し外界から隔離し清めを行うという古式の作法をまとめた文献を目にする機会があっただけの事です」


「ほうぉ~。古式の沐浴ですか」


 ・・・えっと。


「盛り上がってるところ恐縮なんですが、ここの床歩く音が響きませんよね。古式の沐浴場だからって事はないですよね?」


「命奏でる動なる音。心奏でる向きある音。清められし意志のみぞ音」


「なるほど」


 え?エリウス。今ので分かったの?


「つまりですな。心奏でる向きある音。意志ある音のみが音として響くという事です」


「ふむ。この会話や、さっき「あーあーあー」って喋って響いた音には意志があった訳ですか・・・」


「確かめようとする気持ちを乗せた声もまた立派な意志を持った音なのでしょう」


「ふむ」


 何か、もう良く分からない・・・。この大広間全体が未知全てが all unknownなのはどうして?


 all unknownなのも古式だからで片付けてしまっても良いのだろうか?


「まぁ~何はともあれ、この建物は呪いとは無関係。主殿、無駄足になってしまった様ですな」


 良いみたいだ。


 神獣眼を持ったエリウスが良いって言うんだから。良いに違いない。


 ・・・この建物この地下都市はいったい何なんだ。呪いには関係無いのかもしれない。でも、間違い無く何かある様な気がする。


 古式だから・・・。いやいや、そんな事を言ってしまったら、遺跡や史跡。歴史ある建物は古式だからで全て片付いてしまう。


「しかしオスカー殿。この無人の地下都市は怪しさ満点でした(・・・)なぁ~」


「誠にもって」


 でした?


「エリウス。ちょ、ちょっと良いですか」


「主殿、如何なされました」


「今、でしたって言いましたよね。でしたって」


「はい」


「もう怪しくないって事ですよね。つまり分かったって事ですよね?」


「はい」


「えっ?」


「えっと言われますと?」


「この地下都市について分かっている事があった全部言ってください。今直ぐにっ!!!」


「主殿。それは構いませんが、一からとなりますと、何と言いますか長い話になってしまいますが」


「構いません」


「畏まりました」


 エリウスは頷くと、オスカーさんへと視線を動かした。


「それでは、オスカー殿。まずは、天井絵の話からもう一度」


 天井絵の話から?はぁっ?えぇっ?


「ロイク様は勉強熱心で実に素晴らしいですなぁ~。我が息子達孫達曾孫達にも見習って欲しい物です。それでは、まずは北口の玄関ホールの天井絵について・・・......



・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・




......。そして、随所に施された高度な技術の数々はロストテクノロジーと呼ばれ現代の技術を以てしても真似の出来ない......



・・・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・


・(話は終わる気配を見せない)



......エリウス様は地下の調査。ロイク様は地上の調査を行われたのでしたな。では、塔の調査はまだと言う事で間違いありませんかな?」


 うん!塔?


「あっ!」


「そうでした主殿。塔の調査がまだでした」


「ロイク様。エリウス様・・・・・・それでは、三人で塔の調査を済ませてから地上に戻る事に致しましょう」


 この話から解放されるなら、何処へなりとも・・・。

ありがとうございました。

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