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このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
ー来る日編ー(本編開始ちょっと前=真の序章)
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8-176 来る日と奇跡の日と執行の日の前夜 -就寝前- ①

 相変わらずのグダグダだったが委任状兼誓約書を締結した俺達は明日の来る日に備えイヤどちらかと言うと創造神様の御光臨に備え解散することになった。


「明日は宜しくお願いします、無理のない程度で頑張りましょう、フォルティーナ本当にお願いしますよ」

 気の利いた言葉の一つも出て来ることはなく在り来たりな言葉を掛け皆を見送り最後にエルドラドブランシュ宮殿のメインリビングルームへとフリーパスで移動した。



「...... ~ ......あん、でなっ、前々から思ってたんだけどよぉー・・・・・・」

「来る日の前日に言うのもどうかと思ったけどやっぱ言っておいた方が良いって、話があるからってサンドラさんとパフさんとマルアスピーも一緒にちょっと話を聞いて欲しいって母さんも一緒だから真面目な話だからって言ってたよな親父」


 メインリビングルームで一人静かに神茶を啜っていると父バイルと母メアリーが転位移動(転移)で姿を見せると父バイルが真面目な話があるから・・・。


 どういう訳か、リビングテーブルを挟み二人掛け用のソファーに腰掛ける父バイルと母メアリーと対峙しつつ、四人掛け用のソファーの右隣にマルアスピーその隣にパフさん左隣にサンドラさんが腰掛け神茶を啜りながら五人で父バイルの話半分以下沈黙多目の時間に付き合わされていた。


「...... ~ ......で、母さんには殴られたけど許して貰ったってところは理解できたんだが、母さん俺、親父が何を言ってるのか全く理解できないんだけど、母さんはどのあたりで怒ってどのあたりで許せちゃった訳?」

「そうね。探索先の森で裸の女の子を拾った。これがまた良い乳しててよぉー、ってニヤニヤしながら楽しそうに話すものだから」

「まずは一発」

「えぇ」

「あれはマジで痛かったぁーうん」

「しかも裸のまま肩に担いで家まで運んで来たものだから、つい」

「もう一発」

「えぇ」

「それがよぉーロイク聞いてくれよ、一発目は不意を突かれて顔面に良い(モン)貰っちまったけどよぉー、流石に二発も顔になんてあり得ねぇーでしょうがぁー、咄嗟に顔を逸らしちまった訳よそしたらボディーにきっつぅーいのが入っちまってな、落としちまった訳だそしたらよ、アナタ何やってるのよっ、気を失ってる女の子を床に落とすなんてって」

「三発目を貰ったと」

「あぁ、言っとくけどよぉー、俺は良い乳してるなぁーちょっと位揉んでもバレねぇーよなぁーってちょっと魔が差しただけで運ぶ時にちっとはぁー触れちまったかもしんねぇーけどよ、俺の意志では一度たりとも揉んじゃいねぇーつぅー訳よ分かんだろ浪漫を前にそこまで持ち合わせてもいねぇーはずの善意を優先させちまうとか、ホントどうかしてた洗脳かその類の何かだなっぜってぇー」


 ・・・えっと親父はいったい何を?

「母さん、どの辺りで許せちゃった訳?」

「自分の意志では揉んでいないってところかしら。ロイク貴方もそうだから分かると思うのよ、お父さんってオープンなスケベのくせしてムッツリでもあるでしょう。胸とかお尻とか結構見てるでしょう」

「そりゃぁーそうでしょうがぁー、ロイクはこの俺ですら頭が上がらねぇー超ド級のムッツリ野郎なんだからよぉー、かぁー羨ましいよなぁーあのフォルティーナ(神乳)とかアルッチ(爆乳)とか」

「アナタッ!!」

「・・・あぁー何だ・・・ロイク安心しろお前は間違いなく俺の息子だっ保障するっ!!」


 安心できる要素が何処にもないんだが。

貴重な時間をありがとうございました。

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