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このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
ー来る日編ー(本編開始ちょっと前=真の序章)
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8-175 来る日と奇跡の日と執行の日の前夜 -chefアランギー・公認の嫁・公認の許嫁・他多数- ⑨

 大天姫神(オオアマヒメガミ)様が危惧するところ。


 そうかもしれない。と言うか、そうだ。と、断言できる。


 新制度下における上級神特級、旧制度下における中級神特級、俺の【眷属・神】限定におけるモワイアン特級の神格位。


 エリウスがモワイアン特級の神に昇格する少し前当時はまだ中級神一級にもなっていなかったが、簡単な実験と称してデータを回収したことがある。


―――

「エリウス。大天姫神(オオアマヒメガミ)様に何が起こったのかその身を以って実感したことを話して貰えますか」

「はっ、畏まりました」


・・・

・・


 エリウスは短く丁寧に分り易く当時の状況を語っている。

「...... ~ ......といった不思議な感じではありました」

「降格時に変化は殆ど見受けられなかった、と・・・」

「はい。寧ろ周囲を漂うばかりで漠然としていて把握しきれていなかった力の形と言ったら良いのでしょうか、・・・力の在り方と言った方が正しいのかもしれません。曖昧だった何かに答えを見出せたように思えるのです」


「貴方は幻獣から九下(キュウカ)(=下級神・九級)へと昇華し、五千と僅かばかりの時を刻み新制度下における至上(シジョウ)(=上級神・特級)へと昇格していますよね」

「はい」


 エリウスは最初の眷属だから厳しくもするけどついつい甘やかしちゃうんだよなぁ~ハハハ。・・・中級神特級だったと思っていたら上級神特級だもんな、家ではモワイアン特級のままで何も変わってないのにね。


「...... ~ ......下級神九級から中級神一級へ昇格する前に、下級神八級から九級へ、五級から九級へ、中級神三級から下級神九級へと昇格と降格を繰り返しました」

「格位の差が大きければ大きい程、降格時に力・・・神気の神髄を見出せる・・・ふーむ・・・・・・否定するには・・・難しいですね、貴方自身がその存在でこの事実を証明してみせているのです。皆さんエリウスとロイクさんの・・・この実験の結果なのですが当面は私達の中だけに留め置くで宜しいですね」


 大天姫神(オオアマヒメガミ)様の力強い宣言を受け、神々様方は軽く頷くも沈黙を以て賛意を示す。


「フォルティーナ、分かっていますよね。未熟なコルトではまだ無理です。今は蓄える時、と言いますか今は明日は皆で備え来る日を乗り切り執行をのらりくらりとかわしおもてなしをする時でしたね。世界創造神様のこの素晴らしき必然の機会を最大限に利用し、コルトはロイクさんは最適解を手繰り寄せ帰結とする。全てはそこからそれからですよ」

「分かってるね」

貴重な時間をありがとうございました。

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