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このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
ー来る日編ー(本編開始ちょっと前=真の序章)
1221/1227

8-174 来る日と奇跡の日と執行の日の前夜 -chefアランギー・公認の嫁・公認の許嫁・他多数- ⑦

 chefアランギー様やフォルティーナの脱線交じりの長い話に慣れてしまっているからだろうか、大天姫神(オオアマヒメガミ)様の御話を長いとは微塵たりとも思うことはなく。


 寧ろ、多岐にわたる内容には尊敬と感謝の気持ちしかないくらいだ。


―――

 創造神様から神格の付与と神格位の授与の権利を神授していただき便宜裁量で権利の行使が許された存在は創造神様の創造世界には俺しか存在しないそうだ。

「え? フォルティーナもそうですけど、ナナンフェルテリーナ様や息吹の女神様、愛憎の女神様、あと武神様知神様無神様ロステール様に、グレイス様リーベル様、リュキオス様にプルート様にレイア様、オンディーナ様にムルキベル様にカルデア様、秩序のメアート様や葛藤のイエレミーヤ様、chefアランギー様はリーベル様の眷属であり御自身にも弟子と言うか眷属が沢山いますよね、それに遊狐(ユーコ)様の御母堂様にも物凄い数の眷属が居るって聞いたことがあるんですが・・・」

「ユーコさんの母堂ですか・・・あら、九尾狐狸(カヨウ)御前(オマエ)が。・・・彼女神(カノジョ)は私達同様創世期より続く権能です。身代と多子により謂れのない傾国の長恨の念を責具を負い失意のうちに故郷KANBEを離れ、果て無き冥府の何処(イズコ)にあるか社が奥深くにて未だに耐え忍ぶばかりの日々を送っていると・・・九尾狐狸(カヨウ)御前(オマエ)の娘であったとは、フォルティーナとロイクさんとの繋がりが余りにも眩しくてKANBEの系譜を見逃していたようです。申し訳ありません」

「アハハハハッ全然ちっとも気にしてないから謝る必要はないかなキューンキューン。カヨー何て聞いたのはいつぶりだったかな、昔話を聞いてる気分で懐かしかったから、ありあり。確かもっともっと昔大昔はタマモだった頃もあったと聞いたことがあるぞ。アハハハハ間抜けた名前だよな今のシェリセナの方が今っぽくていい感じだっ!!」

「そうでしたか、当世では九尾狐狸(シェリセナ)御前(オマエ)と名乗って・・・」


 神格とか神格位の話を進めて欲しいところではあるんだけど、この感じ話を戻すにしても・・・難し過ぎる。


 遊狐(ユーコ)様のお母さんの名前って九尾狐狸(キュウビコリ)じゃなくてカヨウノオマエ様改めシェリセナノオマエ様って言うのかちゃんと覚えておこっと。それにしてもKANBEから冥にって相当に酷いことがあったんだろうな。


 遊狐様と大天姫神(オオアマヒメガミ)様の私的な話は暫し弾んだ。


「...... ~ ......そうでしたそうでした、ロイクさん申し訳ござません、離れ久しく耳にすることのなかった朋輩の話につい・・・」


 何処で役に立つかは不明だけど、こういう雑学的な情報は大好物なんでドンドン話しちゃってください。


「話を戻しますね。九尾狐狸(シェリセナ)御前(オマエ)は私と同じKANBEの祖神の一柱でした。身代、今風に言う所の富でしょうか、それと安産多子、多産を司る繁栄の女神として、傾国など二の次でしかありません。彼女神(カノジョ)に神将、眷属が多いことは権能が故の必然であり謂れなき負の念より思う心を守る為。アランギーはリーベルの眷属ではありますがその権能が故かあくなき追及により薬や食の可能性と多様性と創造性を切り開きついには芸術の域へと昇華させつつあります。道楽娯楽、趣味と言った方が分かりやすいでしょうか? 伝統と趣味と料理を司る、多角的な神であるからこそ賛同する柱は多く故に眷属が門弟が集う。二柱に共通していること、それは、初めから神である者、神格と神格位を持ち己が意志で眷属となり己が意志で疎遠となる者。ロイクさんのように剥奪を行使することは不可能なのですよ」

貴重な時間をありがとうございました。

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