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このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
ー来る日編ー(本編開始ちょっと前=真の序章)
1220/1227

8-173 来る日と奇跡の日と執行の日の前夜 -chefアランギー・公認の嫁・公認の許嫁・他多数- ⑥

・・・

・・


「今でも凄いことになってるのに、神界だともっと凄いってもう十分理解してるんで、と言うか俺達の前でこれって今更過ぎません? フォルティーナが物凄くエライ(カミ)様だって皆嫌って程知ってる訳で」

「それでもだね。アタシとしてはコルトでやりたいことが山ほどあってそれら全てを納得の行くレベルで熟すとなると足らないという話になってしまって来るね」


 ・・・コイツの神気で足りないって何をやるつもりでいるんだか。怖いし触れないでおこっと。


「聞いてくれるかね」

 やばっ、このままでは巻き込まれコースに。

「そうだっ、そうでした。それでフォルティーナの話はだいたい分かりました。俺達の話を邪魔しに来た訳じゃないって理解したんで、そういう訳なんでどうせ長くなるだろうし先に俺達の方を終わらせてしまいたいなと・・・」


「まだサインしてなかったのかね、いったい今まで何をやっていたね」

 貴女神様(アナタサマ)の無駄話に巻き込まれて付き合わされてましたが、何か?


・・・

・・


「確かに預かりましたですぞぉー、明日、世界創造神様に直接御渡しすることになっておりますので、短い期間ではありますが不肖このアランギー責任を持って管理致しますですぞぉーはい」


 chefアランギー様は俺達から受け取った誓約書を一枚一枚確認しながら宙に現れたモヤモヤの中に腕を突っ込んでいく。


 タブレットの収納みたいな感じなんだろうけど、神々様方のアレって個人的に制御できてるだけで歪みと同じ原理なんじゃ?


 パンパンパン

「はいはい皆さん、アランギーが最終チェックをしている間に私の方からお伝えしておきたいことがあります。ですので・・・フォルティーナ貴女神(アナタ)には関係のない話なのですが、ここに残って聞きたいのであれば先ずは机から降りなさい。この部屋には椅子が沢山あるというのにどうしてお行儀悪く」

「あぁーはいはい分かったね。降りるから小言は寝てから囁いて欲しいね」


 フォルティーナは大天姫神(オオアマヒメガミ)様の話を遮ると母メアリーと俺の間に全体が金ピカでゴールドな豪華で下品な椅子を出現させ腰掛けた。


 chefアランギー様に背を向ける・・・つうかこれじゃ下品で豪華な背凭れが邪魔してchefアランギー様の姿が見えなくなってしまってる人が。

「フォルティーナ、貴女神(アナタ)のそれはわざとやってるのかしら? 貴女神(アナタ)の金銀ギラギラの眩しい椅子が邪魔してアランギーの姿が隠れてしまったのですが・・・」

「ふーむ、大天姫(オオアマヒメ)華南姫(ハーナンヒメ)も梅も竹も蘭も菊もウェンディーネもタルヒーネもミューも知らなかったね。いつからアランギーの追っかけを始めたね。あの何処にでもいそうな顔くらいもう覚えてるはず、今更だとアタシは思うね、そもそも」


「なぁー遊びの、お前ホント自由だよな。この際そこに座ってて良いから、大天姫神(オオアマヒメガミ)様が伝えたいって話をそこで静かに聞くくらいのことは流石に遊びのお前でも出来るよな?」

「ほう随分と偉くなったものですね、確かアタシの記憶に間違いがなければ貴女神(アナタ)はロイクとアタシの眷属だったはずだね。眷属とはいったい何なのか今一度」

 パンパンパン

「はいはいユーコさんもフォルティーナもお喋りはそこまでになさい。今から話すことは、聞き流されては困る非常にデリケートな話になります。絶対に邪魔をしないようにお願いします、良いですねフォルティーナあっ返事は必要ありません理解し納得したのであればただ静かに頷くだけで構いません。はい、それで...... ~ ......ロイクさんとロイクさんの周りに集まった神や精霊や幻獣えっとコルトでは聖邪獣と呼ばれているのでしたね、それと民と天使達の力に...... ~ ......」


・・・

・・


「...... ~ ......理想的なのは最初にお伝えした方なのですが、理想は理想現実とはそれなりにかけ離れていて当然です。焦らずにゆっくりコツコツとおやりなさい。コルトとKANBE(カンベ)は冥府の環を共にする深い絆で結ばれた世界、幾らでも相談に乗りますし困ったことがあったら遠慮せずに仰ってください。複数の世界大きな成長を遂げるであろう世界を任されし管理神(カンリシャ)ロイク。尊き聖神(セイシン)に幸多からんことを願います。と、少しばかり長くなってしまいましたが、こんな感じで皆さんへのアドバイスと言いますか指摘と言いますか、お互い無理はしない、適度に加減良く頑張り過ぎずにでいきましょう」

貴重な時間をありがとうございました。

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