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このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
ーアシュランス王国建国編ー
115/1227

2-33 神授はいつも、嵐の予感③~第1回嫁許嫁’s会議と、年上過ぎる女性達~

宜しくお願いします。

――― R4075年7月20日(樹)25:10


 家族皆で夕食を楽しんだ後、エルドラドブランシュ(領主館であり俺の家)ファミリーエリア(北地区)のリビングのソファーに腰掛け、神授スキル【タブレット】で保管中の素材や道具や武具の確認をしていた。


≪ガチャ


「ロイク」


 フォルティーナが、リビングに入って来た。


「あれ、デザートタイムは終わったんですか?」


「逃げて来たね」


「マルアスピーのデザート地獄が始まったんですね」


「そうだね。2時間は拘束される量だね」


 2時間は言い過ぎだろうが気持ちは分かる。


「ハハハ」


「笑い事では無いね」


「料理と違って美味しいし良いじゃないですか」


「太るね」


 太るねぇ~。・・・このプロポーションの維持にはそれなりの努力があるって事なのか。ふ~ん・・・。


「神様も太るんですか?」


「あたしの場合は、この胸がだねぇ~」


 フォルティーナは、途轍もない大きさの夢と希望を、下から両手で持ち上げ上下に動かし、浪漫をこれでもかと見せびらかす。


 お、おぉ~ ・・・凝視・・・


「な、何やってるんですか」


「見れば分かるね」


 凝視・・・ 馬鹿。俺!・・・


「ロイク。君は素直じゃ無いね。周りが悶々とするはずだね」


「何の話ですか」


 ・・・凝視・・・



「まぁ~良いね。今日はこれから面白くなるね」


「今日ですか?・・・後は就寝するだけじゃないですか」


 タブレットの画面で時間を確認した。

 

「何を言ってるね。今日はまだこれからだね。おもしろ・・・。来客が来るね」


「来客・・・あぁ~高位樹人族(ハイエルフ)の大長老様が用事があるって言ってましたね」


「うんうんだね」


 ドヤ顔のタイミング間違ってますから・・・


「長老様とか大長老様って年寄ってイメージでしたが、寿命の長い樹人族(エルフ)の中でも高位樹人族(ハイエルフ)闇樹人族(テネブル)の人達って特に若くて美男美女が多いから、俺の中で年齢と見た目と経験則の常識が崩壊しつつありますよ。ハハハ。ホントビックリですよね」


「うんうんだね」


「何、ニヤニヤしてるんですか。・・・前から思ってたんですが、その顔止めた方が良いですよ」


「あたしは生まれた時からこの顔だね」


「いやいや。その顔って、フォルティーナの顔その物の話じゃ無くてですね。そのニヤニヤした時の表情の事ですよ」


「ダメかね」


「ダメっていうか。・・・勿体無いって思う訳で・・・」


「そうかね」


「えぇ。凄い綺麗に整った美人顔なのに、ニヤニヤした瞬間。騒がしい時のトゥーシェみたい悪意に満ちてます」


「悪意かね。そんなに酷いかね・・・」


「トゥーシェには言えませんが」


「由々しき問題だね・・・考える時間が欲しいね・・・」


「どうぞ」


 考える位なら、止めれば良いだけだと思うんだけど。



 数ラフン()の沈黙が流れる。


「分かったね」


「何がですか?」


「ロイクに良い事を教えるね」


「うん?話が見えないんですけど」


「まぁ~気にする事は無いね」


 気にするなと言われた時には、大抵の場合。既に何かに巻き込まれている事が多い。


「は、はぁ~・・・それで何を教えてくれるんですか?」


樹人族(エルフ)の寿命と容姿についてだね」


「今ですか?」


「当然だね。今だね」


 人が何かしている時に限ってちょっかいを出して来る。聞かなくてどうせ喋り出すだろう・・・


「ありがとうございます」


「うんうんだね。まず樹人族(エルフ)から説明するね......


 フォルティーナは語り始めた。


***********************


樹人族(エルフ)】の寿命と成長過程


 誕生~200歳 幼少期

 ※20歳で、人間族の20歳と見た目は同じ※


 201歳~1299歳 青年期

 ※人間族の21歳~の見た目※


 1300歳~1699歳 壮年期

 ※人間族の41歳~の見た目※


 1700歳~2000歳位 高齢期

 ※人間族の66歳~の見た目※


 平均寿命は、1500歳。これは、帝国によって

 大量に虐殺されたからだね。


 本来の平均寿命

 1800歳~2000歳 アバウト



高位樹人族(ハイエルフ)】の寿命と成長過程


 誕生~20歳 幼児期


 21歳~40歳 幼少期


 41歳~60歳 児童期


 61歳~80歳 多感期


 81歳~200歳 見習い期


 ※ここまでが子供時代※

 ※人間族の20歳と見た目が同じになるのは、

               150歳頃~※


 201歳~12万歳 青年期

 ※人間族の21歳~29歳位の見た目※


 12万1歳~14万歳 壮年期

 ※人間族の41歳~の見た目※


 14万1歳~15万歳 高齢期

 ※人間族の66歳~の見た目※


 15万1歳~ 老年期

 ※人間族の85歳~の見た目※


 見目は基本アバウト若い。


 平均寿命

 15万1歳~20万歳 超アバウト



闇樹人族(テネブル)】の寿命と成長過程


 誕生~200歳 幼少期

 ※20歳で、人間族の20歳と見た目は同じ※


 201歳~9000歳 青年期

 ※人間族の21歳~29歳位の見た目※


 9001歳~9500歳 壮年期

 ※人間族の41歳~の見た目※


 9501歳~1万歳 高齢期

 ※人間族の66歳~の見た目※


 1万1歳~ 老年期

 ※人間族の85歳~の見た目※


 平均寿命

 1万2000歳~1万5000歳 アバウト


***********************


......こんな感じで、人間族と比べるとだね。青年期が長いね」


「長いと年月の感覚がアバウトに成るって、何となく分かるんですが、寿命が20万歳ってやっぱり想像が付か無いです」


「あっという間だね」


 実感こもってるなぁ~・・・それもそうか。


「フォルティーナって何歳でしたっけ?」


「女神に年齢を聞いてはいけ無いね。これ基本だね」


 基本って・・・普通って言われるより漠然としてるよなぁ~。


仮に(・・・)夫婦だって言うなら。教えてくださいよ。年齢詐称は問題ですよ。知ら無いって詐称より問題があると思いますよ」


「気になるかね」


 正直そこまで気にしてい無い。気にしたところで、この大きな渦に何かが出来ると思え無い。寧ろ・・・浪漫の方が・・・凝視・・・


「フッ! なるほどだね。あたしは数えた事が無いね。創造神が7の倍数の時に、あたしは創造神の神気から別れ存在したね」


「15億歳以上だって事は確定ですね」


「うんうんだね。たぶんだがね。その10~15倍は存在している気がするね」


「150億~225億歳って凄いブレですよ」


「余りに長い年月だね。コルト下界の時間の感覚ならだね。凡そこの位だね」


「・・・有り余る時間を持て余してしまいそうですよ。230億年の間に良い人は居なかったんですか?」


「多く成ってるね」


「凡その話だし」


 って、150億が225億な訳だし、230億は大した違いでは無いんじゃ。


「断言するね。あたしは純血の女神だね。・・・その為の趣味だね」


 ドヤ顔で純血宣言されても・・・。レミレリラスの短剣もそうだけど、1つの趣味に掛ける時間が長い印象はある。それは確かだ・・・5億年だったけ?


「数億年かけて1つの事を完成させるとかって壮大な趣味を幾つか持ってたんですよね?」


「そうだったね。今度見せると約束していたね。私物の一部が共有になった今こそその時だね」


 時間の概念かぁ~。


「どうしたんですか?」


 視線が少しだけ遠くを捉えた様に見えた。


「やっと来たね。樹人族(エルフ)は時間にルーズだね」


≪パチン


 フォルティーナは、指を鳴らした。フォルティーナの横つまり俺の目の前に、高位樹人族(ハイエルフ)の大長老マリレナ・ハイペリカム様が現れた。


「こんばんは、ロイク様。ここの転送陣は凄いのですね。二段階転位陣だなんて」


「こんばんは、大長老様」


「何を言ってるね。あたしがこっちに召喚したね」


「あっ。これは、気付きませんで、御家族の方がいらしたのですね」


「フッフッフッフだね」


 その顔が問題なんですよぉ~フォルトゥーナ様ぁ~。



「今日は、御招きいただきありがとうございます」


 用事があるって言ったの大長老様だったはずだけど・・・


「ロイク。君はニブチンだね」


「お客様の前で、何突然誹謗中傷してるんですか」


「誉め言葉だね」


「適当な事言わないでください」


「まぁ良いね。良い事を教えるね。マリレナは、人間族で例えるなら26歳(・・・)位だね。ピチピチの生娘だね」


「大長老様と俺って年齢近かったんですね。誕生日はいつですか?」


 高位樹人族(ハイエルフ)って凄いな。・・・いかん、ジロジロ見たら失礼だよね。


「誕生日はぁ~・・・えっとですね・・・忘れちゃいました」


「喋り方の雰囲気が違いませんか?」


あれ(・・)は樹人達用の営業トークみたいな感じですね」


 皆、大変なんだよね。生きるってもっと気楽な感じだと良いのになぁ~。しかし、何か年下・・・瞳が語る大人な感じと可愛らしい容姿。このギャップが魅力的だよなぁ~・・・大人の余裕って重要な要素なのかもな。


「マリレナは、3月10日生まれの84107歳みたいだね」


「分かるのですか?」


「うんうんだね。あたしは神だからね」


「え?」


 驚いた顔なんかメリアさん以上に子供ぽいし。俺って、年上好きだったのか?・・・年上過ぎるか・・・フォルティーナは凡そ200億歳は年上。アルさんは2000歳以上お姉さんだ。マルアスピーは否定するが、彼女は4000歳以上年上なはず。トゥーシェは創造神様公認の嫁って言われてもそんな感じがしないから微妙だ。確か6000万歳位年上だったはず。・・・8万4083歳なら年の差の内に入らないよね・・・何てね。ハハハ。


「知らなかったのかね」


「神様?」


 ふざけて無いでホローするかな。


「大長老様。フォルティーナは、創造神様に次ぐ神格。第2神、運を司る遊びの女神フォルトゥーナって存在の神様なんですよ」


堕落(・・)の・・・あっいえ。遊びや悪戯(・・)の神様・・・」


 堕落。悪戯。シックリ来る象徴だ。


「うんうんだね。・・・ロイク。君には後で神託を与えるね」


「創造神様からの神授で間に合ってるんで、喜んで(・・・)辞退します」


「ロイク様。喜ぶの使い方がおかしい様ですが・・・」


「良いんですよ。いつもこんな感じですから」


「神様とですか?」


「マリレナ。あぁ~君も、気にする事は無いね。同じ立場にある者同士仲良く適当にいくね」


「ですが・・・」


「同じ立場?大長老様も実は神様的な感じだったりするんですか?」


「ぶっ。何を言ってるね。マリレナはロイク。君の・・・。・・・。・・・。(・・)だね」


「貯めましたね。嫁ですか。・・・もう、驚きませんよぉ~。それで、一応家確認しますが、嫁ってあの嫁であってますよね?」


「当然だね。マリレナは創造神からの神授でここに来るように言われたはずだね。公認嫁だね」


「はい。創造神様より啓示をいただきました」


樹人族(エルフ)の皆さんは、創造神様への信仰心が微妙だって報告にありましたよ・・・」


「それは、大繁栄後大没落を経験した樹人族(エルフ)達の話です。私達高位樹人族(ハイエルフ)闇樹人族(テネブル)は、近代に入り誕生した世界創造神創生教(そうせいきょう)とは始めから距離を置いていました。神に対する意識は柔軟なのです」


「創造神様や神々様に柔軟って面白いですね」


「そうですか?」


「・・・それで、啓示ってどんな内容だったんですか?聞いても構いませんか?」


「地下0階の先があるね」


「ありますね」


「その先に行けないね」


「そうですね」


「そこでマリレナとバジリアだね」


「えっと意味が分から無いんで、もう少し詳しくお願いできますか?」


「私が説明します」


「あ、大長老様。ありがとうございます」


「マリレナとお呼びください」


「分かりました。次呼ぶ時からそうします。それで、説明をお願い出来ますか?」


「はい。私達、高位樹人族(ハイエルフ)には、小人族と樹人族と妖精族の遺伝子が存在の中に組み込まれています。そして、闇樹人族(テネブル)には、巨人族と竜人族と魔人族の遺伝子が存在の中に組み込まれています」


「へぇ~。遺伝子って何ですか?」


「創造神が人間種8種族を創造した時の設計図みたいな物だね」


「良く分かりません。凄い話って事ですね」


「そうだね」


「今の話を聞いても、何の事だから全く話が見え無いんですが・・・」


「簡単だね。ロイクが小人族、巨人族、竜人族、魔人族から嫁を探している間に来たる日が来てしまうね」


「は、はぁ~・・・俺って嫁の定義が良く分から無く成ってるんですが、嫁って神授で公認されるものなんですよね?」


「何を言ってるね。自由恋愛。お見合い。強制。略奪。駆け落ち。内縁。何でもあるね」


「何か、聞かない方が良かった気がしてきました。・・・残りの4種族も神授で公認でサクッと、お願い出来ませんかね?」


「ロイク。君は女を何だと思ってるね。神授で、今日から嫁と言われて納得出来る女がいると思うかね」


 それって、マルアスピー以外皆アウトって事なんだけど・・・


「今迄の分はセーフだね」


「都合良過ぎませんか?」


「神は何でも許されるね」


「何でもありですからね」


「そうだね。それにだね。ロイクの願いは既に創造神が叶えているね」


「俺の願いですか?俺って何か創造神様に願いましたか?」


「足りない分をお願いしますって言ったね」


「あぁ~・・・それって願いに入るんですか?」


「何を言ってるね。世の中結婚したい存在は沢山いるね。良い人が見つからず妥協し失敗する存在が多いね」


「何の話をしてるんですか?」


「結婚についてだね。良く聞くね。現在正式な嫁は、アスピー、アル、トゥーシェ、マリレナ、あたし、半分だけバジリア。嫁前の許嫁が、パフパフ、アリス、サラ、テレーズ、メリア、バルサ、カトリーヌ、半分だけバジリアだね」


「それ何時からですか?」


「今日の昼頃の話だね」


「思ったんですが、どうして当事者の俺に毎回神授が無いんですか?」


「簡単な話だね。ロイク。君に直接神授したら面白くないね」


「・・・面白い面白く無いで俺の人生動いてるんですね」


「そうなるね」


「少しは考えてくださいよ」


「大丈夫だね。十分面白い事になってるね。ハッハッハッハッハ」


「笑えませんから」


「ロイク様」


「はい」


「早速、初夜を」


「はぁ?」


「おぉ~良いねぇ良いねぇ~大胆だねぇ~」


「フォルティーナ。知ってましたね」


「当然だね」


「他に知ってる人は誰ですか?」


「フィーラの視察の時に、マリレナを見ていて気付いていたのはだね・・・思うにほぼ全員じゃないかなと思うね」


「気付いた?」


「あからさまだったね。雰囲気も空気も全てが分かり易かったね」


「・・・どういう事ですか?」


「ニブチンだね」


「えっと、マリレナさん。いきなり夫婦とかいきなりそんな感じは流石に抵抗があるので、まずは話をしてお互いもう少し知る時間を作りませんか?」


「ハッハッハッハッハだね。まぁ~まずはそれが良いだろうね。アスピーもアルも2週間近く時間を掛けて詳しく知ったロイクにはち・・・」


「あーあーあー。フォルティーナは何を言い出してるのかな。この部屋暑いですよね。暑いですね。ねぇ~マリレナさん」


「そうですか?夏ですし。こんな感じではないかと」


「そ、そうですよ。夏ですから暑いんですよ」


『ガチャ』


 ゾロゾロと、リビングに入って来る俺の家族達。


「おっ!メアリー見ろよぉーロイクがまた1人女連れこんでるぜぇー。かぁー」


「貴方。父親が冷やかしてどうするの」


「神乳。やっぱりだったかぁっ!」


「フッ。気付いていたかね」


「あたぼぉーよぉっ。伝道師を舐めて貰っちゃー困るってなぁっ!」


≪パチン


 フォルティーナが指を鳴らした。フォルティーナの横に、闇樹人族(テネブル)の長老バジリア・マンジュリカ様が現れた。


「ようこそだね」


「え、あっ?ここの転位陣は凄いのですね」


「君もかね。あたしが召喚したね」


「えっと、貴女は確か・・・」


「バジリア。この御方は、運を司りし遊びの女神フォルトゥーナ。第2神のフォルティーナ様で、ロイク様の妻の1人です。1柱とお呼びした方が良いので・・・」


「何でも良いね」


「適当ですね」


「呼び名であたしは変わったりしないね」


「おぉ~マジかよぉ~。ロイクお前反則だろうっ!何をどうやったら、美少女と美女と神乳極乳爆乳巨乳発育途中なのに巨乳手前・・・創造神様に感謝だなあっ!」


「親父。頼むから話を滅茶苦茶にしないでくれ」


「おう。任せてとけぇい」



 その後、家族会議の中でも更に神聖なる『|第1回・嫁許嫁’s会議よめいいなずけかいぎ』+俺が開催された。


 参加者は、当然、創造神様の神授により公認された女性達である。


 個体レベルが存在する。パフ、アリス、サラ、テレーズ、メリア、バルサ、カトリーヌ、マリレナ、バジリアは、地下0階の先へ進みレベル上げをする。


 トゥーシェは悪気(あっき)。マルアスピー、アル、俺は神気を上げるしか強くなる手段は無く。上がるタイミングは創造神様任せ。。


 フォルティーナは総括マネージャーとしてサポートはするが下界に直接干渉は出来無い。


「フォルティーナ様。ロイク様のお嫁さんはまだ増えるという事でしょうか?」


「パフ。そう言う事になるね。だが、安心するね。たぶんだがだね。もう人間族の嫁は増え無いと思うね」


「そうなのですか?」


「ゼルフォーラ大陸では増え無いね」


「ロイク様」


「はい、何でしょうかアルさん」


「ロイク様の神気が上がる方法なのですが、創造神様の気分だけで無いと思いますよ」


「そうなんですか?」


「はい。眷属を増やすという方法もありますし、神授スキル【Baiser】の効果を上げるという方法もあると思います」


「どっちも簡単に出来る事じゃないですよね?」


「そうかしら。Baiserはそこまで難しい事ではないわ。眷属もあと2柱は可能よね」


「神格は2つ付与出来る資格を持ってますが、Baiserは何をしたら効果が上がるのか良く分かって無いですよ」


「気付いて無かったのね。アルと私のステータスを見て御覧なさい」


「ステータスをですか」


「えぇ」


 フォルティーナは、あのニタニタ顔で俺を見ていた。

ありがとうございました。

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