8-100 来る日に悔しいかな目途が立った ①+②
大天姫神様と華南姫神によるフォルティーナへの説教タイムは無駄に・・・。
完全に無駄になったとも言い切れず・・・まぁー何と言うか。そんなこんなで来月二十三日の十四時頃(正午少し前)から日が変わる頃(次の日になる)まで「分かったね、ロイク、君の指示通りに動いてやるね。だがしかしだね、忘れて貰っては困るね、良いかね腹の足しにもならない感謝の言葉は要らないね、誠意ようは世の中金だね・・・このくらいは欲しいところだね、どうかね。貴重極まるアタシの半日を手に入れられる奇跡がたったこれっぽっちの金額で手に入るね」と金を対価に言質が取れたと言うか約束して貰えただけでも時間を割いた甲斐があったと思うことにした。
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話し合いが終わり祖神様方とフレアリース様と梅様と竹様と蘭様と菊様とchefアランギー様とクロコダイアン様とフォルティーナがリビングルームを後にした。
初めから緊張感など全く無かったが大いに解放された空気の中、リビングルームに残された。
遊狐様、悪狼神様、フラン様、エリウス、サンドラさん、エルネスティーネさん、カトリーヌさん、メリアさん、バルサさん、テレーズさん、サラさん、アリスさん、パフさん、バジリアさん、マリレナさん、リシュル、トゥーシェ、ロザリークロード様、アルさんと俺。
俺達は大いに愚痴り合っていた。神々様方を中心に・・・。
だってそうだろう。あの途轍もなく長かったジャックポット漬けの日々。六割イヤ八割以上悪狼神様とフラン様のおかげだが俺達が頑張ったからこそアレの神気が解放され来る日に役に立つようになった訳だ。
ジャックポットを回す為に使った金は全て俺持ち。アレが要求したお金も全て俺持ち。宿代と迷惑料まで全て俺持ち。
なのに、来る日に指示通り動くかわりに「家族だけは大切にするとそれなりに有名な女神でもあるね。だから今回は家族割引ありで十兆創造神金貨で手を打ってやるね」って十兆創造神金貨も・・・足元見やがりやがった。
フォルティーナに手伝って貰わないことにはどう転んでも足らない・・・。
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来る日に偶然にもコルトに滞在していたって体で神々様方に要請する予定の、緊急時における神界の上位の理による一方的な相互補助の恩恵だけではどう転んでも足らない・・・。
理の多くほぼ百パーセントが明文化されていないにも関わらず何故か相互補助に関する一部分のみ明文化されていた。それも現実逃避の末に偶然収納の中に入ってることに気が付き目を通す運びとなった創造神様著作の【今日から管理者・第一巻】と銘打った書籍の中で・・・。
本には、観光中の界への干渉は現地の理によって回避不可能であると確定がなされた上で【GMP】一から三の範囲内でのみ現地管理者の下支援或いは協力を例外的に許可する。不干渉不正には神授厳罰を以て処す。と記載されていた。つまり観光地として神々様方を誘致して強かにも偶然を装い守って貰っちゃおう作戦は最初から破綻した計画だった訳だ。
だって・・・仮にだ。神気を一律一行使していただくとする。コルトに三千八百兆柱もの神々様方を来る日に合わせて誘致し滞在して貰う必要がある。神様の方が全人口より多いとか現実離れし過ぎだ。気前良く三行使していただいとしても三分の一、それでも全人口より多いのだから・・・。
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しっかしぃーホント貴女神様は。俺達のことを家族だとか言っておきながら・・・・・・。自分も住んでるくせに・・・・・・。
創造神様からの要請とはいえ、押し付けられたとしか思えない一方的な公認の夫婦とはいえ、渋々だったけど認めてないけど夫として身元を引受けたというのにこの仕打ちはないだろう。
タブレットが「マスターのステータスが更新されました。疑義が生じない為にも今直ぐ確認してください」って言うから確認したら・・・・・・・・・来る日の切欠作ったのがアレだって。
フォルティーナが原因だって知ってしまった瞬間だった。読んでる時にタイミング良く対価を要求されブチ切れそうになりながらも、足らない足らない足らないから我慢我慢コイツが居ないとマジで神気が足らないからコルトが終わってしまうから我慢しろ心を無にしろ俺っ!! 心を・・・無に・・・って頑張った俺・・・。
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一旦は落ち着くことができたが、再燃するくらいは許して欲しい。
原因になったアレが責任を取って然るべきだと考える俺が間違っているとは思えない。
間違いなく被害者側に居るはずなのに加害者側にお金を渡して問題を解決して貰う・・・この要求、絶対に返ってこないのに立て替えたお金以上にムカつくのですが気のせいですかね。
貴重な時間をありがとうございました。




