表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このKissは、嵐の予感。(仮)   作者: 諏訪弘
ー来る日編ー(本編開始ちょっと前=真の序章)
1129/1227

8-086 歪みの深刻度・メア亜下界

 三つある間の一つ(カンガ)みの間が使えないだけで魂の列が凄いことになってしまっているようだが、歪みという一点のみで考えた場合冥下界は後回しにして問題ない。来月の二十四日(コルト下界の時の理)以降は嫌でも事後処理で忙しくなるから。・・・無事だったらだけど。


 アンガーレム様には申し訳ないが今というか当面の間は冥の深淵の方で・・・。


 水も食料も睡眠も必要ない疲れ知らずの魂の皆さんには申し訳ないけれどもう少しだけ辛抱して貰うとして。循環の正流に戻す際心持良い感じに手心を加えるくらいはありかな・・・ありだよね? 一応管理者な訳だし?


 あれ、今ふと疑問に思ったんだが・・・深淵に残ったメンバーがいる様態で待機組含め俺達皆動き回ってるよな。


 イザーク君、パフさん、アリスさん、サラさん、テレーズさん、バルサさん、メリアさん、カトリーヌさん、エルネスティーネさん、サンドラさん、父バイル一応人間種(ヒューム)達を適当に順次視界に入れ状況を確認する。


 うん、動いてる。・・・俺達が深淵に滞在している間はコルト下界とか下界の多くは概ね上位の時の理の干渉を受けて時が経過しないから下界の存在は停止した状態になるって話だったよな・・・現に神々様方以外は皆止まってたみたいだし。・・・あん? ・・・俺はこっち側だけどマルアスピー達はあっち側で・・・・・・。


 ・・・、・・・・・・。


 まっいっか。


・・・

・・


 なるほど、サザーランド殿とチヨコ殿から話を聞く限りでは...... ~。


 メア【亜】下界は前古未曾有の素晴らしい日々が続いている。


 思い当たる近因は三つ。


 一つは、トゥーシェが手を加え常設したメア(亜)下界とコルト下界とを繋いだゲート。


 一つは、ダラットマリエミヤマリテ技工魔導錬金練成連合王国の宮廷筆頭錬金術師トストフララージ・ニコアール・ガングルーヴィーと高嶺の錬金術師ピンクローズのマリリン・ヴェーゲナー様と天地の錬金術師ブルーローズのマクゴナガル・レーベル様と万象の錬金術師イエローローズのマーリン・アンランゲージ様と無学の錬金術師ブラックローズのマグワイア、ライムント・マグワイア様と赤錆の破壊王、血も涙もない血染め(ブラッディ)の薔薇(ローズ)のマルテンシュタイン・マイアー絶対王ことアンガーレム様が開発しメア(亜)下界に設置した悪気(アッキ)の濃度を調整する悪気清浄機(マリスクリーナー)悪気生成器(マリスジェネレーター)


 一つは、俺がメア(亜)下界からコルト下界の域の一つ地下0階(チカレイカイ)に移設封印し直した特異点こと非循環の根源又は戒め。創造神様から届いたメールには二十億年物と書かれていたがメアでもコルトでも微妙に数字が合わないから気にはなっている。


 歪みの影響が殆ど出ていない有難いことじゃないか、後回し最後で問題なしっと。


 そうなると問題はメア(亜)下界の真の表界魍魎域の方だ。

「何かあれば言って来るか騒ぎ立てるはずだ。平時であるからこそのこの静けさよガッハッハッハッハ」

 安直な人代表のサザーランド殿は笑っていたが・・・魍魎域は滅茶苦茶広い。それこそコルト下界より二十七倍も広い悪魔域より六十倍も広い。全体の状況を把握し対策を打つにしても救援を求めるにしても動きはかなり重い物になるんじゃ・・・。


 六十倍かぁ~・・・うん?・・・あれれ?


 来る日を無事に乗り切った後って、メア(亜)下界とコルト下界って一つに重なり合うんだよな。小さなコルトが表界の主になるって聞いてはいるけど、地図の隅の大海の何処か小さな諸島扱いとかに・・・強ち無いとも言い切れないような・・・今は考えるの止めとこっと。

貴重な時間をありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ