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僕の道  作者: 安達 彰敏
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(上、僕の生きる道)

ふと通勤中に電車の窓に貼ってあるこのサイトの広告を見つけました。

1度やってみようかな?

という興味本位で今回初めて描かせてもらいました!

私自身話作りに携わったこともないので、文脈の違いや話の展開など問題点が様々だと思います。

初心者の下手くそな作品だと思って読んで頂ければ私にとってそれほど嬉しいことはありません!

今後新しく投稿するかはまだ未定ですが、もしも機会ありましたら、チラ見程度でも見つけて頂くと有難いです!

人々が多く集まる場所心斎橋。

アメ村ではしゃぐ若者、商店街を歩くご老人、目的は様々であろう…

そんな1人では訪れる事の無い場所心斎橋で、安田は今日も仕事をしていた。

安田がこの会社に入ってから早二年弱、半年前に受けた人事異動も大分前であるかの様に、大分こちらの仕事に慣れて来た頃である。

安田は現在某大手酒販会社に勤めてる。

今でこそ仕事になれ、少しばかり仕事が好きになった方であるが、彼は当初この仕事を望んでいなかった。

中学の時から学年でも下の方で、五教科合計200点を切ることもしばしば…

個人的には偏差値50ぐらいの高校に行きたかったが、そんなものは夢のまた夢であり、偏差値40ぐらいの高校に入学したのである。

高校を出て、大学と社会人どちらを取るかと考えた時、自分の学力で大学は厳しいと思い就職を選んだ。

高校の進路指導の時に進路部長より

「どうしてこの会社がいいの?」

と聞かれた際

「お客さんとお話が出来る所がいいと思ったのでここを選びました!」

と応えていた。

だが、それは表向きの答えなのであった。

小学生の頃から大手会社に就職したかった安田。

鉄道が好きだった事もあり、第一希望は某大手鉄道会社を希望し試験「受けたもののあえなく失敗。

第二希望で某大飲料水会社に履歴書を提出するも定員オーバーだと言われた。

彼の中ではこの段階でかなり追い詰められていたのである。

『もうどこでもいい。仕事に就きたい』

と思うようになった結果、この仕事に行き着いたのである。

酒販店の仕事だけあって体力仕事の長時間労働ではあったが、人間関係は良く、得意先とのコミュニケーションも取れる方ではあったため苦ではなかった。仕事の出来なさと営業力の無さを除いて…

「安田、お前またいらん事したやろ?」

「すいません」

「これ何回目やねん。いい加減わかれよ。」

「すいません」

係長の罵声が飛ぶ。

謝罪の王様…

とでも呼べばいいのだろうか?

怒られるとすいませんの一点張り。

当時から怒られるとすぐ「すいません」と言うのが口癖のようになっていた。

「みんなちゃんとしてるねんからさ」

「すいません」

「すいません」

「すいません」

………

……


「…だ」

「安田!」

ふと気がつくとそこは居酒屋であった。

そう、今は友人共々と呑み会に来ているのだ。

「お前また寝てたやろ」

「あれ?バレてた?」

「バレるやろ」

「そっか〜」

「先輩、まだ30分しか経ってないですよ!」

「ごめんごめん」

日々何気無い会話ではあるが、このような雑談で友人と話す時が一番楽しいと安田は実感している。

今日は安田も含めて四人で呑み会をしている。

小学校の頃からの付き合いである、大山伸志と滝川大輝、それから弟の正彦、そして安田紀之の四人である。

安田はコップに入ったソーダ割りの梅酒を飲み干し別の話を切り出した。

「最近仕事が遅出ばっかりで全然練習行けてないわ〜」

「仕事飛んでこいよ〜」

「無理があるな」

「用事あるんで先帰りますって」

「会社飛ぶやん!」

「それはお前の権力でなんとかしろよ!」

「出来る事ならやってる」

練習とは卓球のことである。

安田を含め四人とらも卓球をしている。

運動やスポーツは不器用ながら楽しむタイプだが、中学生の頃に大山に誘われた事をきっかけに始めた卓球は、まだ他の人よりも出来る方であった。

現在大山は大学、滝川兄弟は同様に社会人ではあるが、三人とも安田の二倍以上の実力差はある。

安田自身も強くない事は分かっているが、趣味の一環として続けている。

「お前はもっと練習しなあかん、練習したらもっと強くなるよ!」

「ありがとう!出来る限り練習行くから!」

そんな何気ない会話で今日の呑み会も、ベロベロに酔った誰かを含め全員が楽しんだのであった。


日曜日。

それは安田の仕事が休みの日。

本社勤務では日曜配送というものがあったが、今の部署は日・祝が休みなのである。

休みの安田が自転車で向かったのは、自宅から自転車で十五分の集合住宅。

ここである人と待ち合わせをしている。

「のり〜!」

待ち始めてから五分後にやって来たのは一人の女の子だった。

彼女の名前は崎玲子、単刀直入に言うと、安田の彼女である。

二人は同じ二階門高校の生徒であった。

きっかけは高校二年の時である。

高校時代安田が一番仲の良かった金子勇大と、金子の彼女が男女含めてカラオケに誘ったことがきっかけである。

安田も崎もお互い初対面であまり話す事も無かったが、3年に上がり学科の授業で一緒になってからはよく話すようになり、出会ってから3ヶ月後に付き合う事になった。

現在では交際を始めて早約2年である。

「今日はどこ行くん?」

「俺的には一択やと思ってるけど?」

「あそこ?」

「恐らく思ってるところは一緒やと思う」

………

……

「と、とりあえず行こか!」

その言葉で向かったのは、某カラオケ店であった。

お互い趣味思考の違いが多いが、カラオケだけは2人揃って被る存在であり、お互いが楽しめる娯楽であり、2人にとってはデートとして成立するものである。

90.92.91.…

崎はこんな点数ばかりとる。

どのジャンルでも、歌い慣れた曲ではいつもそうだ。

方や安田はどう頑張っても90点を超える事はない…

「のりの歌う曲は難しいからしゃあないよ!」

崎はこのフォローを1日数回入れてくれる。

確かに大山や滝川とカラオケに行っても

「お前の曲は難しいねん」

「もっと簡単な曲探せばいいやん」

と言われる。

それもそのはず、安田自身点数の出るバラードはあまり歌わないようにしているからだ。

安田曰く

深夜カラオケでバラードを歌えば、自分も他の人も眠くなるからあまり好きじゃない

と言う理由らしい。

そんな安田だが、誰とカラオケに行っても必ず歌う曲がある。

湘南乃風の純恋歌である。

この曲は安田にとって並々ならぬ想いがある。

安田にとって崎の存在は

大親友の彼女の連れであり、優しい笑顔に癒されて惚れた存在で、守りたい女だと思って出来た初めての彼女

だからである。

故に安田は必ずカラオケでこの曲を歌うようにしている。

点数ではなく気持ちでは他の誰よりもこもった歌で歌い上げるのだ。

崎も負けじと恋愛バラード曲を入れる。

2人にとってカラオケは

2人きりで居られる、特別な場所であるのだった。


土曜日出勤が多い安田は、変わりに平日のお休みを貰うこともある。

安田は、1人の休み方も様々である。

趣味の鉄道撮影に一日中費やしたり、サイクリングで片道30キロの道を往復したり、家でゲームをしてたりと多趣味である。

今日は安田だけでなく滝川も休みで、かつ大山も授業が無しと見事に揃った日であった。

「今日どうするん?」

「そんなん一択やん!」

「同じく!」

「了解」

と3人一致で向かったのは某パチンコ店である。

パチンコは社会人になってからの娯楽として1つ増えたものである。

当初頑固拒否をしていた安田だが、滝川に連れられ1度行ったことをきっかけにはまってしまったのである。

お金に余裕がある時は大抵3人で並び打ちをする。

勝ち負けに問わず、好きな台を打ちたい

と考える安田は、ほぼ大抵同じパチスロ席に座る。

パチンコではなくスロットに座るのは安田自身がパチンコを打つと寝てしまうからである。

故に、安田が1番勝ち負けが酷いのである。

勝ち負けの差がプラマイ5万を超える日もしばしばある。

それでも辞めないのはハマってしまったからであろう。

だがどれだけ負けても絶望はしなかった。

あくまでもパチンコに関してはポジティブに考えるタイプなのだ。

朝から座って約3時間、終わってみれば

安田2万5千負け、大山3万勝ち、滝川2万勝ち

の結果となった。

そしてこのパターンになると大山と滝川は安田に飯を奢る。

「今日も楽しかったわ〜」

大山が麺を啜りながら言った。

「いいよいいよ俺も次回勝つから」

「お前の座り方ではまず勝つのは無理やで」

その滝川の言葉が心に刺さることもある。

楽しければそれでいい

それが安田のモットーであった。

「どれだけメーターが悪くても打てたらいい!」

その言葉を言いながら最後のスープを完食したのであった。


こうした充実した社会人生活を送っていた安田が、人生の終着駅へのトンネルに差し掛かったのは数日後のことであった。

今作はフィクションです。

実際に登場するものと掲載が違うことがありますが、予めご了承ください。

また、この話はまだ続きます。

いつになるかわかりませんが続編を書く予定にしてますので、今後ともよろしくお願い致します!

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