帝都
変わらないものなんてあると思うかい?変わることに抵抗は無いのかい?変わる勇気が君にあるかい?変わらない彼女を受け入れられるかい?変わる君は変わらない彼女を受け入れる勇気と自信があるかい?答えが聞きたいだけさ答えが知りたいだけさ答えを聞きたいだけさ答えを知りたいだけさ疚しいことも疾しいことも下心も何もないさ応えてくれないか。うるさいよしつこいようるさいなしつこいな当たり前だろう僕は彼女を受け入れる勇気と自信があるさ答えを聞かせてやったよ答えを知らせてやったよ満足だろ十分だろ文句ないだろ充分だろ。そうだね十分だそうだよ充分さありがとうじゃあ次の質問だ君には停滞する勇気はあるかい?抵抗する勇気が君にはあるかい?決まってるさそんなことくらい怖いさ恐いさ恐ろしいさけれど全てが彼女のためなら僕は喜んでそれを受け入れるよだから僕は―停滞と引き換えにアンタを殺してやるよ。
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[帝都・ノーマライス]―[フレア大通り]
「また停滞者か、、、」僕は一人、佇んでいた。そこはフレア大通りの真ん中。ど真ん中。[停滞者]が現れた。
[停滞者]―それは、数十年前に突如現れた異形の総称。人々はそれを忌み嫌い、避けた。何故なら。停滞者に目を付けられた者は必ず、[死んでしまう]からである。しかし、それは少し前の話である。現在は停滞者に対抗するための軍隊が組織されている。人々はそれを停滞者の対称と位置付けて、[進行軍]と呼称した。その[進行軍]、第一部隊長。即ち僕は、停滞者と相対していた。そして、僕は―[灼熱演舞]と言って。刀ではなく、鉄扇を二つ構える。そして鉄扇に魔力を送り込み、突進して来る停滞者に、こちらから走り、近付く。停滞者が僕を捉えようと腕を伸ばす。それを開いた鉄扇で弾き、魔力によって発火した鉄扇を相手の腹部に突き立てる。それに対して停滞者はすかさず後退する。僕はそれを深追いはしない。[狙撃]鉄扇に再び魔力を込めて、停滞者に向けてダーツの様に投げる。停滞者の急所―即ち、頭部に当てた。
この時の僕は、何も知らなかったのだ。まさか僕が殺したせいであんなことになるなんて。
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TO BE CONTINUED.......