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Night  ~Eternal friendship~  作者: karuno104
第18話「気を抜いたら負けるぞ、今回」
114/119

18-4 相棒は苦労人

 まず狙うのは一番遠い位置にいる真ん中のやつ。理由は、そいつだけさっきからまったく攻撃してきてないから。もしかしたらリーダーかもしれない。だとすれば、真っ先に倒すべきだろう。


 一秒後には目の前に着いた俺に、ようやく動き出したリーダー(仮)が数本の枝を突き出してくる。

 だが、俺を捉えるには速さが足りない。


 余裕ですり抜けた俺は、勢い付けたそのままでノーガードの本体に跳び蹴りを食らわせた。ひとまず肉体強化を二割くらいにしといたのだが――


 あっやばい、と思った時にはもう遅く。

 リーダーは吹っ飛んで奥の壁に激突した。そのまま突き破ったらどうしようかと焦ったが、わずかにめり込んだところで止まった。あぶねー。


 いやー……マジか。これでもダメか。もっと力抜かないとダメか。

 いっそ肉体強化を使わずに戦う……?

 ――いや、そうすると今度は枝のスピードについていけない。それに本体の硬さてきに、強化無しでダメージを与えられるとは思えない。


 だから、吹っ飛んだとはいえ、リーダーも倒せたかどうかはわからない。本体が抉れたわけでも、砕け散ったわけでもないし。見た目が木だからわかりにくいんだよな。


 ゆえに確認しに行きたいのだが。

 左右にいる二体からすげー殺意を向けられている。

 リーダーを攻撃されて怒ったのかもしれない。


 左右の二体は突然枝先で刺すことを止め、代わりに伸ばした枝たちをムチのように乱雑に振り回し始めた。

 相変わらずのスピードで暴れているというのに、枝がぶつかり合うことがない。左右で違う動きをしているのに、である。器用に互いを避け、俺と矢鏡のみに当たるよう動いている。


 さすがにこれを避けるのは容易ではない。斬ったところですぐ伸びるし。俺は伏せたり跳んだり宙で身を捻ったりうまいこと枝を足場に使ったりして、四方八方からの薙ぎ払いをギリギリ躱していく。


 なぜギリギリかって? そうじゃないと別の枝に当たるからだよ。


 しかも攻撃方法が変わってから土煙が立ちまくって視界がめちゃくちゃ悪くなった。視界に頼らずにこの猛攻を避け続けるのはけっこう疲れるけど、砂で目つぶしされては困るので仕方なく目を閉じる。

 いっそ枝にしがみついた方が楽かも――と思ったが、気持ち悪くなりそうだから止めた。


 しかしこのまま避け続けるわけにもいかない。

 倒しにいきたいが……問題はどうやって攻撃するか。


 ふと薄目で後方を見れば、矢鏡も跳んだり杖で弾いたりしながら回避に専念している様子。ドア付近にいるのはかえって危ないと判断したのか、徐々にこちらに近付いて来ている。


 ――お、目が合った。


 すると、俺に見えるよう立てた人差し指をビッと横に倒す矢鏡。

 それの意味はたしか……『離れろ』だ。


「りょーかい」


 小さく呟いて早速行動。

 左右から向かってきていた枝の連撃を回転しながら斬り飛ばし、地を蹴って五メートルほど高く跳ぶ。

 斬られた枝はすぐに伸び、別の枝が俺に向かうその前に、


「〝ルヴァ・ルズ〟」


 静かに矢鏡が言った瞬間。

 ガラスにひびが入るような音と共に冷風が吹き抜け、俺と矢鏡を除くすべてが凍結、室内が白銀の世界へと変わった。おぉすげぇ!


「華月!」


「おう!」


 俺は着地と同時に全速力で走り出す。狙うは最も近い、入り口から見て右のやつ。

 温度が急激に下がり、壁も床も氷になったが問題ない。氷像と化した枝を避けるため、身を低くしつつ滑るように駆け抜ける。

 空いている右手を握り締め、本体に到着する寸前――敵を覆っていた氷が瞬時に溶けた。矢鏡が溶かすわけがないので、恐らくなんらかの術を使ったのだろう。


 だがもう遅い。

 枝が再び動き出すより早く、本体に拳を叩き込む!

 今回の強化は四割ほど。だが壁を破る心配はない。

 何故なら、矢鏡のさっきの術により、敵の真後ろには分厚すぎる氷のクッションができているからだ。


 威力と衝撃により深く抉れたそいつは根を引き千切りながら吹っ飛んで、分厚い氷へめり込んだ。内側から黒い液体がぶしゃあっと飛び散り、頭上の枝がどさりと地に落ちる。


 よし一体目撃破!


「ナイス矢鏡!」


 振り向いてグッジョブサインを送る俺。

 しかし、浮かべた笑みはすぐに消えた。




 ヅィ




 耳障りな音が響く。

 途端、おかしなことが起こった。


 矢鏡が目を見開き、杖から手を放したのだ。


 杖が傾くわずかな間に、解凍済みの二体目が俺の方に複数の枝を伸ばす。俺は反射的に高く跳んで躱し、枝は一体目の死体に深々と突き刺さる――と、二体目は即座に左に振り抜いた。


 ハンマー投げのごとく投げ放たれた巨体が地面を削り、転がっていた諸々を弾き飛ばし、矢鏡の氷をも砕いて反対側の壁に激突した。

 ――間違いなく矢鏡を巻き込んで。


「え?」


 俺の頭を混乱させるには十分すぎた。

 だっておかしいから。

 見間違いだと思うほどに。


 確かに敵は速い。今の投擲も速かった。

 でもそれは、さっきまでと変わらない。枝のスピードと変わらない。

 今まで避けていたじゃないか。



 なのに、なんで?

 なんで、動かなかった?



 巨体は土壁を破りはしなかったが、派手に崩れさせてはいる。それほどの威力があったってことだ。

 それを、あいつはまともに喰らった。

 普通の人間なら間違いなく死ぬ。

 ノエルサーガなら無傷で済んでいるだろう。

 じゃあ、あいつは?


「――っ!」


 視界の端で動くモノがある。

 リーダーだ。やっぱり倒せていなかった。


 リーダーは頭上の枝を半分以上縮ませて、地響きを立てながら根の方から地面に潜っていく。また下から攻撃してくるつもりかもしれない。

 見れば二体目も一体目から引き抜いた枝を俺に向けている。

 矢鏡の無事を確認したいが、やつらをどうにかしないと無理そうだ。


 俺は宙で身を捻り二体目の突き刺し攻撃から逃れると、その枝を足場にしてリーダーの方へ跳ぶ。潜られたら攻撃しにくくなるからな。

 だが、直後に二体目から伸びてきた複数の枝が正面を塞ぎ、また別の枝が上から振り下ろされる。正面の枝を斬れば、発生する風圧でわずかに減速したところを叩き落とされるだろう。


 ゆえに仕方なく正面の枝に着地、真上まで迫っていた枝を斬り飛ばした。

 その数秒の間にリーダーは完全に潜ってしまった。不思議なことに、その場には大穴が残っている。現れた時は塞いでいたのに。

 なにかあるのかもしれないが、考えるのは後だ。


 仕方ないので標的変更。八方からの突き刺し攻撃を余裕ですり抜け、天井と壁と柱を飛び移って二体目に向かう。むろん移動していない二体目の後ろにも氷の壁がある。

 全速力で枝を振り切って、躊躇うことなく本体を殴った。

 一体目と同じように氷にめり込み、黒い液体を散らしながら倒れる二体目。

 残るはリーダーのみ。

 リーダーが残した大穴の淵に立ち、近くにいるような気配はしないが、念のため警戒しながらのぞき込む。

 暗い穴は縦に続き、途中から正面――次の扉の方へ曲がっていた。


「もしかして…………逃げた?」


 二体目が邪魔してきたのはリーダーと協力して俺を倒すためだと思っていたが……逃がすためだったのか。だとしたら、後を追わないとまずいだろう。

 とはいえ、逃げたなら先に矢鏡だ。

 助けに向かうべく、俺はくるっと踵を返し――


 ボッ!


 途端、床から突き出た氷柱によって打ち上げられた一体目の死体が再び宙を飛び、放物線を描いて離れた床の上にドゴォッと落ちる。

 すぐさま砕け散った氷柱の欠片が舞う中で、壁と氷の破片を踏みながら歩み出てくる影ひとつ。


「矢鏡! よかった、無事だっ…………ぶじぃ……じゃ、ないな……大丈夫か?」


 刀を消して駆け寄り見れば、矢鏡は平然とした様子で立ってはいるが、頭からだらだらと流れてる血が右目を塞いでいるし、左肩からもぼたぼたと血が垂れている。どう見ても救急車呼ぶレベルの怪我である。


 でも生きててよかった……


 ほっと胸を撫で下ろすと、矢鏡はいつもの無表情を俺に向け、


「少し切れただけだ、問題ない。

 すまないが、治してくれないか?」


「あ、うん。つか、謝るなよそんなので。言われなくても治すし」


 答えながら片手をかざして<回復>をかける。

 すぐに傷は完治したが、肌を染める血は消えはしない。

 矢鏡は現したタオルで雑に拭い、タオルを消すと近くに転がっていた自分の杖を拾ってすぐに消した。服もだいぶ血で汚れていたため、気を利かせて俺が後ろを向いている間に、物質召喚を使って新品に戻す。マジでこれ便利。

 着替え終わった合図を待ってから俺は振り返り、


「悪い、一体逃した。

 それでそのー……何が起こったかわかる?

 なんで杖を落としたのかとか、なんで避けなかったのかとか。

 避けられなかったとか、わざと避けなかったわけじゃないだろ? さすがに」


 問えば矢鏡は腕を組み、やや悩んだのちに眉をひそめる。


「……あの時、急に全身から力が抜けた。麻痺、だと思う」


「え。お前まさか、病弱って話マジだったの?」


「そんなわけないだろ。あくまで作った設定、真っ赤な嘘だよ。

 ――恐らくあいつらの術だろう」


「そういやあの時、変な音がしてたな。聞きたくないタイプの嫌な音。

 なんだっけな……『で』? 『ぢゃ』? 『びょ』?」


 短かかったのは覚えてるんだが……だめだわからん。

 聞けば矢鏡には聞こえなかったらしい。


「きっとそれがトリガーだな。次は気を付ける」


 キリッとした顔(多分)でそう言った矢鏡は、続いて首をわずかに傾け、


「因みに華月は平気だったのか?」


「おう。なんともなかった」


「……ということは、術は一人を対象とするものかもしれないな。華月の耐性が高すぎるおかげ、という可能性もあるが」


「耐性……そういや、フィルも言ってたなぁ。俺の体は特殊すぎるって。そういう意味でも強いのか俺は」


「誇っているところ悪いけど、その点においては過信するなよ。

 君の体が特殊だから、術でも薬でも、一般人に効くものが効きにくかったりするだけで、逆に君だけにやたら効果があったりもする。あと睡眠薬なんかは普通に効く。

 なのに、エルナは『自分に効くものはあまり無いから』と言って、毎度毎度何も警戒せずに敵陣に突っ込んでいくんだ。おかげで何度敵に捕まっていたことか。

 ――頼むから華月はそうはならないでくれ」


 じとー、という効果音が聞こえてきそうな目で見てくる。


「…………もしかして説教タイム戻ってきた?

 さっきは矢鏡との友情が深まったなーって俺は思ってたけど、矢鏡の中では俺は友達じゃなくて『手のかかる子ども』みたいな扱いだったりする?」


「『手のかかる』は否定しない」


 きっぱりとそれだけ言うと、矢鏡は次のドアに向かって行く。地面に散らばるいろんなものを踏みながら、または避けながら。

 すたすた進むその背を眺め、


「え、子どもの方は? 実は友達だと思ってたの俺だけ?

 俺友達いたことなかったから、どこから友達なのかわからないんだよな……」


 首を傾げて呟いた後、俺は慌てて後を追う。


 まぁでも、友達第一号であるフィルは言葉で『友達』だって言ってくれたから分かったけど……矢鏡とはそういうやり取りしてないしな。そもそも矢鏡はなんかの説明とか事務的なこと以外ほとんど喋らないし。友達ではないと思われてても不思議じゃないか。

 ……頼もしい相棒、とは思ってるっぽいからそれで良しとしよう。


「じゃ、俺は勝手にお前を友達だと思うことにする」


「……どういう自己完結したのか想像つくけど……

 俺も友達だと思ってるよ。あと相棒」


 いつもの無表情かつ抑揚のない声でそう返ってきた。

 ちゃんと〝友達〟だと思われてた。なんかごめん。


 それから間もなく俺たちはリーダーが開けた大穴の淵に着き、一度穴の中をのぞき込んだ矢鏡は俺に視線を移すと、


「話を戻すが――

 相手の術がどんなものか、まだ予測がつかないから……次は君も麻痺するかもしれない、と頭に入れておいてくれ」


「わかってるよ。油断すんなってことだろ?」


 四ミリほど頭を上下に動かして頷く矢鏡。

 俺も大穴をのぞき込む。

 穴の深さはおよそ二階建ての家くらい。その後ゆるやかに曲がっている。こんな状況じゃなければ『巨大滑り台だー』とか言って楽しんでいたかもしれない。

 俺は横目で矢鏡を見やり、


「で、どうする? 俺はこの穴に降りて逃げた奴を追った方がいいと思うけど」


「経験上でも逃がして良いことは無い。君が言うなら尚更な。

 危険ではあるが、華月がいるし、なんとかなるだろ」


 淡々と言いながら手に通信機を現わす矢鏡。

 会話は聞こえないが、呼び出したのは多分アサギ。

 矢鏡はここにいた幻獣のことと、一体逃がしたこと、これからその後を追うことを簡潔にまとめて伝えた。

 アサギたちの方は何事もなかったそうだ。ただ爆発音やら衝撃やら急に扉が氷漬けになったことでアドラさんたちが相当怯えていたという。うん、まぁ、そうだろうな。

 少しして通信を切った矢鏡が入り口を親指で差し、


「ひとまず合流するが……

 アサギ達じゃあの氷はどかせないから、俺は一旦戻る。

 溶かすにしろ砕くにしろ、ここからだとやりにくいし」


「じゃあ俺も行く。待ってるの暇だし」


 決まったところで、二人揃って入り口に向かって歩く。

 せっかくなので、さっきからずーっと気になってたことでも聞こう。


「なぁ矢鏡。いちおー聞くけど……体、本当に大丈夫か?

 怪我は全部治ったはずだけど、めっちゃ血出てたし。確か血は戻らないんだよな?」


「あぁ。〝回復〟は治癒力を急速に高めるだけだからな。失ったものは戻らない。

 でもさっきの怪我なら軽傷の範疇だから気にしなくていいよ」


「え……軽傷……? あれで?」


 どう見てもすぐに病院に運び込まれるレベルだったと思うんだが?

 ポカンとしている俺に、矢鏡はどこか遠くを見るような目を向けてきて。


「良い機会だから話しておく。

 俺はエルナに十三回は殺されている」


「………………は⁉」


 あまりの衝撃に一瞬宇宙が見えた。脳が混乱している模様。

 だが情報を整理する時間をくれる気はないようで、矢鏡は俺に構わず話を続ける。


「瀕死にされたのはその三倍……いや、四倍くらいか。

 エルナは仲間を傷付けることを極端に嫌っていたんだが、俺とノエルだけは例外にしていてな。故意に殺そうとしてくることは無かったが、気を使うことも無かったんだ。

 例えば中に俺がいると知ってるのに敵の要塞を真っ二つに斬って俺を即死させたり、敵陣の中で別行動していたら俺の位置を確認もせずに大技を使って俺を巻き込んだりしていた。

 まぁ殺されてもシンの力ですぐに復活出来てたし、エルナは〝蘇生〟が使えるから、死ななければ治してくれるから問題はなかったし……

 俺とノエルサーガが嫌いだからってわけじゃなく、俺たちの頑丈さを信じていたから本気を出した結果そうなっただけで、他の仲間や人間がいる時は気を遣って本気を出せていなかったから別に良いんだが……痛いものは痛い。

 元々頑丈だったけど、おかげでとてつもなく鍛えられたよ」


 矢鏡が悟りを開いた仙人のように見えるのは……気のせいじゃないかもしれない……

 パニクってたけど、内容が強烈すぎて逆に冷静になって聞けたわ。

 というか俺<蘇生>使えるんだな知らなかった。

 でも、そうか……


「……なんか、ごめん」


「華月が謝ることじゃないよ。

 ただ、そういうところは似ないでくれると助かる」


「あーうん、さすがにそんな危ない奴にはなりたくないよ俺も。

 つか、そんな目に遭っててよく『相方変えて』って言わなかったな」


「回数だけ見れば多く思えるが、長い年月の中だと頻度としては〝たまに〟だし……

 エルナのおかげで強くなれたのは確かだからな。

 それを考えれば、たまに瀕死になるくらいはどうってことない」


「お前すげぇな⁉」


「あと、正直フィルが非人道的だからエルナの方がマシ。

 フィルの怒りに触れると生きたまま解剖されたり、死んだ方が楽と思うほどの実験されたり拷問されたりする。もちろんフィルにも何度も殺されている」


「お前マジですげぇな⁉」


「そういうわけで、君に全力で殴られたり斬られたりするくらいの痛手でなければ耐えられるから、よほどの事でもない限り俺のことは心配しなくていいよ」


 矢鏡は本当になんでもないことのように、まるで天気の話でもしているかのように淡々と言った。


 あんま目立たないなーと思ってたけど、すげー奴だったんだな……

 そして苦労人だったんだな……


 無意味にこくこく頷いて、俺はなるべく優しい微笑みを送る。


「わかった。仲間だし相棒だし、少しは気にするけど……矢鏡を信じるよ」


 そのことばに、矢鏡は嬉しそうに笑みを浮かべた。






 因みに余談だが。

 理由はなんであれ、仲間を殺してしまった主護者はシンに叱られて、場合によっては罰を受けるらしい。無論、心優しいシンが本気で怒るわけがなく、どちらかというとひどく悲しみ、それを見た周りの主護者が主体で叱っていたらしい。罰を与えるのもほぼ周り。


 フィルは矢鏡の他にも何人も仲間を実験体にして死なせたことがあったようだが、その度に『試さないと効果がわからないんだよー。わざとじゃないから許して』と言ってシンをなだめていたとか。但し、どう見てもわざとで悪質だった場合は罰を与えられたらしい。


 フィルのことは好きだし信頼してるけど……ちょっと危ない人だと思ってた方がいいかもしれない。

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