表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

村での生活

今日はここまで!!!続きは明日!!!

一応ダブルチェックはしてるけど変だったらごめんなさい

 村での生活には、思ったより早く慣れた。言葉は完全ではないが、日常の会話なら困らない。村人たちもレンを特別扱いすることはなく、普通の若者として扱っていた。畑仕事を手伝い、薪を割り、水を運ぶ。そんな生活を数日続けるうちに、この村のことも少しずつ分かってきた。小さな村だ。人口は三十人ほど。森と畑だけで成り立っている。だが村人たちは森にあまり入らない。狩りも浅い場所だけだ。ある日、レンは村の男に聞いた。


「森に入らないのか?」

『昔は入ってた、、が今は危ない』

「何かいるのか?」

『よくわからないが獣じゃない。化け物だ』


 レンは森の方を見た。やはり違和感は間違っていない。村人が続ける。


『最近は家畜も消える』

『夜に森が騒がしい』

『だから誰も奥には行かん』


 別の男が言った。


『都市の探索者が調べてるらしい』

「探索者?」

『森を調べる連中だ。めちゃくちゃ強いぞ』


 レンは少し興味を持った。


「都市は遠いのか?」

『歩いて三日ぐらいのところにある大きな街だ』


 その夜、レンは村の外れに立って森を見ていた。夜の森は静かだった。だが静かすぎる。虫の音も鳥の気配も薄い。前世で八十年森を歩いた経験がある。森の音はもっと重なっているはずだ。だがこの森は、どこか空白がある。まるで何かが消えているような静けさだった。レンは小さく息を吐いた。村人が森に入らない理由は分かる。だがレンは逆だった。森に異変があるなら確かめたくなる。狩人の習性だった。だがこの村には情報が少なすぎる。原因も分からない。何がいるのかも分からない。レンは空を見上げた。星がよく見える夜だった。少し考え、結論はすぐに出た。


 翌朝、レンは村長の家に行った。


「都市に行く」


 村長は驚いた顔をする。


『急だな』

「森のことを聞いたんだ。調べてみたい」


 村長は少し考えた。


『探索者になるのか?』

「まだ分からない、、けど都市なら情報がある」


 しばらく沈黙が続く。やがて村長はゆっくり頷いた。


『若い者を止めはしない』

『行くなら気をつけろ』

「分かった」


 村人たちは簡単な食料を持たせてくれた。


『都市は大きいぞ』

『迷うなよ』

『金はあるのか?』

「少し」

『足りなかったら働け』


 レンは笑った。


「そのつもりだよ」


 村を出るとすぐ森の道になる。レンは自然と歩き方を変えた。足音を殺し、周囲を見る。狩人の歩き方だ。森の中を半日ほど進んだ頃、レンは足を止めた。地面に残る跡に気づいたからだ。深い爪跡。土がえぐれている。獣の足跡だが、妙に大きい。普通の猪ではありえない重さだった。レンはしばらく跡を見ていた。


「……なるほど」


 村の男が言っていた化け物。どうやらただの噂ではないらしい。レンは立ち上がった。


「都市か」


 森の異変を調べるなら、まず情報だ。都市には探索者がいる。森を調べる連中だ。ならば話は早い。レンは再び歩き始めた。三日後、その森の異変が、想像以上に大きな問題だと知ることになる。

※この小説は作者の完全な自己満です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ