村での生活
今日はここまで!!!続きは明日!!!
一応ダブルチェックはしてるけど変だったらごめんなさい
村での生活には、思ったより早く慣れた。言葉は完全ではないが、日常の会話なら困らない。村人たちもレンを特別扱いすることはなく、普通の若者として扱っていた。畑仕事を手伝い、薪を割り、水を運ぶ。そんな生活を数日続けるうちに、この村のことも少しずつ分かってきた。小さな村だ。人口は三十人ほど。森と畑だけで成り立っている。だが村人たちは森にあまり入らない。狩りも浅い場所だけだ。ある日、レンは村の男に聞いた。
「森に入らないのか?」
『昔は入ってた、、が今は危ない』
「何かいるのか?」
『よくわからないが獣じゃない。化け物だ』
レンは森の方を見た。やはり違和感は間違っていない。村人が続ける。
『最近は家畜も消える』
『夜に森が騒がしい』
『だから誰も奥には行かん』
別の男が言った。
『都市の探索者が調べてるらしい』
「探索者?」
『森を調べる連中だ。めちゃくちゃ強いぞ』
レンは少し興味を持った。
「都市は遠いのか?」
『歩いて三日ぐらいのところにある大きな街だ』
その夜、レンは村の外れに立って森を見ていた。夜の森は静かだった。だが静かすぎる。虫の音も鳥の気配も薄い。前世で八十年森を歩いた経験がある。森の音はもっと重なっているはずだ。だがこの森は、どこか空白がある。まるで何かが消えているような静けさだった。レンは小さく息を吐いた。村人が森に入らない理由は分かる。だがレンは逆だった。森に異変があるなら確かめたくなる。狩人の習性だった。だがこの村には情報が少なすぎる。原因も分からない。何がいるのかも分からない。レンは空を見上げた。星がよく見える夜だった。少し考え、結論はすぐに出た。
翌朝、レンは村長の家に行った。
「都市に行く」
村長は驚いた顔をする。
『急だな』
「森のことを聞いたんだ。調べてみたい」
村長は少し考えた。
『探索者になるのか?』
「まだ分からない、、けど都市なら情報がある」
しばらく沈黙が続く。やがて村長はゆっくり頷いた。
『若い者を止めはしない』
『行くなら気をつけろ』
「分かった」
村人たちは簡単な食料を持たせてくれた。
『都市は大きいぞ』
『迷うなよ』
『金はあるのか?』
「少し」
『足りなかったら働け』
レンは笑った。
「そのつもりだよ」
村を出るとすぐ森の道になる。レンは自然と歩き方を変えた。足音を殺し、周囲を見る。狩人の歩き方だ。森の中を半日ほど進んだ頃、レンは足を止めた。地面に残る跡に気づいたからだ。深い爪跡。土がえぐれている。獣の足跡だが、妙に大きい。普通の猪ではありえない重さだった。レンはしばらく跡を見ていた。
「……なるほど」
村の男が言っていた化け物。どうやらただの噂ではないらしい。レンは立ち上がった。
「都市か」
森の異変を調べるなら、まず情報だ。都市には探索者がいる。森を調べる連中だ。ならば話は早い。レンは再び歩き始めた。三日後、その森の異変が、想像以上に大きな問題だと知ることになる。
※この小説は作者の完全な自己満です。




