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プロローグ

だいぶ見やすい文章になったと思います!!(思ってるだけ)

がんばって修正して上げれるだけ上げます!

 焚き火の火が、静かに揺れていた。

 夜の山はどこまでも静かで、遠くでフクロウが鳴き、風が木々の枝を揺らしている。


 男は焚き火の前に腰を下ろしていた。


 もう八十を過ぎた身体だ。

 膝は昔のようには動かず、背中も少し曲がっている。


 だが、この空気は好きだった。


 湿った土の匂い。

 枯れ葉の匂い。

 焚き火の煙。


 そして、山の静けさ。


 男は若い頃からずっと狩人だった。


 鹿を追い、猪を仕留め、冬には罠を見回った。

 銃を持つ手も、足跡を読む目も、もう昔ほどではない。


 だが山にいると落ち着いた。


「……長かったな」


 男はぽつりと呟いた。


 山で獣を追っていた若い頃。

 やがて家を建て、子どもを育て、孫が生まれた。


 狩りもした。

 酒も飲んだ。

 山で野営もした。


 やりたいことは、だいたいやった。


 焚き火に薪をくべる。

 ぱちり、と火の粉が弾けた。


 男は空を見上げる。


 冬の空は澄んでいて、星がよく見えた。


「いい夜だ」


 誰に言うでもなく、そう言った。


 少し眠気が来ていた。

 歳を取ると、夜更かしができない。


 焚き火の暖かさが、心地よい。


 男はそのまま目を閉じた。


 痛みもない。

 苦しみもない。


 ただ、少し眠くなっただけだった。


 それが人生の終わりだった。


 静かな大往生。


 ――だが。


 次に目を開けたとき、男は見知らぬ天井を見ていた。


 黒ずんだ梁。

 粗く削られた板。


 知らない匂い。


 身体が妙に軽い。


 手を見る。


 小さい。

 しわがない。


「……?」


 声を出す。


 出てきた声は、知らない声だった。


 周囲の人間が何かを話している。

 だが言葉が分からない。


 異国の言葉だ。


 混乱の中で、男は理解する。


 自分は死んだはずだった。


 だが今ここにいる。


 若い身体で。

 見知らぬ世界で。


 そして数日後。


 村人の一人が、彼の肩を叩いて言った。


「レン」


 それが、この世界での彼の名前だった。

※この小説は作者の完全な自己満です。

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