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初恋は実らない

作者:雪兎
 ”私”は昔から何度も見る夢があった。
 小学校4、5、6年生の時の夢を何度も繰り返して。
 そこに現れてる少年、塚倉修一。小学生男子らしく絡んできて好意を伝えてきた。子供の頃だったの自分自身でも気付けなかった、実らなかった淡い初恋の想い出。

 海外と取引のある企業に勤める文田えいり。ある日同僚との買い物をしている時、ある展示会に行合う。
 えいりは高校時代同級生と付き合い始めた。時に些細ないさかいもあったが、順調に関係を深めていった。
 彼と付き合って本当に良かったと思った時、態度が急変してしまった。連絡が少なくなり、えいりを見る目が冷たくなった。
 掴んで成就した初恋だったが、2年程で終わってしまった。
 えいりは初恋の痛手を引きずるようになってしまい、その後の恋に臆病になってしまう。

 子供の頃の事故が原因で目の光を失ってしまった冬見功介。
 中学生になる直前にドナーが現れ、7年振りに光を取り戻す。功介は7年を埋めるように、大好きな絵を描いた。
 美術科のある高校に進学し、美術部に入る。その写生会の日、功介は不思議な現象に遭遇する。目の前に広がるものと、目に映る光景が違ったのだ。功介は幻のような景色を必死でキャンバスに納めた。
 功介は高校時代付き合った女性が居た。とても気の合う彼女だったが、自分の不安の為に別れを決断する。
 それからしばらくして、またもや功介は不思議な現象を目にする。砂漠にありえない程の雨が降っていた。それは功介にのみ見えており、やはりそれをキャンバスに納めた。その絵が世間に認められ、功介は画壇で取り上げられるようになった。
 しかし、世間は1つの絵しか描けない画家を嘲った。功介自身も気付いていて、筆を折ろうかと悩んだ。
 過去の初恋の喪失によって成功と没落を体験した功介は自身の人生を見失ってしまう。

 私、文田えいり、冬見功介の初恋が破れて苦悩3人だが、自分を見つめ直す事によって再生していく。
2024/09/18 21:01
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