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千と九日より
君が襖絵に憩う暇に、吹上御所にて、安泰の今日が終わりました。
三階の東にて、目一杯の自害が行われます。
敵わずとも一度び修繕は叶いましょうか。
只今、午前三十二分の真只中にありまして、申す無礼はこの先ございません。
子孫は芥を飲み干し酷く非道な事実を忘却します。
しかし従前人は偏頗を認めず、勝者の都合の良い事実だけが本邦に残ります。
いずれ生き返る意思は極わずかであり、また同族の手によってそれらは悪とされます。
故に、九机上制定は國家民たる所以を焼きましょう。