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不幸はいかが  作者: たらず様
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続かぬ明日


昨夜、細君に手紙を書き残したっけーーはて、どのような内容だったかしら。全く思い出せない。

でも、何かの文字が見えたり消えたりーー

ーー嗚呼、駄目だ。どうしても思い出せない。

これは申し訳ない限りだが、一旦返してもらう他ない。

『おい』

『……』

『おい少しいいか』

『……ごめんなさい』

『へ』

『気づけなくて本当にごめんなさい』

俺に謝っている訳ではなさそうだな。

一体誰に……写真? しかも俺の?


ーー嫌な、夢を見た気がする。

眩暈く日差しだ。まぶしい。

そう言えば昨夜、細君に手紙を書き残したっけ。

はて、どのような内容だったかしら。

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