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すると背後から俺の首が絞められる。

 

 遠足当日になった。


 曇り空が広がり雨の心配がややあるけどそれ以上に蒸し暑さが気になる。


 こんな日に歩いて水上公園まで行かないといけないなんて。


 「いや〜楽しみですなぁ〜拙者水上公園なんて初めてでござるよ〜」


 「円堂くんは楽しそうでいいね……」


 俺は蒸し暑さと二人の殺人鬼の恐怖に怯えてるよ。


 すると円堂くんが俺の耳元に近づき。


 「雪殿!安心するでござる!水上公園は基本的に水着に着替えるのでござるよ!確かに今は蒸し暑いでござるが水着で冷たい水を浴びればそんなの気にもならないでごさる!」


 た、確かに。


 「それに女子達の水着……雪殿も見たいであろう?特に美代殿と志保殿の!」


 その一言で俺の脳裏に電気が走った。


 「え、円堂くん!見たい!俺はすごく見たいよ!なんだか急にテンションが上がってきた!」


 志保はともかく美代のあの大きい胸が水着越しで見れるとなると……俺の理性は保てるのか!?


 前に一度スターランドで見たけどあの時もかなりインパクトのある格好だった。


 楽しみだ!楽しみすぎる!


 すると目の前で突然円堂くんが倒れた。


 背後には何やら峰打ちをした構えをしている美代の姿が。


 「え、円堂くん!」


 だめだ……既に意識がない。


 「あれ?メガネくん急に倒れて体調不良かな?残念だけど水上公園には行けないね〜美代が先生に伝えてくるから待っててね〜」


 「え!?今明らかに峰打ちの構えしてたよね!?」


 すると背後から俺の首が絞められる。


 「雪くん……私と言う人が居ながらあんなメガネと楽しく会話してるなんて許せないわよ?雪くんにもちょっと気を失ってもらうかもしれないけど安心して……私が運んであげるから」


 こ、こいつら手を組みやがった!


 普段は相容れないくせに!


 あ、意識が……。


 だんだんと遠のいていった。

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