表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編集 冬花火

ニル・アドミラリィ

作者: 春風 月葉

 私の頭の中には、ありえないことがたくさんある。

 昼に太陽と月が見えるのだから、夜に太陽と月が見えてもいいだろう。

 月に満ち欠けがあるのだから、太陽がかけてもいいだろう。

 そんなありえないで満ちた私の世界は、他の人達から見たら歪で滑稽なものなのだろう。

 想像して何が悪いのかと。

 砂漠に雪が降ってはいけないのだろうか?

 虹色の果実が実る木があってはいけないのだろうか?

 それは他の人の中にあるありえないとは何が違うのだろうか?

 ありえないを想像したことがない人なんていないはずだ。

 尋ねよう。

 ロマンチックな運命の出会いはあってはいけないのか?

 意地悪で嫌いな奴が優しくするのはあってはいけないことなのか?

 私は今日も想像で頭の中を埋める。

 それが悪いことだとは思わない。

 ありえないはいけないことではないのだから。

 お前の頭はお花畑だと父に言われた時もそうだった。

 頭の中に広がる赤い花畑、いいじゃないか。

 きっとそれも美しい。

 ありえない想像は現実を補って余りある充実を与えてくれる。

 今日も私は、ありえる世界の住民を嘲笑うように想像の中で思う。

 ありえない世界は美しい!と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ