表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/36

第7話 初夜

 季人、千春の2人から始まる阿久戸一家。

 ホテルのロイヤルスイートに無賃宿泊決定。

 従業員にバレないようにドアにカギをかける。

 念のため重たい家具でドア前をふさいでおく。


#####


「これでよし。季人ちゃ〜ん、先シャワー入っちゃって〜」


「は〜い」


「着替えはこのガウンを着てね。季人ちゃんが終わったらママが入るから」


「ママもいっしょにどう? その方が早いよ?」


「いやぁね、《《こういうこと》》の前は1人で入るのものよ。お手入れしたいところもあるし」


「こういうこと?」


「しらばっくれちゃって……代償よ♡」


「え?! 今から?!」


「毎日って約束でしょ? それに今日はママがんばったからね、『雷光ヴィレ』撃ったりホテルに侵入したり……補給しなきゃ♡」


「う……そう言われると……」


「でしょ? だったらキレイキレイしてらっしゃい。ママにどこをペロペロされてもいいようにね♡」


「例えばどこ?」


「例えば……ベロの裏っかわ、とか? ほりゃ(ほら)けっきょう(結構)ザラザラひてるでしょお(してるでしょ)? ここに(ここに)|ひょごれがたみゃっちゃうきゃら《汚れが溜まっちゃうから》、|ちゃあんとうぎゃいひなきゃ《ちゃんとうがいしなきゃ》ダメよぉ()?」


「ママのベロ、すっごい長い……ヘビさんみたい」


「ん〜自慢のベロよ♡ これで体液1滴残らずすくい取ってあげるからね♡」


「ひゃ〜」


 30分後、湯上がり季人がガウンを着て出てきた。


「さっぱりした〜久しぶりにお湯なんて浴びたよ」


「大丈夫? 1人で洗えた?」


「うん、ボディーソープとシャンプー間違えた以外は完璧だったよ。うがいもしてベロも洗ったんだから」


「すごいね〜よくできたね〜♡ よしよし」


「エッヘン! どんなもんだい!」


「じゃあママもキレイキレイしてくるから、先にベッドで待っててね〜」


「は〜い」


(ママは今ごろ服を脱いでるんだな。そりゃそうだ、シャワー浴びるんだから)


(ママってスタイルすごいもんね。身長なんて僕の倍くらいありそうだし、手足はシュッとしてるのにお胸とお尻はたゆんたゆんだし)


(そんなママが裸で……)


(……)


 季人は寝室に行くのをやめて脱衣所をのぞく。


(ワンピースも下着もあっちに脱いである……ホントに裸なんだ)


「〜♪〜♪」


(鼻歌なんか歌ってる……キモチイイのかな)


(今どこを洗ってるんだろう……髪? 腕? 脇? 胸の下? それとも……)


(あ、バスルームの扉から中が透けて見える……かも)


(ママ、ママァ……)


 しばらくして。


「さてと、こんなものかしらね」


(あっ?! もう出てくる! マズい、寝室に行かないと!)


(何してんだ僕……ママのシャワーをずっとのぞいてたなんて……よくない、よくないよ)


(えっと確か寝室は……ここだ)


(おっきなベッド。6人くらい横に寝られそう)


(フカフカ越えてモフモフ、カラダが埋もれちゃう)


(今からここでママに代償を……た、体液を……)


「う〜! 緊張してきた〜!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ