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なにが起こっているんだ?

 ネットで中継を見ていた千紗は、その画面が硬直状態にあることを確認した。

 ぱっと見ではネット回線上の遅延と思われるだろう。

 SNSを開いても現在の混乱は漏れ伝わっていない。


 なにが起こっているんだ? というのが千紗の抱いた疑念だった。

 こんな大事、大騒動になっていてもおかしくはない。


 その時、千紗は肩をぽんと叩かれた。


「六華さん!」


 巨人軍のベンチに都知事が。それだけでちょっとした騒ぎだ。


「大丈夫よ。彼女の後釜がいるから」


「彼女?」


「陰陽連の秘蔵っ子、紗理奈の娘がいるからね」


 なにが起こっているんだ?

 改めて思う。

 得意の探知を使ってみると、電波に絡みついている魔力を確認した。

 その根本に目をやる。


 黒髪の美少女が、目を閉じ、扇子を前に差し出しているのが見えた。



+++


 俺は外に出た勢いそのまま、人狼だった男を降ろして駆け始めた。

 辰巳も戦っているはずだ。

 一刻も速く加勢しなければ。


 縮地を使って時短する。

 すると、腹に手をやって蹲っている辰巳と、その背後で口元を抑えている愛と再会した。

 その向かい側にいるのは初老にも見える中年男性。


 先生だ。

 俺は確信していた。


 しかし、あの辰巳に近づくだけでなく一撃を喰らわせるとは。

 侮れない。

 状況的に、そう察していた。


 先生は拳法の構えを取って、呼吸を整えている。



つづく

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