二話 お外
外に出た瞬間私の頭に鋭い激痛が走った。
聞こえる。あの子の声が。嫌やめて私はそんなつもりは
っあの子はそんなことは言わない帰って。あなたは誰なの?
「れい~?」
ふもの声が聞こえて私は我に返った。誰だったんだろうあの子は。まあいいや考えたくない。
「れいだいじょうぶだった?あたまいたいの?」
心配そうな顔をしているふもにこたえる
「大丈夫だよ、さあいこっか。」
顔を上げる。桃色の空、電柱、知らない街の景色。知らない、知らないはずだけど何かを知っている。そんな街に私たちはいた。
どうやらこの部屋はアパートの一室だったようでこのアパートは4階建てのようだ。アパートの外に出たはいいものの何をすればいいかわからない私たちにその子は話しかけてきた。
「すみません。見慣れない顔ですがどなたでしょうか?」
ふりむく。声の主はエメラルドグリーンの左右で長さが違う髪を長い右側を下のほうで結び左の肩までの髪をおろし白い瞳を持ち頭の上に謎の物質を浮かべているようだ。彼女は服装も奇妙だったセ。ーラー服のようなタートルネックの服だがそのそではパーカーのようになっていた。また腕の途中でその服はタグのようなものに縛られている。その上に制服のリボン?のような端となっているマフラーと羽が二枚重なっているような機械調のプリーツスカートを着用しているのだ。これが一番驚いたのだが彼女の足はホログラムのように宙で消えていた。
私はこうかえす
「私は目を覚ましたらここにいました。行く当てもなく困っている状態です。名乗り遅れましたレイと申します。」
彼女はこう返してきた
「おっと私も挨拶を忘れていました私は電子人類のめあと申します。この世界へ落ちてきたもの、人の通称落下人の案内を担当しています。お見受けしたところあなたは落下人のようですね。案内します、ついてきてください。」
そういった彼女の後ろを私たちはついていった。