1話 出会い
私は知らないがどこか見覚えのある部屋で目を覚ました。
「ここ、どこだろう。」
私は一部記憶がないようだ
「えっと、なんでここに?」
下を見ると足元にもふもふがいる
「もふもふ…なにこれ。」
そのもふもふは言葉を発した
「ううん…ねむねむ~」
「しゃべった!」
「ふも?だえ?ここは… おうち」
「えっとふもはふも!すきなごはんはおもち!きらいなことはあついこと! "かいぬし"がいないから探してる…」
その白くてもふもふな生物はそう自己紹介した。戸惑いながらも私は自己紹介をする。
「えっと、私はレイ。よろしくね。ふもちゃん。」
するとふもから突拍子もない質問をされた
「れいはなにをさがしてるの?」
「えっと、なんで私が探し物していると思ったの?」
「え、ここはさがしもののくに。なにかたいせつなものをさがしているひとや、さがされてるもの、ひとがくるんだよ。」
一つ思い当たる節があった
「うーん、じゃあ私は友達を探しているのかな。」
「そっかぁ。」
「もふもふちゃんはここに何日いるの?」
「えっと、ここにはいちにちっていうたんいがないんだよね。そらをみて。」
私は顔を上げそとを見る。窓の外に広がる空は、桃色だった。
「空が、ピンク?」
「そう。そらがいつもぴんくなんだ。」
私はここが現実でないことを知る。だが動かないでいるより動いたほうが良いと感じたのでそう言う
「とりあえずそとにでよう。」