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チハたん<2>

次期主力戦車(チハ相当)への研究をしているけれど、ある程度史実準拠にならざるを得ないなと思う。


落とし所としては、長砲身47/57mm→長砲身75/88mmへ主砲塔の交換っていうのが無難な感じだろう。


36~37年時点で一式四十七粍戦車砲で500mで65mm/1,000mで50mmなら九七式五糎七戦車砲の500mで23mm/1,000mで20mmに比べても十分な性能だろう。


36年制式の英2ポンド砲(40mm)が457.2m(500yd)で52mm/914.4m(1,000yd)で40mmとなっている。


これは40年頃までの英戦車の標準砲であることから考えても十分な数字だと言える。


同様に38年制式の5cmPak500mで57mm/1,000mで44mmと比べても十分だろう。


40年制式の英6ポンド砲(57mm)が500mで112mm/1,000mで89mmであるそれには比べると劣るが、42年頃制式の7.5cm KwK 40 L/48が500mで96mm/1,000mで85mmであるから75mm級だからと言っても必ずしも圧倒的な能力があるわけでもない。


九〇式野砲は500mで約100mm/1,000mで約85mmであるから、実質的には6ポンド砲相当の貫徹性能となる。これは何れもAP弾規準での比較である。


ええい、英帝の6ポンド砲は化け物か。


17ポンド砲(76.2mm)500mで137mm/1,000mで126mmと更に磨きが掛かっている。パンター砲の7.5cm KwK 42(L/70)500mで124mm/1,000mで111mmであるからAPCBC弾同士でも化け物具合が際立つ。


これに対抗するにはケーニヒスティーゲルの8.8 cm KwK 43 L/71のお出ましを願うほかない。500mで217mm/1,000mで193mm。


これ、ぶっちゃけ九〇式野砲を転用した三式七糎半戦車砲II型の出番なくね?6ポンド砲買ってきて、魔改造して口径拡大で17ポンド砲モドキ造ってしまう方が正解のような気がする。


量産効果を考えたら九〇式野砲だろうけれど、純粋に戦車の用兵側やインフラからの要求を考えると砲が軽くて車体重量を節約出来て尚且つ九〇式野砲相当の火力を手に入れることが出来る6ポンド砲の方がメリットが多い・・・・・・。


なんせチヌは無理矢理作ったこともあって、ノーズヘビーで不安定だしね。確かファインモールド社の説明書だったかで砲塔を旋回して砲身を後ろに向けて行軍していたとか見聞きした記憶がある。


そんな間抜けな格好するくらいなら6ポンド砲を受け入れた方が精神衛生上宜しいのではないだろうか。

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