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神ノ遊ビ~神殺しの剣士編~  作者: セドル
序章
1/4

序章 始まり

まったく更新しておらず申し訳ありません。

しかし自分はこれらを書いて少しした後に気づいたのです...

「これ普通に黒歴史レベルじゃないか?」と...

まず書いてみようと思ってやってれば行き当たりばったりでも何とかなるだろーと思い始めましたがこれは流石に...

というわけで暫くの間すでに出ているキャラクターとこれから出てくるキャラクターの設定を一応完成させ、これからプロットを構築...と言うところまで来ました。

数か月、或いは数年かかってしまううかもしれませんが、この文を読んでくれたのなら宝くじの1等が5回連続で当たるんじゃないか位の期待をしながらブックマークしていただけると幸いです。

・・・・・

 剣。

 其れは剣士の鏡。

 其れは強き者のみに扱える代物。

 堕ちたる剣は剣士を弱くし、

 高みを目指す剣士は自身を強くする。

 其の剣を神に届くまでに強くする。

 難しい話ではあるが無理な話ではない。

 力の限り剣を振るい、勝利する。

 「神に届いた剣は俺に届くかな?」














 男は、歩いていた。

 何もない砂漠の道を歩いていた。否、厳密には何も無い訳ではない。魔物。そう呼ばれるものが跋扈しているがゆえに何もないとは言えない。

 それらの魔物は決して弱くはなく、むしろ普通の人間であれば途轍もない脅威だ。しかし、その男には勝てなかった。それも否。同じ土俵に立つこともできていない。自身の間合いに入った魔物全てを一瞬で塵にするその実力。

 人には余るその力。既にこの者は人と思われていない。その剣で、その力で神殺しを為した”悪魔”。

 しかしこの者を知っている人はほとんどいない。人との関わりを断ち、独りで生きて来たからだ。

 男はそれに苦痛を覚えることはない。なぜなら自身は人とは違うと理解していたから。それは傲りではない。自身と関わったもの全てが不幸になってしまうのではないかと心配して独りでいた。

 そう。男は優しかった。魔を断ち、神を切り裂いた男は、人…弱者に対して優しかったのである。

 男に名前はない。捨てた、そして覚えていない。

 神を殺す力。人の身で為せる業ではなかった。男は正真正銘悪魔であった。しかし生まれついて悪魔であった訳ではない。その男は人の身にして喰らった。”地獄”正真正銘地獄そのものを喰らったのだ。

 そしてその地獄の力により男は神殺しを達成する。

 そんな男だが、愛されたことはほとんどない。やはり男にとって大事なものとは、自身の全てを賭するにふさわしい女性であろう。だが男は愛されたことがない。愛したこともない。男に愛を与える者がいるのなら、その時はきっと。

 世 界 す ら 殺 し て い る だ ろ う



・・・・・



 ん?不思議としか思えない状況が目の前で起こり、困惑の色を隠せない男。

 何故その男が困惑したか。それは、目の前に町があったことだ。至って普通な状況だ。普通なら。だがここは聖者喰らいの砂漠と呼ばれているほど恐ろしい場所なのだ。こんなところで生き残っている町などありえない。

 ならば皆そこにいたものは死んでいるのだろう。と考えるであろうが、それはない。男は生に敏感であった。やはり地獄を喰らった影響は大きいのだろうか。そんな男が、ここには生がある。そう確信している。異常だ。強者の気配もない。異常すぎる。だが男は自身がこの世で一番異常なことに気づき落ち着きを取り戻す。

 そういった考えを巡らせていると、町から一人の少女が出て来た様だ。そしてその少女は間違いなく自身に向かってきている。少女に化けて奇襲でもしに来たのだろうか?しかしその少女からは魔の気も、力も感じない。

 では何故だ?答えはすぐにわかった。

 「私の村を助けてください!」

 ?

は?何言ってんだこいつ。(男の心の声)

あ、勿論そういう意味の”?”じゃないですよ。

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