第20部オルドムズ聖帝王国 この世に終末を招来する悪しき国
ここはアースティアラという星
地球とよく似てるけど、異なる宇宙の異なる星。そっくりの太陽系が存在する、しかも惑星の名前も同じだが・・・・・・・ちがう宇宙なのだ
地球人とそっくりの人間たちが住んでいるちがう歴史を持つどこかの異なる宇宙の物語。
かってのオルドムズ王国はいまはもうかっての面影はない。
活気のあった漁港やのどかで牧歌的な農村や有名音楽家を幾人か輩出した雅な中世のたたずまいの残った首都も、いまはもうない。
息を潜めた国民がかろうじて生きる軍事独裁国家『オルドムズ聖帝王国』である。
いま、聖帝を名乗る男 フェトム総統のおぞましい絵姿、写真がいたるところにでかでかと貼られた、殺風景な街である。
彼の信頼する若き天才サイボーグ外科医でもあるメフィス博士は、2年前、エレオノーラの財団のメディカルセンターで1年間、研修医を務めていた。
PS水溶液はもらったが、公益に反する私用にもちいているとして、アレクサンドロス財団からPS水溶液の供給は絶たれていた。
オルドムズ聖帝王国では女性は初潮から出産可能なかぎり、つねに妊娠し出産し続けることを国家への義務として強いていた。
男性は、15歳から兵役に一生涯着くことを国家への義務とされていた。
「NO」はそく、死を意味した。
かって軍事クーデタをおこし王族を国外追放し、国民の生活レベルも教育レベルも高いおだやかなで平和な古い歴史を誇った立憲君主の国を軍事独裁国家にしたフェトム大佐は、その素性も年齢も一切不明の男であった。
全世界に牙むくこの男は・・・・・・・・・・
ついにデス・メッセージが予言した時刻が到来した・・・・・




